2018年10月22日(月) 更新
インターンシップでの質問|参加時にすべき質問内容とは
目次
インターンシップ中にする質問で理解度が変わる
インターンシップは、「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」の大きく2つに分類されています。人事担当者は能力の高い学生を早期に獲得できるよう、インターンシップを多く開催することで接触機会を増やしています。
インターンシップは志望企業の理解度を深める重要な機会です。企業で働いている先輩社員に直接質問をすることでHPなどに記載されていない生の情報を手に入れることができます。インターンシップで手に入れた情報を元に選考で提出するES(エントリーシート)に説得力の高い志望動機を記載するといいでしょう。
またインターンシップごとに取り組む内容や人事の担当者が変わるため、参加すればするほど企業の理解度を高めることができます。最後までよく読んで就職活動の参考にしてください。
インターンシップでの参加人数別質問の仕方
インターンシップでは参加人数ごとに適切な質問の仕方が変わります。参加人数が多い時と少ない時で会場の規模や企業の担当者、インターンシップの内容などいろいろなところに違いがあります。
「どうやって質問をすればいいのかわからない」と迷わないようにインターンシップや説明会、座談会などで使える参加人数別の質問内容を紹介します。実際にインターンシップに参加する予定がなくても就職活動で行われる説明会にも応用できるため覚えておくといいでしょう。
参加人数が10人〜50人の場合
インターンシップに参加している人数が少ない場合は、会場が狭いため人事担当者が会場を見ると一人一人の座っている姿勢や紙にメモしていることまで見えてしまう程距離が近いです。質問をする時は足をきちんと閉じるなど姿勢を正してから手をあげて質問しましょう。
距離が近いので、インターンシップ中に直接人事に質問ができる機会もあります。インターンシップの内容や雰囲気を見て、その場で質問するか判断しましょう。また長くなりそうな場合は、インターンシップ終了後に個別で人事に質問することもできるため、活用しましょう。
インターンシップ中に質問をすることができる場合がありますが、参加人数が少ない場合は終了後に人事の担当者に個別で質問をすることができる時もあります。
参加人数が100人以上の場合
インターンシップに参加している人数が多い場合は、会場がとても広いため人事担当者はあなたが何をしているのか詳細を把握できません。
しかし、「見えないだろう」と気を抜かずに最後まで真剣にインターンシップに参加しましょう。
参加人数が多いほど質問をしたい人の数は多くなります。質問をする際は「質問がある人?」と聞かれたらすぐに手をあげ、指名をしてもらうように努力をしましょう。人数がたくさんいる分、自分では考えつかなかった内容を質問されることがあるので他の人の質問もきちんと聞いておくといいでしょう。
インターンシップでの具体的な質問内容
インターンシップは、企業の先輩社員たちに会社の雰囲気や仕事内容について聞くことが出来る貴重な機会です。質問をすることで企業への理解が深まったり、自己分析に役立てることが出来るので積極的に質問をしましょう。
質問をしたいけど、「何を質問したらいいのかわからない」とならないようにここではインターンシップに参加時に聞くべき主な質問内容3つをご紹介します。
業務に関連すること
業務に関連することを質問することで実際に働くイメージがつきやすくなります。「1日のタイムスケジュールを教えてください」「入社をしてからどのようにモチベーションを保って仕事をしていますか」「今日の目標と達成するために意識していることを教えてください」など、先輩社員の具体的な業務内容を聞くようにしましょう。
具体的な業務内容を質問することで入社後に意識する目標ややりがいが見えてきます。
しかし、仕事をしていて楽しかったことなどプラスのことだけではなく辛かったことなどマイナスな面も合わせて聞くことでより深く業務に対して理解を深めることができます。
《質問内容の例》
- 1日のタイムスケジュールを教えてください
- 毎月の目標を達成するために特に大切にしていることは何ですか
- 今までで一番つらかった仕事は何ですか
職場の雰囲気に関連すること
先輩社員の同僚や上司との関係性について質問することで風通しのいい職場なのか推定することができます。
「若手社員がどのくらい仕事を任せてもらえるか知りたいです。入社後3年間は主にどのようなことをしていましたか?」「実際の職場の雰囲気・社風はどのようなものですか?」など、質問理由も合わせて聞くことで丁寧に答えてもらうことが可能になります。
また、企業ごとに評価制度が違うため、質問することでより深く働き方や雰囲気をイメージすることができます。
《質問内容の例》
- 若手社員がどのくらい仕事を任せてもらえるのか知りたいです。入社後3年間は主にどのようなことをしていましたか
- 実際の職場の雰囲気・社風はどのようなものですか
先輩社員の就職に関連すること
先輩社員のキャリアについて知ることで参加した企業に自分があっているか確認することができます。「活躍している社員にどんな特徴があるのか」「異勤頻度はどれくらいあるのか」など入社後のキャリアパスについて具体的な質問をしてみましょう。
実際に働いている社員さんに質問するため、その会社で求められている人物像などを知ることができます。また、「自分がどのようにキャリアパスを歩みたいのか」を明確にしておくと先輩社員の話から合う合わないを見極めることができます。同じ会社でも部署によって違うことがあるのでより多くの先輩社員に質問をしてみましょう。
