2018年10月19日(金) 更新

面接前の準備6つ|質問内容や選考の段階別に必要な準備をご紹介

面接攻略には準備が必須

面接を攻略するには事前準備が必須であり、どれだけ念入りに準備ができたかによって合否が大きく左右されます。面接までに準備すべきことは数多く、早めに行動しておかなければなりません。また、準備をしているなら絶対に受かるとも限らず、方法を間違えると不合格になる可能性もあるため注意が必要です。

合格を勝ち取るには、正しい方法で企業に合わせた準備をおこなうことが大切です。闇雲に取り組むのではなく、工夫して準備することが面接攻略の近道といえるでしょう。就活の攻略は簡単なことではないため、成功させるには徹底した準備が必要です。面接における準備の大切さを知り、正しい方法で対策することで選考の突破を目指しましょう。

面接前の準備6つ

面接前にすべき準備は大きく6つに分けられます。6つの準備は基本的なものであり、これらができていないと失敗する可能性が高いため注意が必要です。基本だけで面接が攻略できるとは限りませんが、基本がきちんとできていないと面接合格の可能性は低くなってしまいます。準備をする上で気を付けるべきことを知り、面接当日に備えましょう。

①スケジュールの確認

面接前のスケジュールの確認は必須であり、当日の予定は詳細まで確認しておきましょう。何時にどこに集合するのかを確認し、1日の予定を綿密に立てることが大切です。面接は企業でおこなわれることがほとんどですが、場合によっては違う場所でおこなうこともあるため、注意が必要です。

事前に面接が開催される場所を確認しておきましょう。面接当日に他にも予定が入っている場合はそれもチェックし、両方間に合うかの確認が必要です。就活では1日に複数の予定が入ることも多いため、ダブルブッキングしないよう入念に確認しなければなりません。

②アクセスを調べる

スケジュールの確認に合わせて企業へのアクセスもチェックしておきましょう。当日遅刻しないよう何時に家を出るべきなのか、電車なら何線を使いどの駅で降りるのかなどを調べておく必要があります。企業によっては最寄り駅から遠く、バスやタクシーなどを使用しなければならない場合もあるため、アクセスのチェックは必須です。

また、最寄り駅だけではなく、企業までの周辺地図も確認しておきましょう。予定した時間どおりに最寄り駅についても、そこから迷ってしまうと遅刻する可能性があります。スマートフォンで地図を見ながら目的地を目指すことは可能ですが、充電切れや地図を見てもよく分からない場合もあるため、詳細なルートまで確認することが大切です。

③持ち物の確認

面接時には持ち物が指定されていることも多いため、忘れ物をしないように確認しておきましょう。履歴書やエントリーシート、交通費精算のための印鑑など、必要なものは企業によって異なります。選考に直接関係するものの場合、忘れると企業や他の学生に迷惑をかける可能性があるため注意が必要です。

また、選考に直接関係しないものでも、指定された持ち物を忘れることでマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。忘れ物をしてプラスに働くことはないため、出発前には何度もチェックしましょう。面接では企業から指定された持ち物はもちろん、ハンカチやティッシュ、筆記用具、時計などのアイテムも必要なため、これらは指定がなくても持ち歩くことが大切です。

④身だしなみのチェック

面接では身だしなみも評価の対象であるため、きちんと整えなければなりません。身だしなみは頭からつま先まですべて見られており、服装や持ち物、髪型など細部まで注意が必要です。服装はスーツが基本です。正しい着こなしができているか、しわや汚れがないか確認しておきましょう。

持ち物はベルトや時計、かばんなどが見られており、これらは革製品で黒色などの落ち着いたデザインを選びましょう。髪型は男女とも清潔感が求められます。髪色にも注意が必要で、基本的に黒色を心がけましょう。面接直前まで身だしなみを確認し、ベストな状態で選考に臨むことが大切です。

⑤アピール内容の再確認

面接で高評価を獲得するには、どのような内容で自身をアピールするかが大切です。アピールできる内容は面接官からの質問によっても左右されますが、基本的には応募書類をもとに質問されるため、それらの内容を再確認しておきましょう。アピール内容を事前に確認することで、当日緊張しても内容を思い返すことができ、伝え忘れを減らすことができます。

面接で伝える内容は、応募書類の内容を深堀りする必要があります。応募書類と面接で答える内容が大きく違うのはNGです。それぞれのアピール内容に食い違いがあると、面接官はどちらを参考に評価すればいいのかわからなくなります。信頼を得るためにも、応募書類を事前に読み返しておきましょう。

