2020年06月23日(火) 更新
就活生なら知っておくべき面接を突破する21のコツ
目次
1.面接突破のコツ!就活生が見られているポイント
面接にはコツがあるにもかかわらず、その面接のコツに気づいていない就活生は意外と多いのです。ある調査によると、就活生が面接を受ける企業の平均数は14.0社、面接を受けた会社のうち内定が出た社数の平均は1.5社、面接通過率はわずか29.8%という報告があります。いかに面接突破が一筋縄ではいかないのかがわかりますよね。 では、企業の採用担当者は就活生のどの部分を見ているのでしょうか?面接を突破するには、採用担当者が就活生の何を見極めているのかを理解することが重要です。
採用担当者は「人間性・職務能力・志望度」を見ている
採用担当者は、面接という限られた時間の中で「人間性・職務能力・志望度」という3つを基準に就活生を見極めているのです。人間性を適性検査や自己PR、長所、短所から、職務能力をアルバイト経験やSPIなどの筆記試験から、志望度を志望動機や会話の受け答えの態度などから総合的に判断します。 つまり、この3つのポイントをいかに攻略するかが面接突破のカギなのです。就活生は採用担当者に「あなたでいい」ではなく「あなたがいい」と思わせる人材にならなくてはいけません。
2.採用担当者も人間!第一印象がすべて
面接官になる担当者も人間ですから、好みはあるでしょう。面接官に「一緒に働きたい」と思わせるためには、好印象を残さなければなりません。第一印象が面接突破の命運を握るため、面接では「終わり良ければすべて良し」ではなく「第一印象がすべて」と考えた方がいいでしょう。 採用担当者が第一印象だけで判断するのはいいの?と疑問に感じる人もいるかもしれませんが、ベテラン面接官の多くは第一印象だけで判断するといわれることもあります。
入室でアウト!人の印象は5秒で決まる
ノックの音や入室時の挨拶は大切なビジネスマナーで、それだけでも第一印象が決まります。採用の合否は2分で決まるという話もあるほど。採用担当者の多くは第一印象から就活生の良い部分をイメージします。質問は、その「仮説」を検証するために行われるのです。なお、第一印象は面接中に限らず、受付時にも気をつけなければならないものですから十分注意してください。
第一印象は覆しにくい
一度相手に伝わってしまった印象を面接という短い時間の中で覆すのは至難の業です。第一印象が悪いと、たとえ学業の成績がどれだけ優れた人材でも、なかなか評価が上がりづらいもの。学生時代の貴重な経験や強い志望動機があったとしても、「本当にそうなの?」と思われてしまいます。「じっくり話せば人柄をわかってくれる」は面接では通用しないと肝に銘じておかなくてはいけません。 表情が暗かったら第一印象は「暗い、元気がない」と判断されてしまうので、明るい表情を心がけてください。第一印象は顔の表情、声のトーン、髪型、服装から決まります。
3.第一印象をよくするコツ
第一印象を簡単に上げるコツがあります。一般的なマナーを身につけることが最初のステップ。第一印象をよくするコツさえつかんでしまえば、面接はいい方向に進みます。マナー以外に表情、声のトーン、髪型、服装がちゃんとしているとなおいいですね。
気持ちに余裕を持つ
面接に臨むときは、気持ちに余裕を持たなくてはいけません。そのために、面接当日は30分以上前に現場に到着することを徹底してください。そして、駅やコンビニのトイレで身だしなみを整えるのも忘れないようにしましょう。面接官は足元までチェックするため、靴の汚れもNGです。 また笑顔の練習も忘れないようにしてください。緊張が入り混じって笑顔がひきつってしまう就活生は少なくありません。表情、髪型、服装という身だしなみ項目3つをおさえれば第一印象は確実に良くなります。
マナーの基本である挨拶を意識する
「落ち着きがあり、きちんと挨拶ができているかどうか」という部分は、面接官が必ずチェックしているもの。挨拶はマナーの基本中の基本ですよね?入室時の「失礼します」、入室後の「本日はよろしくお願いします」の挨拶をしっかりと意識すれば、面接官に良い印象を与えられます。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
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4.面接の話し方で人間性が見抜かれる
就活生は、「話し方」にも十分気をつけなければなりません。話し方で意識しなくてはいけないのは口調ではなく内容の伝え方です。志望動機、自己PR、長所、短所などを面接官が理解できるよう伝える力がなければ、面接は突破できません。 就活生が面接官に伝えなければならないのは、あなたの人間性。とはいえ、どんないい武器でも使いこなせなければ宝の持ち腐れです。話し方を工夫して、しっかり自分良さを売り込みましょう。
