2020年06月23日(火) 更新

商社の志望動機を作成するときに気をつけたいこと~採用担当者に好印象を与える書き方と例文~

商社は2種類に分けられる

特定の業種に特化している専門商社

就活生の中でも志望する人が多い商社とは、どのようなものなのでしょうか。商社とは、輸出入貿易や国内における物資の販売を中心に商業を営む企業のことです。これは、専門商社と総合商社の2種類に分けられます。
専門商社は、鉄鋼、化学、機械、エネルギー、食品、アパレルといった特定の業種に特化している商社です。国内の代表的な専門商社は、メディパルホールディングスや三菱食品、東邦ホールディングスなどがあります。

取り扱う商品が多い総合商社

総合商社は、幅広い商品・サービスを取り扱っており、いわば「専門商社の集合体」です。国内の代表的な総合商社は、三井物産や三菱物産、伊藤忠商事などがあげられます。総合商社は「ラーメンから飛行機まで」といわれるほど、取り扱う商品が多いのが特徴だといえるでしょう。
近年では、資源開発事業やインフラ整備事業にも着手しています。とくに総合商社は日本特有の形態とされ、海外においても「Sogo shosha」と呼ばれているのです。

志望動機を書く前にすべきこと

自分は商社業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、商社業界の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?
そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。

My analyticsなら、36の質問に答えるだけで、自分の強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

My analyticsで、あなたの強み・弱みを理解し、自分が商社業界に向いているタイプか、診断してみましょう。

②商社を志望した理由の明確化

志望動機を書くのに、数ある業界の中でなぜ商社を選んだのか、なぜその企業を選んだのかを明確にしておくことも大事です。選んだ理由がしっかりしていないと、どの企業でも通じるような曖昧な志望動機になってしまいます。そうなると、採用担当者の目にも留まらず自分をアピールできなくなるでしょう。

③希望職種の選定

商社には、営業・企画・事務などさまざまな職種があります。そのため、自己分析をおこない、自分がどの職種に向いているのかを考えなければいけません。志望動機の書き方も職種によって変わってくるので、事前に自分がどの職種に向いているのか知ることが大事だといえるのです。

商社の志望動機で重視されることとは

総合商社で重視されるのはビジョン

そこで総合商社の志望動機では、「入社したらどのようなことを成し遂げたいのか」という将来への展望が最も重要視されるのです。企業研究やOB訪問などで得た知識を基に、その企業で自分がやれること、やりたいことを具体化し、自分の言葉で述べられるようにしましょう。

専門商社にはこだわりを明確にアピールするとよい

専門商社の特徴は、前に述べたように特定の商材の取り扱いに特化している点です。効果的なアピールするには、志望する商社が扱っている商品に焦点を当て、なぜその商品を扱っている商社で働きたいのかを納得させる理由が必要になります。理由を述べる場合、自分自身の経験と絡めるとよいでしょう。

志望動機の書き方ポイント

①志望理由は最初に書く

志望動機を書くポイントを見ていきましょう。ひとつ目のポイントは志望理由を最初に書くことです。最初に「貴社の扱っている〇〇商品の機能性をもっと世間に広めたく志望しました」と結論から書くと、その後の話に流れができ相手が理解しやすくなります。そして「商社を志望したきっかけ」という風につなげると、読みやすい文章になるのです。

②仕事においてやりたいことを盛り込む

2つ目のポイントは、仕事においてやりたいことを盛り込むことです。「私は、〇〇がしたい」と書くと、説得力がある文章になります。抽象的ではなく、「私は、営業で1位になりたいです」のように具体的なプランを盛り込むとより熱意などがわかりやすくなるでしょう。

③入社後の抱負と強みをどう活かすかを書く

最後のポイントは、入社後の抱負と自分の強みをどう活かすのかを書くことです。入社後の抱負は、仕事においてやりたいこととつながるように書くと、自然な流れになるでしょう。自分の強みをどう活かすのかを書く場合は、その企業にどのように貢献したいと考えているかを、入社後の姿が想像できる現実的な内容で書くのが望ましいです。

入念な業界・企業研究

志望動機を考える前に、就職を志望する企業の情報を知っておきましょう。商社は、総合商社と専門商社の2つに分けられると紹介しましたが、どちらも魅力的な商品を仕入れて、どこにどれだけ卸していけるかで業績が大きく変わってきます。

したがって新卒の学生にも、営業的・企画的なセンスが要求されるのです。志望動機を考える際には、このような情報をもっと詳しく知るためにも、入念に業界・企業研究をしておく必要があるといえます。もし、業界研究の仕方がわからない、不安がある場合はキャリアパークが用意した商社に特化した業界研究資料がありますので、利用してみて下さい。

商社の志望動機例文

志望動機の書き方のポイントを見てきました。これらのポイントを押さえた志望動機の例文をご紹介します。上記のポイントと併せて参考にして、採用担当者に好印象を与える志望動機にして下さい。

商社の志望動機の例文①

私は、丁寧な作業ができるという強みを、貴社の経理事務で活かしたいと思い志望しました。私は、大学でバレー部に所属していました。その中で会計を担当し、毎月部費の徴収から収支の集計、収支報告を作成するまでをひとりでおこなっていました。収支に間違いがないかのチェックは、こまめに厳しくおこなっていたので、一度も収支報告の訂正が必要になったことはありません。また、3年からはキャプテンも担当し、部全体が円滑なコミュニケーションができる環境を整備するなどしました。そのため、円滑な人間関係の構築にも自信があります。
もし、入社できましたら、丁寧な作業を心がけて、貴社の成長に貢献したいと考えております。また、バレー部のキャプテンで学んだまとめる力や、課題を解決するために考える力を、遺憾なく発揮できれよう努力する所存です。

商社の志望動機の例文②

私は、海外でのさまざまな事業に携わり、貴社の業務に貢献したいと思い志望しました。私は、大学で1年半、アメリカに語学留学をした経験があります。初めは苦労しましたが、ホストファミリーに同年代の人がいて、その人と趣味の話や好きな音楽の話などをしたいと思ったことが原動力となって、必死に勉強しました。ホストファミリー全員が、私の英会話スキル取得に向けて全力でサポートをしてくれました。その結果、今では日常生活レベルの英会話ができます。

貴社は、語学力がありアクティブな人材を求めていると知り、私しか実現できないことがあると感じました。海外に多くの拠点を置く貴社に入社できましたら、海外留学で学んだことを活かして、win-winな取引が少しでも多く実現できるよう努めます。

志望動機は商社について理解したうえでポイントを押さえて書こう

商社の志望動機の書き方をご紹介しました。志望動機を書くには、商社という業界・企業について知ることが重要です。企業研究はしっかりおこなってください。総合商社、専門商社それぞれで重視される点が異なるので、それを理解して志望動機を考えましょう。
志望動機の書き方のポイントは、「志望理由は最初に書く」「仕事においてやりたいことを盛り込む」「入社後の抱負と強みをどう活かすか」の3つになります。例文も参考にして、魅力的な志望動機を書けるようになりましょう。

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