2018年12月19日(水) 更新

インターンシップの目的|学生と企業別の目的や就活に活かすポイント

インターンシップの目的とは?

就活のスムーズな攻略を目指すなら、インターンシップに積極的に参加することが大切です。しかし、インターンへの参加は必須ではないため、本当に参加しなければならないのか、疑問に思う人は多いでしょう。確かにインターンは必須ではなく、参加せずに内定を獲得している人もいます。

しかし、一方でインターンに参加して就活を有利に進めている人が数多くいることも確かで、参加することには十分な意味があります。インターンを就活に活かすには、なぜ参加するのかという目的を正しく把握することが大切です。インターンに参加する目的、企業が実施する目的を理解することで、インターンの必要性や重要性を理解できます。目的からインターンの大切さを知っていきましょう。

インターンシップの目的【学生】

インターンシップの重要性を把握するには、まずは学生から見た参加の目的を知ることが大切です。学生側の目的とは、いわばインターンに参加するメリットであり、正しく理解してから取り組むことで、さらにメリットを高めることができます。目的は大きく3つに分けられ、それぞれ細部まで理解を深めることが大切です。学生側から見たインターンの目的は何か、参加することで何が得られるのかを知り、どのような意味があるのかを把握しておきましょう。

業界・企業研究

インターンシップに参加する学生側の目的のひとつは、業界・企業研究にあります。インターンで実施される内容は企業によって異なりますが、基本的には企業や仕事に関係することを教えてもらえます。実務経験やワークなどを通じて企業や仕事への理解を深めることができ、さらに広い視野を持つことで、業界への理解も深められるでしょう。

企業と近い位置で体験しながら学べるのはインターンならではの魅力であり、参加する目的の多くはこの部分にあります。他では得られない情報が手に入るチャンスであり、その後の選考にも活かしやすいでしょう。業界や企業への理解を深めることで、自身との相性も判断しやすく、志望先を選定する際にも役立ちます。

社会人経験を積む

学生のうちに社会人経験を積むことも、インターンシップに参加する目的のひとつです。インターン期間中は参加している学生は企業の一員として扱われ、社員同様のことを経験する場合も多いです。実施内容によってどこまでのことができるかは異なりますが、ワークに参加することで、社会人としての自覚を持ちやすいのは確かでしょう。

社会人経験を積むのは重要なことで、学生のうちから経験を積むことで他の学生より一歩リードして就活を進めやすくなります。同じ仕事を経験する場合でも、アルバイトとインターンでは全く意味合いが違います。一足早く社会人経験を積みたいなら、インターンへの参加は必須でしょう。

選考を有利に進める

選考をよりスムーズかつ有利に進めることも、インターンシップに参加する目的のひとつです。インターンに参加することで企業への志望意欲の高さをアピールしやすく、本選考での評価に繋がる場合もあります。また、インターンで得た情報は選考の対策にも活かしやすく、情報を上手に活用することで、応募書類の作成や面接の対策にも役立ちます。

インターンで企業や仕事のことを深く知ることで、明確な志望動機を考えやすく、企業の特徴を知ることで、その企業に合った自己PRも考えやすいです。本選考での評価に繋がるかどうかに関係なく、念入りな選考の対策がしやすくなることは、十分なメリットといえます。選考を有利に進める目的で、複数企業のインターンに参加する人も多いです。

インターンシップの目的【企業】

インターンシップへの理解を深めるには、企業から見た実施する目的を知ることも大切です。企業目線で考えることで企業がインターンから何を期待しているのかが分かり、学生の何を見ているかも理解できます。そもそもインターンの実施にはかなりのコストがかかっており、何の目的もなく企業が費用をかけておこなうはずはありません。企業によって実施する目的は違いますが、何らかの狙いがあることは知っておきましょう。

優秀な学生を探す

企業がインターンシップをおこなう大きな目的は、優秀な学生を探すことにあります。学生が就職活動をおこなうのと同様に、企業も採用活動をおこなっています。就活の情報解禁が3月、経団連の指針に従う企業なら6月から面接解禁と、企業もタイトなスケジュールで動くことには動かなければなりません。

スケジュール通りの採用活動では、優秀な学生を確実に見つけるのは難しいのです。インターンで優秀な学生を見つけた場合は本選考での評価を優遇したり、リクルーターをつけて別の選考ステップを用意することもあります。採用活動をスムーズに進めることがインターンの大きな目的であり、企業も重視していることは理解しておきましょう。

人材の早期獲得

人材の早期獲得も、企業がインターンシップをおこなう目的のひとつです。優秀な学生を見つけた後に、そのまま採用に乗り出す企業も少なくありません。特に実務経験を積めるインターンの場合は、仕事ぶりを見て評価を決めやすいため、就活が始まる前に内定を出す企業も多いです。

インターンの時点で内定を出すことで、優秀な学生を他の企業に取られずに済むため、採用活動でも高い成果を上げることができます。コストをかけておこなう分、直接の採用に役立てたいと考える企業は多く、積極的に内定を出す企業は少なくありません。