⑥マナーの確認

面接に慣れているとしても、基本的なマナーをしっかり見直しましょう。マナーは入室から面接中、退室まではもちろん、受付や控室での振る舞い、退室から退社まで細かく確認することが大切です。選考の評価は面接中だけではなく、それ以外も対象です。面接で完璧な振る舞いができていても、それ以外の部分で悪印象を与えると、不合格になる可能性もあります。

就活はトータルで評価が決定するため、企業にいる間は少しも油断せず、常に行動や振る舞いに気を配ることが大切です。面接のマナーには当たり前とされるものが多いですが、当たり前であるほど慣れると失敗しやすいため、常に初心を忘れずに事前確認をおこないましょう。

面接の準備期間

面接を攻略するには、事前にしっかり準備をしなければなりませんが、当然準備に時間がかかります。準備を上手におこなうには、どれくらいの準備期間が必要かを考え、計画的に動くことが大切です。準備期間を正しく設定していないと、焦って準備をし準備不足になることも少なくありません。必要期間を把握し、面接当日から逆算して効率的な準備を心がけましょう。

早めにやっておくと安心

面接の準備を始めるのに早すぎるということはありません。面接のマナーや全体の流れ、当日の動きはもちろん、業界・企業研究、自己分析の徹底なども、面接準備のひとつです。面接の準備とは、いわば就活を攻略するための準備であるため、幅広くおこない細部まで徹底することが大切です。

準備はいつからでも始めることができ、早めに始めるとそれだけ念入りな対策が可能になります。いつ頃から始めるべきかは人によって異なりますが、少なくとも選考の1ヶ月前には準備を始めておくといいでしょう。面接に向けてすべきことは多いため、早めにスケジュールをチェックし、いつ選考があってもいいように仕上げておきましょう。

前日までに徹底する

面接の準備は早めに始めることが大切ですが、たとえぎりぎりでも当日に間に合うなら問題はありません。しかし、当日になって準備を開始する、あるいはすべきことが残っているというのは禁物のため、必ず前日までに終わらせることを意識しましょう。

当日にできる準備もありますが、限られた時間で準備をすると十分な対策ができず、失敗する可能性もあります。特に当日は企業に向かう前から緊張することも多いため、きちんと準備したつもりでも抜け漏れが出てしまうことは多いです。当日は最終チェックだけにとどめ、準備自体は前日までに必ず終わらせましょう。

面接で準備すべき質問

面接の準備では、面接官からの質問に上手に答えられるよう、回答内容を考えておくことも大切です。業界や企業によって聞かれる内容は異なるものの、就活全体で聞かれやすい質問があるため、最低限それらの回答は準備しておきましょう。回答を準備するといっても丸暗記は禁物ですが、ある程度伝える内容を頭に入れておくことで、当日も緊張せずスムーズに伝えられます。事前に回答シミュレーションをしているかどうかで、当日のアピールも大きく違ってくるため、回答内容を考え必ず一度はシミュレーションしておきましょう。

志望動機

志望動機は面接で必ず聞かれる質問です。上手に回答するには、その業界や企業を志望した理由、企業でどのように活躍できるかという点を意識して伝えることが大切です。志望動機では志望度や企業への興味関心の高さ、仕事への熱意が見られています。業界や企業の志望理由では、それらが本当に備わっているかが見られており、本当に自社でなければならないのかという点に面接官は注目しています。

他の業界や企業を志望する理由との差別化が必要なため、その業界、企業にしかない特徴、魅力を踏まえて伝えましょう。また、仕事では当然活躍することが求められるため、志望動機でも自身の魅力を売り込み、どのように活躍できるかを伝えることが大切です。

自己PR

自己PRも面接でほぼ確実に聞かれます。基本的には自身の魅力や個性をアピールしますが、企業が求めるものは何かを意識し、伝える内容を工夫することが大切です。上手にアピールできていても、それが企業が必要とするものでない場合、高評価を獲得するのは難しいです。

反対に一見ありきたりに見えるものでも、企業が求めるものなら高評価が得られます。自己PRは自身の魅力を伝えるだけではなく、就職した場合に仕事でどのように活躍できるか、企業にいかにメリットがあるかを伝えるものです。企業に売り込むという点を意識して、アピール内容を考えましょう。

学生時代に頑張ったこと

学生時代に頑張ったことでは、何を頑張ったのか、そこから何を得たのか、それが企業でどのように役立つのかの3点を意識する必要があります。何を頑張ったのかを伝えるのは必須ですが、それだけでアピールが終わってしまうと、単に思い出話を語るだけでアピールにはなりません。

