2021年09月16日(木) 更新

面接時のドアノックは何回が正しいのか|第一印象をアップさせる回数と入室時のマナーを紹介

面接は入室の立ち居振る舞いから見られている

面接では、話の中身だけでなく、面接中の立ち居振る舞いもチェックされます。立ち居振る舞いから受ける印象は、面接官にその人の人物像を想像させ、決定づけてしまうのです。面接開始時から悪い印象を残すのは、評価に良い影響を与えないでしょう。
面接において、ノックが第一印象を決めます。面接をスムーズに進めていくためにも、ノックの回数に関するビジネスマナーを押さえましょう。

プロトコールマナーにおけるノックの回数とは

プロトコールマナーは国際標準マナーのこと

ドアノックの回数に関するビジネスマナーをみてみましょう。
マナー全般に関して、「プロトコールマナー」と呼ばれる国際標準マナーが存在します。日本マナー・プロトコール協会によると、プロトコールマナーは、国際的なマナーやエチケットの総称です。世界中の人々が文化や宗教の違いを超えて、スムーズに交流できるように世界共通のルールとして定められたものになります。このプロトコールマナーに、ドアノックの回数も正式に定められているのです。

プロトコールマナーにおけるドアノックの回数は4回

プロトコールマナーによれば、正式な場所のでノックの回数は4回となっています。初めて訪れる場所や、目上の人などの礼儀を重んじる相手に対する回数として、4回が求められるのです。ビジネスシーンにおいては、上司がいる部屋に入る時や、初めての企業に訪問する場合などに当てはまります。したがって、プロトコールマナーにおける面接でのノックの回数は、4回がふさわしいといえます。

ノックの回数2回はトイレ用

日本人はノックというと2回をイメージします。プロトコールマナーでは、2回のノックはトイレ用と設定されているのです。 2回のノックは、トイレの空きを確認するために使用されます。そのため、面接でノックを2回するのはよくありません。

ノックの回数3回は親しい相手用

回数が3回のノックとは、どのような場合におこなうのでしょうか。プロトコールマナーでは、家族や友達・恋人がいる部屋に入るときなど、親しい相手の場合におこなう回数とされています。したがって、プロトコールマナーに従うと3回のノックも面接の場には向いていないことになります。

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日本の就活の面接でよしとされる回数とは

日本の就活マナーに則ったノックの回数は「3回」

プロトコールマナーにおけるノックの回数について見てきましたが、就活の面接でよしとされるのは何回なのでしょうか。
就活の面接やビジネスの場では、ノックはゆっくり3回おこなうのがマナーとされています。欧米でも面接などビジネスの場面において、3回に省略して行うことがあるようです。3回のノックには、それぞれの回数に意味があり、1回目と2回目は空室確認を意味し、そして3回目は入室確認の意味を表しています。
回数が2回のノックは、前述のとおりトイレの空室確認をイメージさせるので、面接ではおこなわないでください。面接官によってはこうしたマナーを確認されますので、3回ノックするように意識しましょう。

4回ノックも間違ってはいないが多く感じてしまう

日本のマナーからすると面接の場では3回がよいといいましたが、プロトコールマナーでは4回が正しいとされています。そのため、4回ノックをしても、一概に間違いではありません。
なぜ4回ノックが日本では推奨されていないのかというと、「4回もノックされるとくどく感じてしまう」人が多い傾向にあるといわれているからです。もちろん個人差はありますが、1回多いことに違和感を覚える人もいるでしょう。
もし、ノックを4回おこなう場合は、「コンコンコンコン」と続けて叩くのではなく、「コンコン、コンコン」と2回に分けておこないましょう。

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好印象を与える入室時のマナー

ドアが開いていてもノックをするのがマナー

面接会場に入ろうとすると、すでに入口のドアが開いている場合があります。その際、ドアが開放されていたとしても相手のスペースに入るのですから、ノックで合図するのはビジネスマナーを守った作法です。そのため、面接の時に仮に入室先のドアが開いていたとしてもノックは必ずおこなうようにしましょう。

「どうぞお入りください」と聞こえてから入室する

入室するタイミングですが、3~4回ノックをおこなった後に面接官からの「どうぞ、お入りください」の一言が聞こえてから入室してください。ノックをした後に、相手の反応を待たずにドアを開けるのはよくありません。必ず何かしらの反応があってからドアを開けましょう。面接官がいるはずなのに少し待っても反応がない場合は、こちらから「失礼します」と言ってから入室してください。
扉を開けて中に入り、ドアの方を向いて静かに閉め、面接官の方に向き直り、「失礼します」と言ってから「一礼」をします。このとき、「失礼します」と「一礼」を同時におこなってはいけません。「一礼」は最敬礼の「45°」でおこないましょう。

立ち位置は入口に近い椅子の真横

一礼を終えた後は、用意された椅子に向かいましょう。いきなり椅子に座るのではなく、まずは椅子の横に立ちます。そこで、「○○大学の△△です。よろしくお願いいたします」と一言挨拶をして一礼をします。面接官から「どうぞ、おかけください」と勧められてから着席しましょう。
そのとき立ち位置はどこでもいいわけではなく、入口に近い椅子側の横です。これを守らなければ、とくに集団面接では一人だけ悪目立ちするでしょう。そして、挨拶をしてから一礼をします。絶対に同時にはおこなわないでください。

鞄は椅子の脚と平行になるように真っすぐ置く

面接では鞄も一緒に持って入室しますが、どこに置くべきか知らない人は意外と多いものです。鞄は、椅子の横に立っていた自分の場所に置くようにすれば問題ありません。また、利き手側に置くとよいともいわれます。しかし、集団面接において各々がそうしてしまうと、利き手の違いで置く場所が被ると接触も想定されますので入口に近い側と覚えておきましょう。
鞄は椅子の脚と平行に置くようにします。正面に座っている面接官から見て、鞄が乱雑に斜め向きになっているとあまり印象はよくありません。

面接でのノックの回数や入室のマナーを押さえて好印象を与えよう

面接でも重要視される、ドアノックの回数に関するビジネスマナーについてみてきました。プロトコールマナーにおける正式な場所の場合のドアノック回数は4回でしたが、日本におけるビジネスマナーでは、3回が一般的となっています。2回はトイレをイメージさせる回数となるので、面接では絶対に避けましょう。
面接会場の入室のマナーもしっかりと見られて評価されます。ノックの回数も含め、トータルで気を抜かないようにしてください。これらのマナーをしっかりと押さえて、面接官に好印象を与えましょう。

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