自社プロモーション

企業がインターンシップをおこなうのは、基本的には直接採用活動に役立てることが目的です。しかし、一部間接的な目的も存在し、それが自社のプロモーションです。インターンはコストがかかるためすべての企業がおこなうわけではなく、余計な手間を避けるために実施しない企業もあります。

インターンから得られるものは学生と企業両方にありますが、基本的には学生側のメリットが大きいです。インターンは職業体験を通じた学生の成長が目的のため、企業側のメリットは微々たるものと言えます。学生のためのインターンを実施することで、企業の知名度は上がり、結果的にプラスに働く場合があります。知名度を上げ、志望者を増やすことで採用活動を役立てようと考える企業があることも覚えておきましょう。

期間別インターンシップの目的

インターンシップは大きく短期と長期の2つに分けられますが、それぞれで参加する目的は異なります。インターンに参加するだけでもメリットがあるのは確かですが、さらにメリットの最大化を目指すなら、期間別の目的を正しく把握することが大切です。参加するインターンの期間を間違えてしまうと、本当に得たかったものが得られず、時間を無駄にしてしまう可能性もあるため注意しなければなりません。それぞれの目的の違いを知り、得たいものに合わせて参加する区分を決めましょう。

短期:企業理解が中心

1DAYや1週間程度の短期インターンシップは、企業理解を深めることが目的です。短期の場合はワーク形式でおこなわれることが多く、仕事を模擬体験しながら理解を深めていきます。実際の仕事を経験できるわけではありませんが、業界や企業、仕事について深く知ることはできるため、就活初期段階の準備には役立てやすいでしょう。

また、期間が短いため、比較的参加しやすいことも特徴のひとつです。スケジュールを組みやすいため、短期だけに集中する場合は、複数企業の企業に参加する人も多いでしょう。短期間で集中して企業理解を深められるため、効率的に就活対策したい人にもおすすめです。複数企業に参加することで、企業との相性も測りやすく、志望先の選定にも役立ちます。

長期:実務経験がメイン

長期インターンシップは1ヶ月以上が基本で、長いものだと3〜6ヶ月程度のものもあります。長期の場合は実務経験がメインで、実際に仕事をしてよりリアルな社会人経験を積むのが目的です。実務を経験することで、社会人の大変さや仕事の難しさを知ることができ、就職に向けての意識を高めやすくなるでしょう。

また、実際に仕事をすることでスキルを身につけることもでき、これも就活に役立ちます。企業との相性も明確に測りやすく、理想と現実のギャップが埋められる点も、長期インターンならではの目的といえるでしょう。長期インターンは期間が長いだけに途中で投げ出すのはNGで、学業との両立も難しいですが、その分得られるものは大きいです。

インターンシップを就活に活かすには

インターンシップは、積極的に参加することで就活も有利に進めやすくなります。しかし、ただ参加するだけで自動的に有利になるわけではなく、就活に活かすための工夫をしなければなりません。漠然とした気持ちで参加するのはNGで、就活に活かす意識を持っていないと、何も得られずに終わってしまう可能性もあります。せっかく参加するインターンを無駄にしないためにも、就活に活かすには何が必要かを知り、上手に役立て選考をスムーズに進めましょう。

事前の業界・企業研究が必要

インターンシップに参加することで、業界や企業への理解を深められます。業界・企業研究を効率的におこなうためにインターンに参加するのはおすすめですが、素早く理解を深めるには事前にある程度の知識をつけておかなければなりません。業界や企業についての基本的な知識を身につけておくことで、より発展的な内容も理解しやすくなり、有益な情報も得やすいです。

基本の理解ができていないと、簡単なことしか学べない可能性もあり、それではインターンに参加するメリットが減ってしまいます。また、インターンに参加するには選考があり、それを攻略するためにも最低限の理解を持っておくことは大切です。ベースをきちんと作り、インターンでさらに情報、知識を積み上げることをイメージするといいでしょう。

参加する目的を明確にする

参加する目的を明確にしてから臨むことも、インターンシップを就活に活かすための重要なポイントです。インターンは学びの場であり、企業はあくまで成長する機会を提供しているだけに過ぎません。チャンスを活かして実際に成長できるかどうかは学生次第で、大きな成長を掴み取るには絶対に成し遂げたい目的を持って参加することが大切です。

インターンに期待するものは人によって違うため、目的はどのようなものでも構いません。自分にとって必要なこと、就活に活かせることをイメージし、それを達成できる実施内容、期間を選ぶことが大切です。何かひとつでも目的を達成できたなら、そのインターンは成功と言えるでしょう。

目的を設定してインターンシップで成長しよう

インターンシップは就活に役立つ重要なイベントですが、上手に活かすためにはきちんと目的を設定しておかなければなりません。目的意識なく参加すると、得るものが何もなく、時間を無駄にして終わる可能性もあるため注意が必要です。目的は人によって違うため、自分に合ったものを設定しましょう。

明確な目的を持つことでインターンにも高い意欲で臨むことができ、企業からも高評価を獲得をしやすくなります。インターンは学生の成長のために用意されたものですが、それを正しく活かせるかどうかは本人次第です。上手に活かせる人が、就活をより有利に進めることができ、志望先からも内定を獲得できます。目的を正しく設定し、大きく成長して就活に役立てましょう。

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