企業は経験したことを聞きたいわけではなく、経験したことにどのように取り組んだのか、何を学び成長したのかを知りたいのです。一生懸命に取り組んだものでも、学びや成長がないと高評価の獲得が難しいため、注意しなければなりません。また、最終的には企業の仕事に結びつける必要があるため、得たものを活かしてどのように活躍できるかをアピールしましょう。

逆質問

面接の最後には「何か質問はありますか?」と逆質問を求められることが多いですが、これも評価の対象です。逆質問は何でも聞いていいわけではなく、業界や企業について、仕事について、面接で疑問に思ったことのいずれかを聞くのが基本です。ただし、ホームページに載っていて、検索してすぐに分かるような内容や給料、待遇といった仕事の条件を聞くと、印象が悪くなってしまいます。

業界・企業研究を徹底しても分からなかったこと、仕事については1日のスケジュールなど、仕事をする上で役立つことを聞かなければなりません。また、逆質問なしもNGです。質問をしないとやる気のない印象を与えてしまいます。質問は必須ですが内容には注意し、マイナスの印象を与えないようにしましょう。

面接で準備すべきこと【段階別】

選考は複数回おこなわれ、企業によって回数は違います。面接を何回おこなうかは決まってはいませんが、基本的には2〜3回程度のことが多いです。これは複数回面接を重ねることで学生のことを細部まで理解し、採用のミスマッチを防ぐことが目的です。ミスマッチを防ぐには、あらゆる観点で学生を評価する必要があるため、同じ面接でも段階ごとに求められるものは違います。面接の段階別で何が見られているのかを知り、それぞれに合わせて何を準備すべきかを知りましょう。

1次面接:基本的なマナー

1次面接ではまだまだ応募者の数が多いため、ふるい落としの意味でおこなわれることが多いです。基本がしっかりできているかで合否を決定することが多いため、マナーは基礎からしっかり見直さなければなりません。1次面接は基本さえできているなら合格できる確率が高いため、比較的難易度は低いです。しかし、基礎を疎かにして不合格になる人も多いため、注意しなければなりあせん。

基本的なマナーができているなら、面接に向けてある程度の準備をしてきたとみなされ、おおむね高評価を得られます。もちろん、マナーだけで合格できるとは限りませんが、初歩的なミスをしてマイナスポイントを作らないことが大切です。1次面接は少しのミスでも見切りをつけられる可能性が高いため、基本に忠実に取り組むことを意識しましょう。

2次面接:自身の売り込み

2次面接では能力や人柄が見られているため、しっかりと自身を売り込むことが大切です。1次面接同様に、基本的なマナーも見られていますが、これは大前提でできていて当たり前と思われることも多く、できているからといって高評価になるとは限りません。自身を売り込むには、面接官の質問の意図を正しく読み取り、正確かつ簡潔にアピールすることが大切です。

売り込む意識を持つばかりに、関係のない部分でアピールしたり、長々と話したりするのはよくありません。面接では好印象を与え、相手の印象に残ることが大切です。たとえインパクトを持って伝えられても、悪印象がつくと悪目立ちして終わるため、正しく答えることを意識して、簡潔に売り込みましょう。

最終面接:将来のビジョン

最終面接は入社前の最終確認の意味合いが強く、将来のビジョンが重要視されています。就職後の明確なビジョンを持っていることはもちろん、それが企業に適しているかも評価されるため注意が必要です。そもそも入社後のビジョンを持っていないと、就職する意思が弱いと判断され、その時点で不合格になる可能性が高いです。

仕事をする上では相性は非常に重要です。最終面接では、相性の確認がおこなわれていると考えましょう。基本的には企業が求める人材像を意識して答えることが大切ですが、完全に一致させる必要はありません。大きく外れてさえいないなら問題ないため、企業の考えや方向性と自身の考えを擦り合わせ、ビジョンを考えましょう。

面接に備えてしっかり準備しよう

選考は面接が中心のため、面接の攻略は就活の攻略にも直結します。面接を攻略するには事前準備が必須であり、徹底して準備をおこなうことが合格を勝ち取る近道です。面接攻略のためにすべき準備は非常に多く、時間に余裕を持っておこなわなければなりません。準備を始めるのに早すぎるということはないため、思い立った瞬間からできることを考えて取り組みましょう。

また、選考の段階に合わせた準備をおこなうことも大切です。1次と2次、最終面接ではやっておくべき準備が異なります。それぞれの違いを知り、何をすべきかを把握するのも面接攻略のポイントです。万全の態勢を整えて、面接の攻略を目指しましょう。

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