2019年12月03日(火) 更新

アパレル営業職を志望する就活生が知っておきたい仕事内容・求められるスキル・向いている人の特徴

アパレル業界に対してネガティブな印象を持つ就活生が多い?

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思うアパレル営業職のイメージを教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • ノルマ重視
  • 休みが少ない
  • おしゃれ
  • ノルマがある。
  • 大変そう

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが思うアパレル営業職のイメージを教えてください!」

アンケートの結果から、アパレル営業職のイメージは少しネガティブなものが多いことが分かりました。中には「おしゃれ」という回答もありますが、「ノルマ重視」「大変そう」など、やはり営業職自体に対する一般的なイメージが定着しているといえます。そこでこちらの記事では、アパレルの営業職は何をしているのか詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

アパレル営業職の仕事内容

①リテール営業:本社との懸け橋になる

アパレル営業職は、2種類あります。1つは、【リテール営業】です。リテール営業は、運営店舗が円滑に進むよう戦略を練り、各店舗に浸透させる仕事となっています。その他にも、スタッフのマネジメントや売り場の調整、ニーズに沿った商品の確保などもおこなうのがリテール営業の特徴だといえるでしょう。

②企画営業:商品の企画や仕入れをおこなう

2つ目が、【企画営業】です。市場のニーズを把握し、商品を提案していくのが企画営業の仕事内容だといえます。他社との差別化を図るための戦略を練って提案したり、売れている商品があれば、それをさらに売上拡大するための企画も考えたりするのです。

アパレル営業職にはMDや生産管理との連携が必要

アパレル営業は、MD(マーチャンダイジング)や生産管理との連携が必要だといえます。MDとは、適正な商品を適正な時期に、適正な場所へ適正な量・価格で提供する活動のことです。店頭での売れ筋や、追加商品のピックアップなどはもちろん大切な要素になります。それに加えてMDや生産と連動して、よりタイムリーに売れ筋商品を上げてもらう指示なども、アパレル営業職が果たすべき重要な役割だといえるでしょう。
また、在庫の管理までアパレル営業の担当者がおこなうこともあるため、かなり幅広い仕事内容だといえます。そんなアパレル営業職には、どういったスキルが必要なのでしょうか。

アパレル営業職に必要なスキル5つ

必要なスキル①コミュニケーション能力

アパレル営業職に必要なスキルは、5つ挙げられます。1つ目は、やはり【コミュニケーション能力】でしょう。どの業種にも挙げられる能力として定番ですが、アパレル営業にももちろん必要だといえます。人と話すのが好き、初対面の人でも気さくに話せるといったアピールをしましょう。コミュニケーション能力は、会話の中で見極められるものです。したがって、面接でいかに面接官とコミュニケーションが取れるかが重要だといえます。

必要なスキル②提案力

アパレル営業に必要なスキルとして2つ目に挙げられるのは、【提案力】です。とくに企画営業では、より売れる商品を提案する能力が欠かせません。提案力の差で、商品が売れるか売れないか、そして在庫をどれだけ抱えることになるかが決まります。そのため提案力は、アパレル営業職において重要な能力だといえるでしょう。

必要なスキル③課題解決能力

3つ目に紹介する、アパレル営業に必要なスキルは【課題解決能力】です。課題を見つけてどれだけ迅速に対処できるか、という力も営業には必要だといえます。例えば、全体的に売れない、一部の商品だけ売れ行きが怪しいなど、なぜそうなったのかを考えて的確に対処しなければいけません。こういった課題解決能力は、アパレル営業職においてより強い自己PRになるでしょう。

必要なスキル④ファッションに関する知識

アパレル営業職に必要なスキルとして、4つ目に紹介するのは【ファッションに関する知識】です。アパレル業界を志望する場合、ほとんどの人がファッションに興味を持っているでしょうから、それほど意識して勉強する必要はないかもしれません。ファッションに関する知識がないと、クライアントからの質問に答えられなくなってしまうのです。クライアントから尋ねられて答えられないのでは、営業としての意味がありませんので、ある程度勉強しておいた方がよいでしょう。

必要なスキル⑤語学力

最後に紹介するのは、【語学力】です。これはブランドによりますが、とくに外資系のアパレル企業には必要になる能力だといえます。また、外資系のブランドでなくても、取引先に海外のブランドがある企業を受ける場合は、語学力もつけておいた方がいいでしょう。海外の担当者とやり取りをするとなると、専門的な知識が必要になるため、語学力は必須になるといえます。

アパレル営業職に向いている人

ファッションが好きな人

アパレル営業職に向いているのはどういった人なのか、最後に確認していきましょう。アパレル営業職に向いているのは、やはりファッションが好きな人だといえます。アパレルとはいえ営業ですから、それなりにノルマが課せられるはずです。モチベーションとして、ファッションが好きという気持ちがなければ、続けるのは大変かもしれません。

「話し上手」より「聞き上手」な人

聞き上手な人も、アパレル営業職には向いています。先ほどアパレル営業職に必要なスキルとして「コミュニケーション能力」をご紹介しました。営業という仕事においては、相手のニーズを汲み取ることで、より的確な商品の提案ができます。したがって、「話し上手」な人よりも「聞き上手」な人の方が重宝されるのです。

粘り強く努力できる人

粘り強く努力できる人も、アパレル営業職に向いています。営業ですから、クライアントから提案の拒否や再考をお願いされることもあるでしょう。そのため、一度失敗したからといってそこでやめてしまうのではなく、より良い案がないか粘り強く試せる人が営業には向いているといえるのです。

選考を通過するためにおさえておきたい体験記

アパレルのインターンは学生にとって魅力的なものですが、参加するためには選考を突破しなければならないものも多いです。特に内定直結型のインターンになると多くの学生が応募するため、選考さながらの倍率になります。そこで、事前にやっておきたいのが面接やグループディスカッションの対策です。多くの学生が、インターンに参加するためにさまざまな対策を練ってきます。インターンの参加権を勝ち取るためにも「選考体験記マニュアル」で対策を始めましょう。

仕事内容が幅広いアパレル営業職はスキル5つと適性を把握して就活に活かそう

アパレル営業職の仕事内容と、求められるスキル・向いている人について見てきました。アパレル営業職の仕事内容はリテール営業や企画営業などがあります。MDや生産管理と連携して、仕事を回していく必要があるでしょう。そんな営業職に必要なスキルは、【コミュニケーション能力】【提案力】【課題解決能力】【ファッションに関する知識】【語学力】の5つです。アパレル営業に向いているのは、ファッションが好きな人や聞き上手な人だといえるでしょう。しっかり業界研究をおこない、就活に挑んでください。

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