2019年11月25日(月) 更新

バイトの面接に電話応募する時の基本マナー

多くの就活生がバイトの面接を電話で応募したことがある

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「バイトの面接に電話で応募したことがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • はい
  • ある
  • あります
  • ない

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「バイトの面接に電話で応募したことがありますか?」

就活生にアンケートをとったところ、ほとんどの学生がバイトの面接を電話で応募したことがあるという結果となりました。アルバイトに申し込む場合、ほとんどが電話で面接の日程を決めることが多いのではないでしょうか。電話でバイトの面接に応募したことない場合は、本記事で電話する際の準備、話し方、留守電の場合の対処法を確認していきましょう。

バイトの面接に電話応募するときの事前準備

バイトの求人に応募する際は、まず電話をするのが一般的です。最近ではネットからも応募できますが、スムーズに面接まで進みたいなら電話での応募をおすすめします。
ただし、求人情報を見ていて「このアルバイトいいな」と思ってすぐに電話をするのは避けるべきです。
バイトに電話で応募する時は、必ず事前の準備を済ませてからかけてください。それが採用されるためのコツです。

バイトの面接は、アポイントをとるための電話をかけるところから始まると考えてください。電話の時点で採用担当者から「非常識な人だ」と判断されると、面接に合格できないでしょう。

応募要項を確認しておく

アルバイトの面接に電話で応募する前に必要な準備を説明します。
まずは応募要項をよく読んでください。応募要項をよく読まずに電話をかけると、募集要項に記載されている内容を質問したり、話がかみ合わないなど、相手を困らせることになります。
必ず応募要項で、仕事内容や勤務時間、時給などの細かい部分まで目を通しておきましょう。電話する時にはメモ用紙とペンの用意を忘れないでください。

電話をかける時間帯にも配慮を

事前の準備が整ったら電話をかけますが、電話をかける時間帯を配慮すると好感を持たれます。こちら側の都合だけで電話をかけるのは、ビジネスシーンにおいてNGになります。相手の都合を考えて、忙しくなさそうな時間帯に電話をかけてください。

ベストなタイミングは始業1時間後やランチタイムの1時間後

飲食店と一般の会社を例にして説明します。飲食店の場合、1日の中でもっとも忙しい時間帯は昼からのランチタイムと夜のディナータイムです。ですからこの2つの時間帯を避けて電話をかけることをおすすめします。ランチタイムの1時間後か、ディナータイムが始まる前にかけましょう。
一般の会社の場合は、始業直後や昼休み前後、始業前後に電話をかけるのは避けけ、始業1時間後や昼食が終わって1時間経ったころがベストです。

電波が良く静かな場所からかけよう

電話をかける環境にも気を遣ってください。携帯電話からかける場合、電波が悪い場所、あるいは駅のホームや交差点などの騒々しい場所からかけると、お互いに声が聞き取りにくくなります。バイトの面接に電話応募する際は、電波が良く、静かな場所からかけましょう。

メールや電話でのマナーを確認する

就活中は、企業にメールを送ることや電話をかける機会が多くあります。これらは、ビジネスマナーをきちんと守ることが大切です。メールや電話のマナーは社会人として必要なスキルでもあるため、就活中から身に付けておくといいでしょう。マナーを身に付けるために目を通しておきたいのが「就活マナーマニュアル」です。就活に必要なマナーが網羅されており、メールや電話のマナーについても詳しく掲載されています。日程調整などのメール例も紹介しているため、確認しておくと役立ちます。 無料でダウンロードして、電話やメールでの失敗をなくしましょう。

相手が電話に出たら?

顔を知らない相手に電話をかける機会は、なかなかありませんよね。バイトの面接に電話で応募する際は緊張すると思いますが、ハキハキと丁寧な言葉遣いで話せば問題ありません。
では、相手が電話に出たら何を話せばよいのでしょうか?

自分の名前をはっきり言ってから用件を伝える

電話応募の際に頭に入れておくべきなのは、電話に出る相手が採用担当者とは限らないということ。相手が電話に出たら自分の名前をはっきりと伝え、採用担当者への取次ぎを依頼します。
採用担当者の名前が分かっていれば、その名前を伝えてください。わからない場合は、「アルバイトの採用担当の方」「ご担当の方」などの言い方をすれば伝わるはずです。以下のような流れがベストです。

相手:はい。株式会社××でございます。
自分:御社のアルバイトの求人情報を見てお電話いたしました、○○と申します。
アルバイトの採用担当の方をお願いできますでしょうか?

