2016年12月12日(月) 更新

自己アピールがコミュニケーション能力以外の言葉の使用が良い理由

コミュニケーション能力という言葉は漠然とし過ぎている

「コミュニケーション能力」という言葉は最近、色々なところで聞こえてきます。就職活動をしている・いた人は自己アピールをするために、コミュニケーション能力という言葉は特に良く耳にしたのではないでしょうか。しかし、このコミュニケーション能力とはいったいなんなのでしょうか。そう聞かれると、答えに困る人は少なくないでしょう。また、自己アピールでそのような漠然とした言葉を使うのは、いったい良いことなのでしょうか。

コミュニケーション能力という言葉でなくその中身を知ることが大事

さて、ここであなたが就職活動の面接官になったと仮定しましょう。そこであなたは目の前の学生からこのような自己アピールを聞きます。「私の強みはコミュニケーション能力です。というのも、私は多くの友達とコミュニケーションを多くとり、サークルを再び盛り上げることができたからです。」これでは、サークルが盛り上がったのは、何のおかげなのかわかりません。その人が周りに気を使える人だからなのか、はたまた、巻き込む力がある人なのか。コミュニケーション能力は聞こえがいいかもしれませんが、自己アピールでは、その言葉が漠然としすぎていて、聞く人によってさまざまな解釈ができてしまいます。

コミュニケーション能力とは自分の強みを引き出すためのツール

確かに、コミュニケーション能力という言葉は聞こえが良いです。しかし、先ほども述べたように、あまりにも言葉の意味が広すぎて、聞く人によってさまざまな解釈が生まれます。コミュニケーション能力とはアピールすべきことではなく、最終的に自分の本当の強みを引き出すためのツールでしかありません。だからこそ、さまざまな解釈が生まれるのです。

自己アピールは意味を絞って行う

自己アピールはどうすればよいのでしょうか。それは自己アピールに、コミュニケーション能力という言葉と使うのではなく、「たくさんの人とコミュニケーションをとることで周りを巻き込んでいくこと」とすればよいのです。それはつまり、コミュニケーション能力という広い意味の言葉から、「周りを巻き込むこと」のように意味を絞り、聞く側に何をアピールしたいのかわかるようにすべきなのです。

自己アピールには自己分析が大事

そもそも、就活生が自己アピールの答え、にコミュニケーション能力を挙げるのはなぜでしょうか。それは単純に自己分析に時間をかけていないからです。「何が得意なのか」、「どういうキャラなのか」「周りからどう見られているのか」このようなことを人に聞いたり、自分を見返したりしながら、じっくり考えなくてはなりません。それができていないがために、広い意味を持つコミュニケーション能力という言葉に行き着いてしまうのです。

自己アピールすべき点は自分史を使って見つける

自己アピール点を見つけ出す適切な方法は、具体的には、自分史をつけることです。それは生まれてから今までを、時系列に沿って、何をしてきたかはもちろん、その時々にどのようなことを考えていたのかまでを思い出し、書き込んでいきます。そして、一通り書き終わったら、その時々の自分の行動や思考法に一貫した考えがあるはずです。たとえば、負けず嫌いだとか、周りと協力することが好きなどです。具体的な言葉にしてみましょう。

自己アピールには「コミュニケーション能力」という言葉は広すぎるので自分史を作って絞り込んだ強みを使うのが良い

就職活動において、自己アピールをする際にコミュニケーション能力という言葉は使うべきではありません。なぜなら、前述のとおり、コミュニケーション能力とは何か自分の強みを引き出すためのツールであり、かなり広い意味を持つ言葉で、人によっては詳細の解釈が違ってくるからです。一度立ち止まり、自分の経験を振り返り、自分がどのような考えや理論に基づいて行動したかを見てみましょう。そうすれば、新しい自己アピールすべき点が見えてきます。就職活動ではいつも自分がどのようにみられているのか意識をしていけば、百戦錬磨でしょう。

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