履歴書と同じ内容の志望動機は意味がない
面接で定番になっている質問は「志望動機、自己PR、長所・短所」です。これらはすでに、履歴書やESに記載されているものですよね。大半の企業は、面接の前に履歴書やエントリーシートによる書類選考をしていますから、あなたの志望動機や自己PRにはすでに目を通している状態にあります。 「志望動機は?」という質問に対して、応募書類と同じ内容を話しても「履歴書とまるっきり同じだね」と返されてしまう場合があります。この点に気づかない就活生は多いですが、場合によっては「志望動機をただ暗記してきただけ」と誤解されてしまう恐れがありますよ。
自信がない自己PRは魅力が半減
仕事に役立つ自分の性格・特徴を伝える一言、そして入社後の抱負を盛り込むのも面接における必須事項。多くの就活生が苦手意識を持っているのではないでしょうか? 実際に働いた経験がない学生にとって、仕事は未知の領域ですから「私の●●という強みは御社の●●で活かせます」と言い切る自信がないのは仕方のないようにも思えますよね。しかし、自信のない話し方をされると何を伝えても平凡な内容に聞こえてしまいます。 また、自己PRを話しすぎると自信過剰なイメージを与えてしまうのでは?と勘違いし、控えめになる就活生も多いですが、そんなことはないので、面接本番では自信を持って話してください。
長所と短所は意外な落とし穴
長所はすらすら言えるのに短所をなかなか述べられないという悩みは、採用担当者もはっきりと分かっています。そのため、長所と短所の質問では「短所」の答えだけチェックしている場合があります。 短所を的確に答えられる就活生は自己分析ができており、仕事に対しても自分の弱みを理解したうえで成長していくと評価されます。志望動機や自己PRに比べて答えやすいと思っていると、意外な落とし穴にはまってしまいますので、短所をもう一度見つめ直してください。
5.採用担当者の心に響く話し方のコツ3つ
面接で担当者の心をつかむコツについて、定番の「志望動機」「自己PR」「長所・短所」に絞って紹介します。大事なポイントを掴めば、あらかじめ用意してきた回答しか答えられないという状況にはならないはず。ありきたりな建前だけの答え方では誰にも響きませんよ。
志望動機は履歴書も深い内容で
志望動機は、履歴書よりも深い内容を盛り込むことを意識してください。志望動機を聞かない企業はないため、あらかじめ回答を用意していくはずですが、履歴書と同じ内容しか言わないのは損です。 志望動機を回答するときは具体的な経験や数字を使った実績などを盛り込みましょう。志望動機の中身は「会社を志望するきっかけ」「キャリアビジョン」「選んだ決定的な理由」の中身が具体的であればあるほど、担当者の心に響きます。履歴書に書ききれなかった想いをぶつけてください。
自己PRは出だしが肝心!根拠は過去が語る
実務経験がないからと言って、自分の強みが業務に結びつくか自信がないと思う必要はありません。新卒採用では、学生時代に学んだこと、アルバイトから得た経験をアピールしなくてはいけません。 自己PRに具体性がないと採用担当者は必ず事例を語るよう促してきますが、その時点で減点されている可能性があるので注意が必要です。出だしが良くないとハジかれるケースが多いので、面接官が知りたいコトは最初に伝えるようにしてください。
短所は改善していることをアピール
長所は仕事で活かせる内容にしやすいですが、気をつけなければならないのが短所です。短所の話し方次第では、「会社で将来問題を起こすのではないか」「すぐに退職してしまうのではないか」と不安を与えてしまいます。 そのため、就活生は短所を改善していると示しましょう。改善能力があるというアピールにもつながります。
6.就活生を見抜く!聞かれること・質問例7つ
面接官は、あらゆる質問で就活生を見抜こうとしています。定番の質問からときには答えにつまる質問をしてくる"圧迫面接"のようなものもあります。なぜそんな質問をするのかというと、よりよい人材の採用とミスマッチの回避が目的です。 面接官は、短い時間の中で応募者の適性を見極めるために、なるべく多くの情報を引き出そうとしています。
面接で聞かれることをただ答えても意味がない
注目ポイント①
面接に定番な質問はある程度存在する。就活生はあらかじめ回答は用意しているだろう。ただし、模範解答はあくまで建前で本音ではないと担当者は思っている。
ほかの就活生にない独自の特徴を知る質問
注目ポイント②
ほかの就活生にない独自の特徴を知る質問は「あなたのセールスポイントはなんですか?」
採用担当者は、新卒採用で何十人~何百人との面接を繰り返します。そのため企業側は就活生の独自の特徴を是が非でも知りたいので、募集条件を絡ませて話すといい効果的です。
採用担当者によっては、直接的に「ほかの人にはなくて、あなたにある特徴はなんですか?」と聞く場合もあります。
