2016年11月29日(火) 更新
就職活動で重要な業界研究の効果的な進め方
目次
就職活動では業界研究をおろそかにしてはいけない
就職活動において、学生は多くの時間を割かれます。履歴書やエントリーシートを記入するにあたっての準備である自己分析や、企業の説明会への参加、SPIなどの適性検査(採用テスト)対策などやらなければならないことは山積みです。そのような中、業界研究は後回しになりがちなものです。しかし、志望動機を考えたり、その企業で必要とされる力を知るためには、業界研究を欠かすことはできません。
就職活動が忙しくなる前に業界研究を進めておこう
数年前に比べて、就職活動の短期化が進んでいます。学業への影響を減らしたいとの方針によるものですが、これによって、面接等が一定の時期に集中しがちになっています。したがって、一定の時期になると急激に忙しくなり、業界研究など面接対策以外に割ける時間は減っていきます。このことからも業界研究は後回しにせず、自己分析やSPI対策などと並行して早期に行っていく必要があります。
業界研究で新聞を利用する場合は図書館のデータベース利用がおすすめ
業界研究の情報源としては書籍、新聞、SNSなどがあります。ここで注意が必要なのは新聞です。新聞は情報量が非常に多く、ただ闇雲に読んでいるだけではあまりにも効率が悪くなります。そこで活用したいのは大学図書館や公立の図書館などでも利用できるデータベースです。過去の新聞記事を検索し、簡単にプリントアウトをすることができ、とても効率よく情報を手に入れることができます。就職活動でも図書館は大活躍するのです。
Twitterを利用すると関係者の生の声が聞けて業界研究に役立つ
多くの学生はFacebookやLINEなど様々なSNSを利用しています。それらSNSの中で最も業界研究に適しているといえるのはTwitterではないでしょうか。信頼のおけるアカウントをフォローしていればダイレクトにその情報を受け取ることができます。例えば、自動車メーカーに興味を持っているのであれば、自動車会社の役員や自動車愛好家のアカウントをフォローしておけば、そのような人たちの生の声を聞くことができ、就職活動をしている人にとって非常に参考となるでしょう。
業界だけでなく各企業についての研究も欠かさずに
就職活動における業界研究で注意しないといけない点は、業界でひとくくりにし過ぎないという点です。業界は同じでも企業が違えば、社内風土や企業方針は異なるものです。業界としての特性、企業としての特性を複合的に考えて、それをエントリーシートや面接などで活かすのがよいでしょう。創業200年といった老舗と、最近できたベンチャー企業では当然求められるスキルも異なってきます。就職活動では、業界研究のほかに、企業個別の研究も重要なのだと理解しておきましょう。
現在だけでなく将来も見据えた業界研究が重要
就職活動の業界研究においては過去の歴史や現在の状況に加えて、未来の予測に関しても情報を集めておきましょう。例えば自動車業界について、日本の大手メーカーは「安泰」であると感じている人も多いかもしれません。しかし、最近注目されている自動運転の技術においては海外のメーカーがかなり力を入れており、将来どうなるかは分かりません。このように、現在だけでなく将来も見据える方法で業界研究を行っていきましょう。
業界研究は余裕をもって始め図書館やSNSを利用して就職活動を成功させよう
就職活動において、業界研究は自己分析や適性試験対策に比べて重要視していない人もいるかもしれません。しかし、後悔しない企業選びのためにも、また内定獲得のためにも、業界研究は重要になります。図書館を使って新聞から詳細な情報を得たり、TwitterなどのSNSを使って関係者の名前の声を聞く方法は、業界研究を効果的に進めるよい方法です。
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