採用担当者が電話に出たら、「求人情報を拝見してお電話いたしました、××と申します」と自分の名前をはっきりと伝えます。採用担当者に名前を聞かれてから答えるのはNG。電話をかけたときは自分から名乗るのがマナーですよね。
さらにバイトの面接に応募したくて電話をしたのか、それともバイトに関する質問事項があって電話したのかなど、用件を明確に伝えることを忘れずに。

重要事項は復唱して間違いがないように!

面接に日程や当日の持ち物、採用担当者の連絡先などの重要事項は必ず復唱し、相手に確認してください。聞き間違えた結果、面接の日時を間違えたり、忘れ物をしたりすると応募先に迷惑がかかります。重要事項は必ず復唱して間違いがないように注意しましょう。

電話は先方が切るのを待つのがマナー

用件が済んだら「では○月×日の△△時にお伺いいたします。失礼します」と言って電話を切りますが、自分からではなく、先方が切るのを待つのがマナーです。必ず先方が切るのを確認してから、電話を切ってください。

なお、相手に電話を切る気配がない場合、相手もこちらが切るのを待っている可能性があります。この場合は切ってしまっても大丈夫です。固定電話からかけているときは、受話器を置く時に「ガチャ!」と音を鳴らさないよう、ゆっくり置いてください。

バイトの面接に電話応募する時の会話例

バイトの面接のために電話する時の会話例を紹介します。電話をかける時の参考にしてください。

最初の挨拶例

■「お忙しいところ失礼します。私、○○と申します。アルバイトの求人広告を見てお電話いたしました。ご担当の方はいらっしゃいますでしょうか?」

■「恐れ入ります。私、○○と申します。求人広告を見てお電話させていただきました。まだ募集をしていますでしょうか?」

■「お忙しいところ恐れ入ります。求人広告を見てお電話いたしました、○○と申します。採用担当の◇◇様はお手すきでしょうか?」

会話のやりとり例①

相手:お電話ありがとうございます。株式会社×××でございます。
自分:求人広告を見てお電話しました、○○と申します。
採用担当者様はいらっしゃいますでしょうか?
相手:私が採用担当者の◇◇です。
自分:求人雑誌の「■■」を見てお電話しました。
受付のアルバイトはまだ募集されていますか?
相手:はい、まだ募集中です。
自分:応募したいのですが、学生でも問題はないでしょうか?
相手:問題ありません。ご応募ありがとうございます。面接をさせていただきたいのですが、○月×日の△△時からはいかがでしょうか?
自分:ありがとうございます。○月×日の△△時ですね。お伺いできます。
相手:面接は弊社にて行います。当日は、履歴書と筆記用具をご持参ください。
自分:履歴書と筆記用具ですね。かしこまりました。
相手:ご質問等はありますか?
自分:特にありません。
相手:では当日、お待ちしています。
自分:はい。お忙しい中、ありがとうございました。
当日はよろしくお願いいたします。失礼いたします。
相手:失礼します。

会話のやりとり例②

相手:お電話ありがとうございます。株式会社×××でございます。
自分:お忙しいところ恐れ入ります。アルバイトの求人広告を見てお電話いたしました、○○と申します。アルバイト採用のご担当者様をお願いできますでしょうか?
相手:かしこまりました。少々お待ちください。

相手:お待たせいたしました。採用担当の◇◇です。お電話ありがとうございます。アルバイトへのご応募ということで、よろしいでしょうか?
自分:はい。そうです。
相手:では、面接をさせていただきたいと思います。
ご都合の良い日程はございますか?
自分:○月×日か○日にお伺いしてもよろしいでしょうか?
相手:そうしましたら、○月×日の△△時はいかがでしょうか?
自分:○月×日の△△時ですね。お伺いできます。
相手:では、○月×日の△△時に弊社の新宿オフィスの受付までお越しください。
受付でアルバイトの面接でいらっしゃったと伝えていただけたら、
私が伺います。当日は写真を貼った履歴書をお持ちください。
自分:承知しました。履歴書の他に持ち物などはありませんか?
相手:ありません。履歴書だけで結構です。
自分:かしこまりました。では、○月×日の△△時にお伺いします。
当日はよろしくお願いします。ありがとうございました。
相手:こちらこそ、ご応募ありがとうございました。失礼いたします。
自分:失礼いたします。