就活生の対人能力を図る質問
注目ポイント③
就活生の対人能力を図る質問は「サークル(ゼミ・アルバイト)でほかの人と対立した時のことを話してください」
ビジネスの現場では、意見の相違が必ず出てきます。「対立したらどうするか」ではなく「対立した時にどのような行動をとったか」を示せれば、対人能力の高さをアピール出来ます。
「意見が対立したことはない」と答えてしまう就活生も多いですが、自分の意見を主張しない消極的な人物に見られる可能性があります。なぜ意見が対立しなかったのか、理由を示した方がいいでしょう。
失敗したときの応用力を知る質問
注目ポイント④
失敗したときの応用力を知る質問は「これまでの人生で最大の挫折はなんですか?」
仕事で使える強みを売り込みたいなら、問題を乗り越えるプロセスが重要です。採用担当者は就活生が問題や壁に直面した時にどのように判断したかを知りたいのです。
「これまで挫折がありません」と答え、面接に落ちた経験は多くの人がしていますから、同じ轍を踏まないようにしてください。
失敗から学ぶ能力を知る質問
注目ポイント⑤
失敗から学ぶ能力を知る質問は「ミスから学んだ最も大切なことは何ですか?」
人は誰しもミスをしてしまうもの。ただし、そのミスを受け止めて終わるだけなのか、プラスに変えたのかは本人の向上心にかかっています。この質問に対して、ミスから学習したことが大きければ大きいほど成長できる人材だと評価されます。ミスから新しい学びを見つける姿勢は、社会人にも求められるものです。
協調性を図る質問
注目ポイント⑥
協調性を図る質問は「あなたはサークル(ゼミ・アルバイト)などのチームメンバーでどのような存在か、あなたの同僚に質問したら、どのような答えが返ってくるでしょうか」
社会人にとって、コミュニケーション能力と同様に協調性はなくてはならない要素と考えられています。この質問から、他人の目にどのように映るかで協調性をチェックされます。
コミュニケーション能力を図る質問
注目ポイント⑦
コミュニケーション能力を図る質問は「今日は○○(天気)ですね」
その質問を「はい。そうですね」で終わらせるか、そこから話が広がるかでコミュニケーション能力が分かるのです。会話のつながりに好感が持てるかどうかがポイントです。
志望動機を知る質問
注目ポイント⑧
志望動機を知る質問は「この会社(仕事)のどこに最も関心がありますか」
志望動機を聞く質問は「志望動機を聞かせてください」とは限りません。自己PRや長所・短所も同様に面接で聞かれる定番の質問を変化させて聞いてくる場合があるのです。履歴書に記入している内容からかけ離れていると、採用担当者は必ず指摘してきます。
7.聞かれることをただ答えていると思われないコツ2つ
面接では好感が持てる会話ができるかが重要。就活生は面接官にいい印象を与えなければなりませんから、「ただ答えているだけ」はNGです。
聞かれることの意図を汲み取る
面接官の意図や本音を汲み取って答えるのがコツ。質問に対して、「はい、□□です。○○については~~です」のように、直接聞かれていないことも伝えると好印象を与えられるケースもあります。 また一拍置いて話すのもオススメのコツ。しっかりと考えて回答している事が伝わります。待っていたと言わんばかりに即答するのは避けたほうがいいでしょう。
話し方に抑揚をつける
面接官の質問に対して事前に用意したような答え方をすると、抑揚のないセリフ口調になってしまいます。採用担当者に「覚えてきたことをただ答えているだけだな」と思われては本末転倒。たとえ回答を用意してきている場合でも、抑揚をつけて言葉にメリハリをつけましょう。ちょっと練習すれば簡単に実践できるコツですね。 実際に友達や家族の前で披露するのもいいですし、動画を撮るのもあり。自分を客観的に見てみると思わぬ発見があります。自分が相手にどう見られているかを常に意識することが面接突破の最大のコツなので、その点を意識して練習しましょう。
8.就活マニュアルに頼らない姿勢が面接突破のコツ
今回は「就活生なら知っておくべき面接を突破するコツ」と題して紹介ましした。 就活生は以下の点を意識しましょう! ①採用担当者は面接で「人間性・職務能力・志望度」を見ている ②人の印象は5秒で決まり、覆すのは難しい ③志望動機は履歴書より深い内容で ④短所を語るときは改善していることをアピール ⑤質問の意図を汲み取る 以上を常に頭に入れて置くことで、面接突破率をグンと引き上げることができます。地道に対策し続けることが面接突破の秘訣になります。ただの「就活力」としてではなく、社会に生きていく上で必要な力が身につけられるということです。就活に"本気で"成功したいのなら、この記事を何度も読み実践してください。
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