2018年10月22日(月) 更新
面接の対策マニュアル|就活で必ず質問される種類別の質問内容とは
面接の対策をしておくと就活で成功する
就活を進める上で避けて通ることができない面接。「どのような対策をして面接に臨めばいいのかわからない」と不安を感じていませんか。面接対策をしない就活生は少なくありません。
しかし、就活における面接は、対策をすればするほど内定を手に入れることができる可能性が高くなります。今回は主に対策すべき「種類別の特徴と質問例」「逆質問のメリットと質問例」「就活生は対策をすべき面接のマナー」の3つを解説するので最後までよく読んで就活を成功させましょう。
種類別の特徴と質問例
面接は大きく分類すると「一次面接」「二次面接」「最終面接」「集団面接」と4つに分けることができます。面接は種類によって特徴が異なります。種類ごとに対策しておきたい質問内容が変化するので、しっかりと確認しておきましょう。
初対面で年上の社会人と話すことはとても緊張すると思いますが、面接の特徴と質問内容を把握しておくだけで何も知らない時より苦手意識や不安感を少なくすることができます。ここでは種類別に詳しい特徴と質問例を紹介していきます。
一次面接での質問例
一次面接とは書類選考を通ってからする最初の面接のことです。そのため人事面談やグループワークをすることが多いでしょう。この段階では応募してきた就活生の中から能力の高い学生を選ぶよりも「訪問時のマナーが守れているか」「基本的なコミュニケーション能力」など、最低限自社の基準を満たしているか確認することを目的としています。
そのため質問される内容としては「自己PR」「学生時代頑張ったこと」「志望動機」などよく聞かれる質問がほとんどです。一次面接ではわかりやすく簡潔にハキハキとした声で受け答えをするようにしましょう。
《質問内容の例》
- 自己PRをしてください
- 学生時代に頑張ったことを教えてください
- 志望動機を聞かせてください
- 就活ではどのような業界や企業を受けているのか
- なぜその業界を志望したのか
- なぜ弊社に応募したのですか
二次面接での質問例
二次面接以降では一次面接の時よりも「自社で活躍できそうな人材であるか」に重点を置いて評価しています。優秀な学生であっても「現場に求められている能力を把握していない」「会社への熱意」が明確化されていないとあっさり落とされてしまうので、「なぜその企業に入りたいのか」を自分の中に落とし込んでおくといいでしょう。
二次面接では担当する社員が中堅社員や責任者など職位があがります。そのため理解度が低いまま面接に進むとあっさりと落とされます。二次面接では一次面接で答えた内容を振り返り企業の理解度を深めるとともに、自分の言葉として伝えられるようにしましょう。
《質問内容の例》
- なぜ同業他社ではなく弊社に応募したのですか
- 入社後にやりたいことはなんですか
- 他社の選考状況を教えてください
- あなたの強みはありますか(他にその強みを発揮した経験はありますか)
最終面接での質問例
最終面接では「その会社で働くことが前提」として質問されるため、「5年後に求められている人物像」をイメージするといいです。また、人間性やあなたの将来像と自社がマッチするかを重点的に見ているため、最後まで気を抜かずに「入社の意思」を伝えるようにしましょう。
役員や社長など存在感に圧倒されて緊張してしまうかもしれませんが、小さなミスはいくらでも挽回することができます。いつも通りの平常心で臨みましょう。緊張してしまった時は深呼吸すると落ち着くことができます。内定の一歩手前で落とされてしまうのはもったいないので、今まで以上に気合を入れて「その企業に入りたい熱心さを」面接で伝えるようにしましょう。
《質問内容の例》
- 将来どのような人物になりたいですか
- あなたの性格を一言で表すと
- いま内定を出したらここで就活を終わりにするか
集団面接での質問例
集団面接とは4〜5人ほどの就活生が同時に受ける面接です。個人面接と違い複数人での面接は人数が多く時間が限られているため、一つの質問に対して一人ずつ深掘りされることがなく簡潔にゆっくりと答えることが求められます。緊張して早口にならないよう、意識して発言しましょう。
しかし、「簡単な質問しかされないから」と油断していると他の就活生と比べられて悪目立ちしてしまう可能性もあります。集団面接だからこそ、場の雰囲気を読みながら流れに合わせて回答するようにしましょう。
《質問内容の例》
- 自己紹介をお願いします
- 志望動機を教えてください
- あなたの強みと弱みを教えてください
- 最近関心のあるニュースはありますか
- 隣の人に関連する質問
逆質問のメリットと質問例
逆質問はその返答次第で面接担当者に自分のことをアピールすることができます。好意的で相手にとって答えやすい質問をすることでコミュニケーションが活発になり、良い印象で面接を終えることができるでしょう。
面接担当者は応募者が他に何社も受けていることを理解しています。その中で自社の志望度はどれくらいなのか確認をするために逆質問をしてくることが多いです。面接終盤に必ず聞かれる「何か質問はありますか」という逆質問を活用して面接担当者に好印象を持ってもらいましょう。
面接担当者に積極性をアピールできる
逆質問はいままで企業研究してきた成果を面接担当者に直接アピールできるチャンスです。HPや説明会などで説明されていない具体的な業務内容について質問をしてみましょう。
その企業へ志望度の高さをアピールすることができるとともに、いままで参加したインターンシップや説明会で聞けなかった先輩社員の生の声を聞くことで、企業とのミスマッチを防ぐことができます。ここでは面接担当者の印象に残る主な質問を確認していきましょう。
面接担当者の印象に残る主な質問例