電話応募する時によくあるケースの対処法

電話応募する時によくあるケースの対処法を紹介します。電話した時に採用担当者が不在、誰も出ず留守番電話に切り替わったなど、いざという時も焦らず、適切に対処できるようにしておきましょう。

担当者が不在ならいつ戻るかを確認する

電話をした時、バイトの採用担当者がいないというケースは珍しくありません。そのまま電話を切るのではなく、いつ担当者が戻るかを聞いておきましょう。担当者が戻る時間帯にかければ、確実につながりますよね。

留守番電話だったら名前と目的をメッセージに残す

誰も出ず、留守番電話に切り替わることもあるでしょう。定休日や営業時間外にかけると、基本的には留守電に切り替わります。この場合は、名前と目的をメッセージに残してから切ります。何も言わずに電話を切るのは避けた方がベターです。
日時を変えて、再度電話をしてみましょう。

面接日時を忘れたらできるだけ早く電話をしてお詫びと確認

面接日時を忘れたら、できるだけ早くバイトの応募先に電話を入れてください。面接の日時を忘れたと正直に事情を説明し、謝罪をしましょう。その上で正しい面接日時の確認をしてください。
面接日時を忘れたからと、面接に行かないのは絶対にNGですよ。バイトの面接日時が確認できたら、丁寧なお礼も忘れずに伝えてください。

電話が途中で切れたらすぐかけ直す

電波が悪くなくても、電話が途中で切れてしまう時もあります。相手がかけ直してくるのを待つのではなく、自分からかけ直してください。かけ直した時に採用担当者が出れば「申し訳ありません。お電話が急に切れてしまいました。失礼いたしました」と伝えて、話を進めます。電話が途中で切れるのは、特別珍しいことではありませんので、焦らなくても大丈夫ですよ。
採用担当者以外の人が電話に出た場合は、「恐れ入ります。先ほどバイトの面接の件でお電話しました、○○と申します。採用担当者様とお話し中、電話が切れてしまいましたので、お手数ですが◇◇様へのお取次ぎをお願いできますでしょうか?」と丁寧にお願いをしましょう。

バイト応募先からの電話に出られなかった場合

面接などの件について、バイトの応募先から電話がかかってくることもよくあります。志望するバイト先からの電話には、すぐ出るのが望ましいですが、何らかの理由によって出られなかった、という経験をした人はたくさんいるでしょう。

不在着信に気づいたらすぐに電話をかける

志望するバイト先からの不在着信に気づいたら、できるだけ早くかけ直してください。電話に出られなかったことについて、一言謝罪するのを忘れずに。
以下のように伝えれば、問題ないでしょう。

【担当者ではない人が出たら】
「お忙しいところ失礼します。面接のお約束をしている○○と申します。お電話をいただいていたので、折り返しご連絡差し上げました。ご担当の◇◇様にお取次ぎお願いできますでしょうか」

【担当者が出たら】
「恐れ入ります。○○です。先ほどは電話に出られず、申し訳ありません」
「恐れ入ります。○○です。折り返しのご連絡が遅くなり、申し訳ありません」

担当者がわからなければ「アルバイトに応募している○○です」と名乗る

電話番号は志望するバイト先からだけれども、誰がかけてきたのかわからないといったケースもありますよね。電話をかけてきた人がわからなければ、「アルバイトに応募している○○です」と名乗っって用件を言えば、相手に伝わるはずです。 以下の会話例を参考にしてください。 【会話例】 「お忙しいところ失礼します。アルバイトに応募している○○と申します。△時頃にお電話をいただいたので、折り返しご連絡を差し上げました。アルバイトの採用担当者様かと思うのですが、お取次ぎをお願いできますでしょうか?」

バイトの面接に電話応募する時は事前準備と丁寧な言葉遣いを心がけよう

バイトの面接は、電話で応募する時から始っています。電話の事前準備と丁寧な言葉遣いを心がけ、好印象を与えましょう。
敬語は多少間違っても問題ありません。丁寧でハキハキした対応ができるかを電話の相手はチェックしているので、あまり気を張らずに、はっきりと丁寧に話せれば上出来です。

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