2018年10月24日(水) 更新
【自己紹介例】必要な内容3つや就活のシーン別の自己紹介例文をご紹介
例を参考に自己紹介を学ぼう
自己紹介は就活の幅広いシーンで必要なため、例を参考に複数のパターン考えておくことが大切です。自己紹介は単に自分の名前を伝えるだけではなく、他にも自分を知ってもらえる情報を伝える必要があります。どのような自己紹介をするかによって、相手の反応や与えられる印象は異なり、今後の関係性に影響する可能性もあります。
就活で自己紹介を求められるシーンは数多くありますが、どの場合でも第一印象が決定する点は共通しており、最初にどのように思われるかは非常に重要です。第一印象がよくないと評価も下がってしまい、その後の関係づくりに悪影響を及ぼしかねません。自己紹介は就活でも特に重要視すべき項目のため、例を参考にして上手に伝えられる内容を考えておきましょう。
自己紹介に必要な内容3つ
上手に自己紹介をするには、まずは何を伝えるべきかを考えなければなりません。特別な指示がない限り、自己紹介の内容は自由に伝えることができますが、自由にアピールできる=何を言ってもいいというわけではないため、注意が必要です。自由といってもある程度伝えておくべきことはあり、必要な項目が伝えられていないと、そもそも自己紹介として成立しない可能性もあります。自己紹介で必要な内容は大きく3つに分けられます。
名前や出身大学名
名前や出身大学名といった基本的な情報は自己紹介では必須であり、これらを伝えていないとそもそも自己紹介をおこなう意味もなくなってしまいます。自己紹介とは自分を知ってもらうこと、深く理解してもらうことが目的ですが、単純に素性を明かすという側面もあります。
自分に関する基本的な情報を明かしていないと、素性が分からず信用できないという印象を与えてしまうため、注意しなければなりません。また、さらに自分を知ってもらうなら、大学名だけではなく、学部、学科、専攻などを深堀りして伝えることも大切です。基本的には大学名、学部程度でOKですが、研究内容に触れて自己紹介を進めたい場合は、何を学んだのかまで伝えておきましょう。
学生時代の経験
学生時代の経験も必須の内容であり、何に最も力を入れて取り組んだのかを簡単に伝えましょう。学生時代に何を経験したかによって、その人がどのような人なのかが分かるため、これは必ず伝えなければなりません。学生時代とは大学での経験を指すため、高校以前の経験は触れず、あくまで大学時代に何をやったかを話しましょう。
また、自分を知ってもらうことが自己紹介の目的ではあるものの、経験ばかりを長く話し過ぎるのはNGです。自己紹介は自分の過去を紹介するものではなく、どのような人間かを知ってもらい、現在、未来の関係を作るためにおこないます。学生時代の経験は特に自分を表すひとつのエピソードに絞って伝え、昔話ばかりしないよう注意しましょう。
意気込み
自己紹介は今後の関係性を作るためにおこなうため、意気込みややる気を伝えることが大切です。自己紹介は就活でも幅広いシーンでおこないますが、その時々に合わせた内容で意気込みを伝えましょう。例えば面接で自己紹介をするなら、面接にどのように取り組みたいか、さらには就職に向けての意欲がどれくらいあるかをアピールすることが大切です。
意気込みは基本的に自己紹介の最後に伝えるため、この有無によって全体のアピールの印象は大きく変わります。意気込みなしで自分の情報を伝えるだけで終わってしまうと、尻すぼみな印象を与える可能性があるため、注意しなければなりません。
自己紹介で注意すべきポイント
自己紹介は内容さえまとまっているならいいわけではなく、上手に伝えるためには注意しなければならないポイントも数多くあります。注意点が守れていないと、たとえ完璧な内容でも印象が悪くなってしまう可能性もあります。
自己紹介はただ伝えるだけではなく、いかに印象よく伝えることができるかを意識しなければなりません。注意点を正しく把握し、マイナスの印象を与えずにスムーズに自己紹介をおこないましょう。
1分を目安にする
自己紹介は長さが重要であり、基本的には1分を目安としましょう。1分は長すぎず短すぎないちょうどよいバランスであり、不快な思いを与えることなく、かつ印象にも残りやすいです。1分よりも短いとアピール不足に感じてしまい、場合によっては意欲が低いとマイナスの印象を与えてしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。
反対に長すぎると何が言いたいのかが曖昧になってしまい、結局何も伝わらず印象に残らない可能性があります。また、だらだらと話し続けることで退屈な印象を与え、周囲に気を配れない自分勝手な印象も与えかねないため、注意しなければなりません。おおむね同じ内容でも、長さが違うだけで印象は異なるため、好印象を与えやすい1分を目安に考えましょう。
時間の指定に注意
自己紹介の基本は1分ですが、シーンによっては時間を指定されることもあります。シーンごとにどれくらいの時間が指定されるかは異なりますが、多いのは1分以外だと30秒、2分などです。指定がある場合は、その時間内に自己紹介をおこなう必要があり、時間をオーバーする、あるいは短すぎると印象が悪くなる可能性があります。
時間指定に対応するには、事前に複数パターン考えておくことが大切であり、まずは1分の自己紹介を考え、それをベースに内容の増減をおこないましょう。指定がないなら1分が基本のため、1分のものを考えてから他のパターンも考えるとより効率的に対策ができます。時間が変わっても伝えるべき内容は基本的に同じのため、大前提の内容は崩さず細部を調整しましょう。
自己PRと混同しない
自己紹介で好印象を得るには、自己PRと混同しないことも大切です。自己紹介も自己PRも自分を知ってもらうことが目的ですが、伝えるべき内容は大きく異なります。自己紹介は自分を知ってもらう、理解してもらうことが目的であり、基本的には広く浅い内容で伝えます。
時間指定によっては一部に絞って伝えることもありますが、それほど深堀りして伝えないという点では時間に関係なく共通しているでしょう。対して自己PRの場合は、自分の魅力を理解してもらうことはもちろん、細部まで把握してもらい、採用メリットをアピールすることを目的としています。それぞれ別物であることは理解しておきましょう。
話し方や声の大きさも重要
自己紹介はどのような内容で伝えるかが大切ですが、それだけではなく話し方や声の大きさも重要です。どれだけ明るい内容で伝えても、小さな声で自信がない様子だと暗い印象を与えやすく、ポジティブな人間性は伝わりません。
同じ内容でも、話し方、声の大きさ、表情、仕草など、伝え方ひとつで印象は大きく変わるため、どのように伝えるかも意識しなければなりません。伝え方まで含めて自己紹介は評価されるため、不安な場合は鏡の前で練習するなど、自分が実際にどのように自己紹介をしているか、事前に確認するのがおすすめです。
上手に自己紹介をするには
自己紹介は基本的なポイントさえ守っているなら、マイナスの印象を与えることはほとんどありません。しかし、基本だけでは当たり障りのない印象を与えるだけで終わる可能性もあるため、好印象を与えるにはさらに工夫して伝えることが大切です。
上手に自己紹介ができると有利に進めやすく、成功も勝ち取りやすいです。どのようなシーンでも第一印象で好印象を与えるに越したことはないため、上手に自己紹介をするためのポイントも知っておきましょう。
要点をまとめて伝える
自己紹介は自分を知ってもらうことが目的のため、つい情報量を多く伝えてしまいがちです。しかし、自己紹介はあくまで会話のきっかけ作りになる簡単な紹介であるため、ここですべてを伝える必要はありません。情報量が多い=深くまで知ってもらえるわけではないため、要点は簡潔にまとめてシンプルに伝えることが大切です。
簡潔にまとめると、あっさり自己紹介が終わるため、本当に相手に伝わるのかと不安に感じる人もいるでしょう。しかし、簡潔にまとめたほうが相手に伝わりやすく印象にも残りやすいです。長々と話すよりも、要点をまとめてピンポイントで語ったほうが話している内容も覚えてもらいやすいため、簡潔さを意識して伝えましょう。
印象的なポイントをつくる
印象的なポイントをつくることも、上手に自己紹介をおこなうには大切なことです。簡潔さを意識することで聞きやすく覚えやすい自己紹介になりますが、それだけではインパクトが弱い可能性も高いです。シンプルながらもインパクトがあるということが大切なため、自分らしさや個性をアピールする内容を含めて話すことを心がけましょう。
印象的なポイントを作るといっても、突飛な内容である必要はありません。趣味や特技など一般的なものでも問題はなく、自分らしさを伝えることを念頭に置いてアピールすることが大切です。例えば趣味を述べる場合は、何が趣味かだけではなく、それにどのように取り組んでいるかまで伝えて、オリジナリティを出すことを意識しましょう。
