2020年06月30日(火) 更新

出版社に就職するには?仕事に求められる要素

出版社が新卒に求めるものは学歴の高さや仕事での器量の良さ

出版社が新卒の学生に求める人材も知っておくと良いでしょう。就職するには実情を把握しておくことも大切です。大手出版社の採用は人気の業界であり、倍率も高いです。学歴の高さはもちろんのこと、それ以外でもかなりの器量が要求されるでしょう。また、自分の考えを述べる必要がある質問をされる場合が多いようです。出版社に就職するには普段から知的好奇心を持ち、頭をフル回転させておく訓練をしておきましょう。

出版社の仕事内容は大きく3つに分けられる

出版社に憧れを持ち、就職したいと考えている学生は多いと思います。出版社に就職するには、まずは出版社の仕事について理解しましょう。出版社と聞くと最初に漠然と編集部門をイメージする人が多数だと思いますが、実際に出版社の仕事はそれだけではありません。この項目では出版社での仕事内容について見ていきたいと思います。まず、出版社の仕事は大きく3つに分けられます。

出版社の3つの部門は営業・企画・制作管理

出版社に就職するには仕事の内容について知識を持ちましょう。3つの仕事の内容を確認していきます。

  1. 営業部門 取次や書店に対しての新刊の案内、配本部数の交渉、ヒット企画のための情報収集などが主です。媒体を発行している場合は広告営業も行います。
  1. 企画(編集)部門 企画(編集)部門はヒット商品の企画を単発本からシリーズ本まで幅広く行います。予算の関係から原稿作りや撮影・取材などの制作は契約会社にアウトソーシングする場合が多いため、そうした外注先の管理とコントロールも主要な仕事となります。
  1. 制作管理 売上に繋がる造本と、印刷会社の選定や進行、コストセーブなどコスト管理のコントロールを行う部門です。

出版業界研究をもっと詳しく

出版業界で働きたいという就活生は、出版業界の仕組みや課題などについて知っておく必要があります。そこでおすすめなのが「出版業界大研究Book」です。この資料では出版業界の詳しい説明の他にも、主要企業の売上高の推移なども掲載されています。各企業別に事業内容や求める人材、そして志望動機例も紹介しています。無料でダウンロードできるため、効率的に業界・企業研究を進めたい就活生におすすめです。

出版社が求める人物像とは

出版社に就職するには出版社が求める人物像について知っておくと良いでしょう。

・営業へ就職するには…
営業は取次や書店の担当者と打ち合わせや交渉をします。また納品や集金をしたりするルートセールスに合わせネタ集めも行います。これらに必要とされるのは、人当たりの良さと粘り強さ、地味で着実な姿勢です。また着眼点の面白さなども大切でしょう。

・企画(編集)に就職するには…
新しい企画を生み出すには、その基礎となる知識と教養が必要です。またそれだけではなく、柔軟性やコミュニケーション能力も大切です。

・制作管理に就職するには…
制作管理に就職するには、金銭を管理する部門でもあるため数字に強いことが求められます。また交渉能力、人を上手に管理したり、コントロールする能力も必要です。

出版社に転職したいと思ったら「営業」の仕事から

新卒で出版社に就職するには先の項目で挙げた求められる人材を参考にすると良いでしょう。それでは出版社に転職したいと思った場合はどうでしょうか。営業の場合は企画(編集)に比べると転職から中途で採用される可能性が高いと考えられます。営業として様々な書店を回ったり、担当者と企画を立ててイベントを行ったりする仕事は充実感があります。

出版社の企画・編集への転職成功確率は低いのでなるべく早めに目指すと良い

出版社の花形部門である企画・編集への転職はどうでしょうか。実情として、編集未経験者が中途採用として企画・編集部門に転職できる可能性はかなり低いようです。よって第二新卒や既卒など年齢が25歳以下と若い場合にはまだ可能性が残されていますが、企画・編集を目指すならなるべく早めに準備する必要があるでしょう。

出版社に就職するにはコミュニケーション能力・交渉力・仕事の教養などが必要

出版社の仕事の内容を詳しく見ていきました。出版社は人気の高い業種であるために就職するには競争率が非常に高い業界と言えます。憧れの出版社に就職をするには、新卒組であれ転職組であれ、どちらにしてもかなり早い段階からの入念な準備が必要になってくると言えるでしょう。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント