2020年06月24日(水) 更新
自己PRで忍耐力をアピールするには|バイト・部活・サークルのエピソードを効果的に伝えるコツ・例文を紹介
目次
就活でいう「忍耐力」があるとは?
「忍耐力がある」は「会社を辞めない」こと
就活で求められる"忍耐力"は、企業側から見た視点で捉える必要があります。実際、人事担当者は、「忍耐力がある=会社を辞めないこと」だと考えているのです。
近年、新卒の早期離職率は3割と高くなっています。企業側からするとこれは大きな痛手であり、離職率を下げたいと考えているのです。そのため、就活では「この学生がはたして長く勤められるか」は面接時に見られているポイントだと考えていいでしょう。せっかく雇うなら、忍耐力があり長く働ける学生の方が圧倒的に需要があります。
ストレス耐性は社会人として求められる特性の1つ
忍耐力はストレス耐性と言い換えることもできます。仕事の場面で求められる忍耐力は、困難な物事であってもすぐにあきらめず、途中で投げ出さないで最後までやり遂げることを指します。
例えば、顧客からのクレームや、職務遂行上の障害、職場の人間関係などストレスになりうる問題は日常的に発生すると容易に推測できます。そこで、これらに負けることなく、忍耐力で乗り切れる人材が求められているのです。ストレスを耐え抜く精神力を持ち合わせているか、またそうしたストレスを溜めないで発散できる習慣を持っているかが大切になるでしょう。
就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!
ここで、キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:自己PRでアピールできる能力としては何が挙げられますか?また、それを効果的に伝える方法としてどのように伝えるのがいいと思いますか?
就活生の回答
私が自己PRでアピールできる能力は、忍耐力とコミュニケーション能力です。忍耐力とコミュニケーション能力を伝える方法としては、ただこれらの能力がありますと言うのではなく、それに関連したエピソードなどを具体的に伝えることが大切だと意識して、就活に取り組んでいます。アルバイトや留学、学校生活について触れながら、どういったことに取り組んできたのか、その過程と成果を伝えることができれば、好印象を得られると思います。経験したことについてエピソードを交えながら詳しくわかりやすく伝えることで、企業側に自分の強みが的確に伝わると考えます。"
※※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
就活生は忍耐力をアピールするのに、経験したことについてエピソードを交えながら詳しくわかりやすく伝えることが大切だと考えています。では、実際にはどのようにして忍耐力をアピールしていけばよいのでしょうか?
自己PRで忍耐力をアピールするコツ4つ
①具体性のあるエピソードを盛り込む
就活では、仕事で求められるストレス耐性を裏付ける内容が求められます。そのため、自己PRには状況がわかるような具体的なエピソードを盛り込みましょう。辛抱強さが求められたシーン、自分の立ち位置、どう対応したかを詳しく書くようにします。忍耐力を自己PRする際は、エピソードに年月や回数など数字を加えると具体性が増すでしょう。面接官も状況を理解しやすいので、数字を加えてエピソードを考えてみてください。
②辛い状況のなかどんな意図で行動したのか書く
より効果的な自己PRをするには、忍耐力が必要な場面でどんな考えを持って行動したのかを伝えるといいでしょう。部活やアルバイトにしろ、ストレスや辛い状況をどうしても耐えられない状況があるものです。しかし、そんな状況でも「今我慢することで結果につながる」「お客に納得してもらうには耐えて話を聞くことが大事だと考えた」などの意図があって耐え抜いたと伝えましょう。ストレスに耐えることの重要性、タイミングがわかっていると冷静な判断ができる学生だと面接官にも伝わるはずです。
③忍耐力によって導いた結果を伝えるのはアリ
忍耐力によって導いた結果を自己PRに盛り込むのもアリです。辛い状況を耐え抜いた結果、成果や実績につなげた経験は「社会人としての対応力」をアピールできるでしょう。例えば、毎週ゼミの事前研究を地道に続けたことで優秀論文に選ばれた話も、忍耐力の自己PRになります。耐え抜いたことでどうなったか、どんな影響をもたらしたかまで自己PRするといいでしょう。
④忍耐力を活かし企業にどう貢献できるのかを伝える
企業は、利益をもたらしてくれる人を求めています。そのため、自分が企業に対してどう貢献できるのかを伝えられると、企業側に好印象を与えることができるでしょう。辛い状況を耐え抜くために工夫してきたことや、その結果得られたものが今後の仕事にどう活かせるのかを伝えられると、より一層効果的な自己PRになります。
忍耐力を伝える自己PRの例文
「忍耐力」を自己PRするための例文を紹介します。ピックアップした例文を参考に、自分のエピソードを交えながら作成してみましょう。ここでは、2つのテーマをもとにしています。エピソードはこの他にも考えられますので、文章や内容をアレンジしながら活用してみましょう。
忍耐力を伝える例文①:アルバイト
私は、大学時代に接客のアルバイトを3年間続けることができました。その内容は接客後に契約までおこない、アフターフォローもおこなうものでした。そのため、お客様から直接クレームを受けることも少なくありません。
忍耐力を伝える例文②:部活・サークル
私のアピールポイントは、「忍耐力」です。私は大学4年間剣道部に所属しています。1年生の後半から、思うような成果が出せずに伸び悩むことがありました。そこで自分なりに弱点を克服するため、毎日筋トレをおこなっています。
脚力に自信がないため、毎日スクワットを50回×3セット、フィジカルトレーニングを30分おこなうようにしています。最初は継続することに嫌気がさしていましたが、地道に努力したことで、2年生になってから下半身に安定感が増し、徐々に成果が出てきました。辛いトレーニングをコツコツと続ける忍耐力を仕事でも活かしたいと考えております。
自己PR作成に役立つジェネレーター
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。
忍耐力をアピールする自己PRはエピソードからどう貢献できるかまでを書こう
自己PRで忍耐力をアピールするには、エピソードを辛抱強さが求められたシーン、自分の立ち位置、どう対応したかを詳しくわかりやすく書きましょう。辛い状況下にどんな意図で行動したのかを具体的に書くとよいです。状況を打破するために、どのような工夫をし、どんな結果が得られたのか、またそれらは今後の仕事にどう活かせるのか伝えて、効果的な自己PRとなるようにしましょう。
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