自己紹介の例文【就活のシーン別】
就活は幅広いシーンで自己紹介を求められるため、シーン別にどのような内容を伝えるかを考えておくことが大切です。基本的な内容はシーンが変わっても同じですが、細部は変更すべき点もあるため、注意しなければなりません。
就活で自己紹介を求められるタイミングは、大きく「インターン」「面接」「入社後」の3つに分けられます。それぞれでどのように違うのかを知り、例を参考にして自分らしい自己紹介を考えていきましょう。
インターン
○○大学経済学部より参りました。○○と申します。大学ではサッカー部に所属しており、ポジションはキーパーです。キーパーは他のポジションとは違ってレギュラーになれるのが1人のため、誰よりも努力してレギュラーの座を勝ち取りました。
目標を定め、それに向かって突き進んで努力できることが、私の強みだと考えます。今回のインターンでは、成長するためには何が必要かを考え、精一杯取り組みたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。
インターンの例文では、大学時代の経験から強みを話し、それをインターンにどのように活かすのかを述べています。大学時代の経験を簡単に述べることで、どのような人間性かが伝わり、信用できる人柄が伝えられているでしょう。さらに、これまでに培ったものとインターンへの意気込みをリンクさせることで、より印象的に意欲がアピールできています。インターンを学びや成長の場と捉え、その実現に向けて努力すると伝えることで向上心の高さも伝わります。
面接
○○大学商学部より参りました○○と申します。大学時代はアルバイトに精を出し、4年間勤め上げました。アルバイトではパンの製造に携わり、レギュラーの商品を製造する傍らで、新商品のアイデアを提案することを意識して働きました。
実際に商品化したものもあり、アルバイトを通して新しいことに挑戦する意欲を身につけ、常に上を目指すことの大切さを学びました。本日はよろしくお願い致します。
面接の例文では、アルバイトの経験を述べ、新しいことに挑戦する意欲や向上心の大切さを学んだとアピールしています。単にアルバイトを続けるだけではなく、新商品の提案をおこなうなど、向上心を持って働いていることで、アピールポイントも根拠を持って伝えられています。
また、通常の仕事をしっかりこなしながらも、新商品のアイデアを考えたと述べることで、単に好奇心旺盛なだけではなく、責任を果たしていることも伝わり好印象です。
入社後
営業部に配属されました、○○と申します。出身は大阪府で○○大学経済学部を卒業しました。大学時代はサークルでバンドを組んでおり、ドラムを担当していました。分からないことばかりですが、ご迷惑をおかけしないよう精一杯努力したいと思います。
一日でも早く営業部の一員となって活躍したいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
入社後はインターンや面接での自己紹介とは違い、どこに配属されたかを先に伝えることが大切です。入社後は自己紹介をするシーンが数多くありますが、まずは所属を伝えることが重要なため、必ず伝えておきましょう。就活中は名前と出身大学が基本事項として必要な内容ですが、入社後は名前と所属が基本事項になります。
そのため、シーンによっては出身大学を割愛しても構わない場合もあります。入社後は仕事への意欲の高さを伝えることが大切であるため、内容はもちろん新卒らしく元気よく伝えることも意識しましょう。
例文を参考に自己紹介をマスターしよう
自己紹介は就活で必須のアピール項目であり、第一印象を決める非常に重要なものです。何を伝えるかによって印象は大きく変わり、評価を左右することも少なくありません。就活中はどのような場でも評価の対象であるため、自己紹介の時点から評価されていることを意識し、工夫した内容で伝えることを心がけましょう。
自己紹介を求められるシーンは幅広く、タイミングによって伝えるべき内容は少しずつ変化します。その場に合わせた内容で伝えることが大切であるため、例を参考にして、シーンごとにどのような点が違うのかを把握しておかなければなりません。自己紹介で今後の人間関係は大きく変わるため、自分らしさを上手に伝えることを意識し好印象を与えましょう。
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