2020年06月30日(火) 更新
自己PRで箇条書きを使用してより見やすく魅力的に履歴書を作成するコツ・メリット・注意点【例文あり】
目次
多くの就活生が「自己PR欄」に苦しめられている!
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書の自己PR欄を書けなくて困ったことはありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- あります。
- ある
- あります
- ある
- 今のところない
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年2月23日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「履歴書の自己PR欄を書けなくて困ったことはありますか?」
履歴書には多くの場合「自己PR欄」が設けられています。アンケート結果を見ると、実に半数以上の就活生が「困ったことがある」と回答しました。みなさんはどのようにして対処しているのでしょうか。 こちらの記事では、簡単に対処できる方法のひとつである「箇条書き」について詳しく説明します。
履歴書の自己PRでは箇条書きを使用してもよい
履歴書の自己PR欄は、自分をアピールする上で非常に重要なものになります。そのため、面接官に好印象を与えるために内容や書き方を工夫する就活生が多いです。 その際に、「箇条書き」を使っても良いかで悩む人もいるでしょう。他人の履歴書を見せてもらっても、箇条書きを使用している人はなかなか見つかりません。しかし、結論からいうと、履歴書の自己PRで箇条書きを使用しても問題ありません。
自己PR作成に役立つジェネレーター
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。
自己PRで箇条書きを使うメリットとは
自己PRで箇条書きを使用すると、場合によってはメリットが生まれることもありますので、状況にあわせて使い分けてください。 ここからは、自己PRで箇条書きを使うメリットについて、2つ紹介します。メリットを理解することで、より箇条書きが使いやすくなるのではないでしょうか。
メリット①:文章を見やすくしてくれる
1つ目のメリットとして、文章を見やすくしてくれることが挙げられます。アピールしたいことが多すぎて文章としてまとまりがなくなりそうな時は、箇条書きを使用することで窮屈さがなくなり、スッキリと見やすくすることができます。
見やすさは何故大事なのか
- “見やすさ”は”理解しやすさ”につながる大事なポイント!面接官に好印象を与えるためにも、きれいに整理された文章作りを意識することが求められる。
メリット②:ポイントのアピール力が増して内容が伝わりやすくなる
また、箇条書きを使用するとその部分を強調することができます。その結果、アピール力が増し、自分の伝えたいことが一目瞭然になります。 多くの履歴書に目を通す採用担当者は、文章として見やすい履歴書に対して好印象を抱きます。また、応募者がどんな能力を持っていて、それが何に役立つのかを最終的に知りたいので、その部分を箇条書きで目立たせてあげるとよいでしょう。
自己PRが長くなり過ぎている時は箇条書きでスッキリさせる
メリット①で少し触れましたが、アピールしたいことが多くて自己PRが長くなりすぎている場合は、箇条書きを使用してスッキリさせてあげましょう。 以下では、どうやって箇条書きを使用するのかについて紹介していきますので、参考にしてみてください。
単体の要素を並べて繋がれている文章を抜き出す
箇条書きを使った方が良いケースは、単体の要素を3つ以上並べて繋いでいる場合です。同等の要素のものが3つ以上並んでしまうと、文章として長くなりがちですし、アピール力が弱まってしまいます。そこで、その単体の要素を抜き出して、箇条書きにしてあげましょう。 実際に簡易的な例文を見て、箇条書きの使用前と使用後を比較してみて下さい。
箇条書き使用時と未使用時の例文を比較しよう
箇条書きを使用した場合と使用しない場合の文章を比較してみましょう。文章作り方によって読みやすさは大きく変化します。それを踏まえた上で箇条書きを使用すると、見やすさの違いを実感するでしょう。
箇条書き使用前の例文
「私は学生時代にバスケ部のキャプテンを務めたことで、忍耐力とコミュニケーション能力と実行力を養うことができました。貴社で営業をやっていく上で、忍耐力は契約がとれなくても諦めずに次に進むときに、コミュニケーション能力は初対面のお客様のハートをしっかり掴むときに、実行力は契約を取るための施策を考えついた際、すぐに行動に移すときに役立てられると考えております。これらの能力を自分の強みとして、貴社の営業目標を達成して参ります。」
箇条書き使用後の例文
「私は学生時代にバスケ部のキャプテンを務めたことで、以下の3つの力を養うことができ、それが貴社の営業で活かせると考えております。
・「忍耐力」:契約がとれなくても諦めずに次に進める
・「コミュニケーション能力」:初対面のお客様でもハートをしっかりと掴める
・「実行力」:契約を取るための施策を考えついたらすぐに行動に移せる
これらの能力を自分の強みとして、貴社の営業目標を達成して参ります。」
このように、使用後の方が見た目の良さはもちろん、文字数も減ったので、スッキリと見やすくなったのではないでしょうか。
自己PRで箇条書きを使う際の注意点とは?
ここまで、自己PRで箇条書きを使用するメリットや使い方を見てきました。 最後に、箇条書きを使用する際の注意点を紹介します。どんな場合でも使えば見やすくなるわけではないので、注意点を守って箇条書きを使用するようにしてください。
①:箇条書きを2回以上は使用しない
注意点の1つ目としては、箇条書きを2回以上使用しないことです。箇条書きを2回以上使用してしまうと、アピールポイントがばらけてしまい、逆に何が言いたいのかがわかりづらくなってしまいます。そのため、自己PRひとつにつき、箇条書きの使用は1回までにしましょう。
②:箇条書きの項目はできるだけ3つ以下におさえる
2つ目の注意点は、箇条書きの項目をできるだけ3つ以下におさえることです。4つ以上になってしまうと、自己PRの欄に対して縦に長くなりすぎてしまい、逆に文章として見づらくなってしまいます。 また、アピールするポイントを絞るという意味でも、箇条書きの項目は3つ以下におさえましょう。
③:すべて体言止めでそろえる
最後の注意点は、箇条書き項目の文末をすべて体言止めでそろえることです。理由としては、箇条書き項目内での文章として、統一感をもたせるためです。 箇条書きで体言止め以外を使用すると、なんとも歯切れの悪い終わり方になってしまいますので、気を付けて下さい。
履歴書の自己PRでは見やすさと内容を伝わりやすくするために箇条書きを使用するとよい
ここまで、自己PRで箇条書きを使う際のメリットや注意点をみてきましたが、いかがでしたか。
どんな場合でも使えるわけではありませんが、アピールしたいポイントを強調するにはもってこいのテクニックです。
履歴書の見やすさにもつながるという大きなメリットがある反面、使い方を誤ってしまえば逆に見づらくなりますので、注意点についてもしっかりと理解しておきましょう。
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