逆質問は面接が全体的に盛り上がらなかった場合でも、内容次第では自分のことを大きく印象付けることができます。事前にいくつかの質問内容を用意しておくと面接の流れに合わせて自然に効果的な質問をすることができるのでオススメです。
《質問内容の例》
- 入社前に勉強しておいたほうがいいスキルや資格はありますか
- 御社の社風は〜だと聞いて、とても魅力的に感じています。その上で何か具体的なエピソードがあれば教えていただきたいです。
- ○○様から見て御社で仕事をする上で気をつけるポイントや心得ておくことはありますか。
福利厚生に関連する逆質問には注意をしよう
面接で福利厚生について質問することは質問の仕方によって「仕事に対して積極的ではない」と誤解されてしまう可能性があります。面接の印象がよくても逆質問の内容で面接官を不快な気分にさせてしまうと、選考に進めない場合もあるのでできる限り質問をしないようにしましょう。
とはいえ、どうしても質問をしたい場合はストレートに聞くのではなく、「出産後も御社で働き続きたいと考えています。産休を取得して現場に復帰した方はいらっしゃいますか?」など業務内容に絡めて質問をするようにしましょう。
《NGな質問内容の例》
- 残業代はつきますか
- 有給はいつから使用することができますか
- 社宅制度はありますか
- 交通費は全額支給されますか
就活生は対策をすべき面接のマナー
面接は第一印象で突破できるかできないか決まります。あなたのことを理解してもらうためにマナー不足で人事の担当者に悪い印象を持たれてしまうことは避けたいですよね。オフィス内では、どこで社員の方があなたのことを見ているかわかりません。ビルをでる最後まで気を抜かずにマナーを意識するようにしましょう。
また知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまわないように、主な面接のマナーを確認して面接を突破していきましょう。
企業への訪問時のマナー
訪問時での受け答えであなたの第一印象が決まります。人は見かけで判断しない、と言いつつも外見から伝わる印象は思っている以上に評価に影響します。まずはオフィスに入る前に気をつけたい訪問時の主なマナーを確認しておきましょう。
面接は選考を受ける企業のオフィスに入る時から出る時まで続いています。受付から選考に含まれている企業もあるので気を抜かずに臨むようにしましょう。会社への訪問は担当者が準備をしている可能性が高いので、30分以上前には訪問せずに5分前に入室するといいでしょう。
《訪問時のマナー例》
- オフィスに入る前に上着を脱ぐ
- 5分前には受付を済ます
- 通りすがる人に挨拶をする
- 控え室で携帯を触らない
服装・髪型のマナー
企業によって服装のTPOは変わります。「スーツできてください」「私服で来てください」「スーツか私服どちらでもいいです」など企業によって指定される服装が異なります。指定された適切な服装で訪問するようにしましょう。
勘違いしがちな服装マナーですが、「私服でOK」と言われたからといって、ダメージジーンズやパーカなどのカジュアルすぎる服装は避けるようにしましょう。柄があまりないものやシンプルで目立たない服装が理想的です。
《服装・髪型のマナー例》
- TPOに合わせた服を着る
- 髪型は暗めのワントーンカラーで長い場合はまとめる
- 床においた時に自立するカバンにする
- 靴は綺麗に磨いておく
いつから面接の対策を始めたらいいのか
面接対策は早ければ早いほどいいです。面接開始の時期はこの3年で3回も変化しています。「4月まで大丈夫」と余裕を持っているとあっという間に出遅れてしまいます。特に志望している企業がベンチャー企業や外資系企業の場合は12月くらいから情報収集を始めた方がいいでしょう。
早めに準備をしておくことで安心感や自信をつけることができ、本番での余裕にも繋がります。内定獲得を早期にできるようしっかりと対策をしておきましょう。
対策は早ければ早いほどいい
面接対策は早ければ早いほど結果を出すことができます。新卒採用の求人数は企業ごとに採用する人数の定員が決められているため、定員人数に達したら募集は締め切られてしまいます。
そのため、準備を行うのが遅かった就活生は成功を勝ち取る可能性が低くなります。面接でしっかりとした受け答えができるように自己分析や企業研究を徹底して理解しておきましょう。枠が少ない難しい戦いになる前に、他の就活生よりも早く内定を勝ち取ることが就活成功への鍵となります。
回数をこなすと慣れてくる
場数を踏むと年上の担当者とコミュニケーションをとることに慣れてきます。面接が上手な人は相手の質問に対して自分の考えを論理的にわかりやすく伝えることができます。元々伝えるのが上手な人もいますがコミュニケーション能力は鍛えることで誰でも使いこなすことができます。
第一希望の面接の前に、チャレンジも込めて他の企業の面接を何社か受けてみるといいでしょう。何社も面接を受けることで質問に対して答える回答の精度が上がっていき、自分らしい言葉で相手に伝える力が身につきます。
面接の対策をして就活を成功させよう
初対面の社会人と話すことは緊張するでしょう。しかし、しっかりと面接対策をすることで苦手意識を克服することで就活を成功させることができます。面接で緊張してしまうのはしょうがないこと、深呼吸をするなど一回落ち着いてから答えるようにするといつも通り人事の担当者と話すことができます。
面接では人事の意図を汲み取っていかに自分の考えや自分自身のことをわかりやすく伝えられるかがポイントになってきます。今回紹介した具体例を参考に質問されたことに最後まで誠意を持って答え、就活を成功させましょう。
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