《質問内容の例》
- 活躍している社員にはどのような特徴がありますか
- 異勤頻度はどのくらいありますか
- この企業に入社した理由を教えてください
すべきでない質問内容
インターンシップでは質問をするメリットがたくさんありますが、質問をすべきでない内容もあります。情報を集めることはとても大切ですが、人事の担当者にマイナスの印象を与えないように内容に注意をして質問をしましょう。
「どんな質問が人事にマイナスな印象を与えるのかわからない」あなたに覚えてもらいたい主な質問内容を紹介します。
福利厚生に関連すること
福利厚生や有休消化など、業務内容に関係のない質問をするとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。とはいえ、福利厚生は会社を選ぶ上で重要な指標です。
ストレートに「福利厚生はありますか?」と質問するのではなく、興味のある制度があれば深堀りをして「どれくらいの割合の人が利用しているのか」「利用することでどんなことが業務効率で良かったのか、実体験を教えてください」など業務内容と合わせて質問をし推測をするようにしましょう。
《NGな質問内容の例》
- 福利厚生で産休育休制度はありますか
- 有給はいつから使用することができますか
- 社宅制度はありますか
HPに乗っていること
インターンシップの冒頭で人事担当の方が説明したことや企業の公式HPに記載されている内容は「話を聞いていなく志望度が低い」と判断される可能性が高いです。インターンシップに参加する前に事前リサーチをして質問する内容をあらかじめ準備しておきましょう。
HPに記載がないことが多い、研修内容の詳細やインターンに参加して気になった質問など実際に働いている先輩社員にしか聞けないような質問をするようにしましょう。
《NGな質問内容の例》
- 御社には研修制度はありますか
- 通勤交通費の支給はありますか
- 主な事業内容を教えてください
給料、企業の悪口につながること
企業の悪口につながる質問は全てマイナスに評価されます。企業によって大きなスキャンダルや不祥事などの噂が流れていることがあります。
それらについて気になってしまうことは、志望している企業であれば当然のことです。しかし、企業の悪口に繋がることは場合によって「批判的な考えを持っている」と捉えられる可能性が高いため質問しないように注意しましょう。
《NGな質問内容の例》
- 平均年収を教えてください
- 前年のボーナスの支給額を教えてください
- 月給と手当はいくらもらえますか
- あのスキャンダルはなぜ起きたのですか
インターンシップに参加する時に最低限抑えておきたいマナー
企業に対する適切なマナーはインターンシップに参加する前に覚えましょう。インターンシップでは直接コミュニケーションを取る機会が多いため、人事担当者は参加者の細かいビジネスマナーなどを意識して確認をしています。
社会人のマナーはあなたの第一印象を左右する重要なものです。意識するだけでできることばかりなので「選考じゃなくてインターンシップだから大丈夫」と気を抜かず、当日までにしっかり覚えておきましょう。
参加するときのマナー
社会人のマナーを守ることで人事の印象に残り、いい評価をもらえる可能性が高いです。常に見られていることを意識して会場内に入ったら私語は控えましょう。
開始時刻の5分前には会場につくように行きましょう。遅刻や遅延の連絡をすることが起こらないように前日から準備を済ませておくことを強く勧めます。また、早くインターンシップの会場についたからといって30分以上前に中に入るのもマナー違反です。適切な時間に訪問するようにしましょう。
会場についたらまずは上着を脱いで手に持ってから中に入りましょう。会場に入るところからインターンシップは始まっています。振る舞いがしっかりしていると人事の印象に残りやすくなるため、いい評価をもらえる可能性が高いです。会場を出るまで気を抜かずに最後まで意識してインターンシップに臨みましょう。
質問するときのマナー
インターンシップで質問をしたい参加者はあなた以外にもいます。「協調性」を持って1度にする質問は1つだけにしておきましょう。質問する際は簡潔にゆっくりと聞き取りやすいようにハキハキと発言すると熱意が伝わります。
自分が発言した後に他に気になることが出てきた場合はインターンシップ終了後に聞きにいきましょう。個別に聞きにいく時間がなかった場合はもう一度同じ会社のインターンシップにいくか、その企業が参加する合同説明会などを探してみるともう一度質問をする機会ができます。
マナーを守って質問をすることで社会性や協調性をアピールすることができるので、守るべきポイントを把握して積極的に質問をするようにしましょう。
質問を予め用意して満足度の高いインターンシップにしよう
インターンシップでの質問は企業で働く先輩社員に直接質問ができるため、志望する業界や企業の理解度を深めることができます。ただ参加して時間が過ぎるのを待つのではなく、積極的に人事の担当者に質問をして企業の理解度を高めるようにしましょう。
インターンシップは人事担当者に直接アピールできる重要な就職活動です。今回紹介した好印象を与えられる質問内容とすべきでない質問をどちらも活用して就活を成功に導きましょう。
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