2016年11月29日(火) 更新

就活を6月からのエントリーにずらす企業の事情

就職解禁が2か月前倒しの6月になった

就活における倫理憲章が改定され、2017年卒のスケジュールが大きく変更になりました。解禁時期は2016年の3月となり、企業へのエントリーがスタートされました。選考が6月1日以降という、前年度の2ヶ月前倒しとなったわけですが、学生は一斉に面接や書類選考に動き出す時期とされています。しかしながら、すでに選考が始まっている時期と認識している中、時期をずらしてエントリーを可能とする企業も存在しています。

全ての企業が6月選考とは限らない

就活のスタートダッシュとして、通常ならば3月のエントリーシートの提出から始まります。そこから、エントリーシートが通過すれば、次の面接および履歴書の提出等の、選考が始まるのが6月です。全ての企業が倫理通りの6月選考としているかどうかは別問題として、この時期のエントリーが出来ないというわけではありません。企業側にとっても6月に選考があると、社内行事に重なり不都合な場合も、多々あると言えるでしょう。

6月のエントリーとする企業の事情がある

6月の選考を避け、そこからエントリーの開始とする、企業の裏事情とはどのようなことでしょうか。3月の早い段階で、学生のエントリーを受け付けてしまうと、新入社員研修に重なってしまい、書類選考や面接の段取りに、時間が割けられないという事情が考えられます。よって、新入社員の配属先が決まり環境に落ち着いた6月あたりから、エントリーを受付する企業も多くなりました。

人気業界の選考時期を避けることも6月をエントリーとする理由

さらには、6月をエントリーとする就活の理由の一つとして、公務員試験や大手メガバンクの選考に重なるのを予測し、そちらに応募者が流れていくのを予測してとも言われています。会社説明会とメガバンク等の選考日が重なってしまうのを避けるためにも、6月のエントリーは妥当と思われます。例年より人気の業界となるため、この現象を予測する企業は少なくないでしょう。

就活生は企業情報の収集に注力しておく

就活は各々の希望する業界への、情報収集が必須とされている点から、自分の足で稼ぐ情報量が、暗雲を分けると言えるでしょう。エントリーの時期や応募に関する情報は、企業のホームページ等に明記されている場合がほとんどだと思われます。新卒で応募できる時期は希少というのを理解し、タイミングを見計らい、エントリーすることをお勧めします。

エントリーの条件を確認することが大切

上述のように企業の事情により、6月のエントリーにずれ込むのを予測しながら就活に臨むことをお勧めします。このことから、選考の手間を省くためにエントリーシート選考を大手エージェントに代行依頼をしたり、説明会にエントリーシートを持参させる場合も多々あると言えるでしょう。企業における時間を掛けない意向を汲み取り、そこから選考時期等を見出す力も、養っておく必要があります。

就活で人気な業界の選考時期を避けるために6月をエントリー時期とする企業が多くなった

就活を6月からのエントリーにずらす企業の事情について紹介しました。就活を始めるにおいて、エントリーの時期は、非常に重要なことだと言えるでしょう。倫理に則り3月エントリーとせず、企業の社内行事に合わせたスケジュールで、行われる場合も多いと思われます。企業のホームページなどで、その時期をよく確認し、選考の手順を間違うことのないように、応募のチャンスを伺っておきましょう。

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