2019年01月08日(火) 更新

SPIを対策するには|言語や非言語の対策方法やおすすめの本をご紹介

SPIは事前対策が必須

就活を攻略するには選考の事前対策が必須であり、SPIの対策もやるべきことのひとつです。SPIは適性検査の一種であり、選考の初期段階で実施されることが多いです。就活を始めてすぐにぶつかるハードルでもあるため、早めに対策をして万全の状態で臨まなければなりません。

適性検査はSPI以外にも玉手箱やTG-WEBといった種類がありますが、SPIは非常にメジャーであり、採用している企業も多いです。そのため、就活のスムーズな攻略を目指すなら対策は必須であり、避けては通れない道であることは理解しておきましょう。SPIは問題の難易度自体はそれほど高くないため、少し対策をするだけで比較的簡単に攻略できます。事前対策を上手におこない、SPIをスムーズに突破して就活攻略に勢いをつけましょう。

SPIの検査項目

SPIの事前対策を知るには、まずはSPIそのものへの基本的な理解を深めなければなりません。SPIは適性検査の一種であり、検査項目は複数に分けられます。大きく言語、非言語、性格検査の3つであり、それぞれで特徴が違うことは理解しておきましょう。検査項目ごとの違いを知り、基本的な理解を深めることが、スムーズに対策をおこなうための秘訣です。SPIの理解を深めて、どのような内容が出題されるのか理解しておきましょう。

言語

言語はいわば国語系の問題であり、長文の読解を中心に出題される傾向にあります。文章を読み取って解答する問題がメインのため、日頃から活字に慣れておくことが大切です。対策が一朝一夕でできるものではないため、SPIの中でも特に早の対策が必要なことは理解しておきましょう。

また、企業によっては国語だけではなく、英語の問題が出題されることもあります。英語の場合も問題の形式自体は国語の問題と同じで、内容がすべて英語になっただけと考えましょう。言語に英語が追加されるのは、グローバルに展開している企業や、業務で英語を使う可能性が高い仕事です。志望先の特徴をチェックして、英語の対策まで必要か見極めておきましょう。

非言語

非言語は数学系の問題で、計算から表の読み取りまで幅広い範囲から出題される傾向にあります。難易度自体はそれほど高くはなく、中学から高校程度のレベルだと考えましょう。数学が得意な理系の学生なら、問題なく解けることも多いですが、文系学生だと苦労しやすいため注意が必要です。

難易度がそれほど高くないとは言え、長く数学から離れていると簡単な問題でもなかなか解答できず、間違ってしまうことも少なくありません。SPIはどちらか一方ではなく、すべての検査項目を総合して評価が決定するため、非言語が苦手ならより念入に対策をする必要があります。文系学生は特に非言語で引っかかりやすいため、早めから対策を始めるのがおすすめです。

性格検査

SPIでは言語と非言語が能力検査とまとめられており、他に性格検査というものもあります。性格検査は複数の質問から学生の人柄を読み解くもので、企業や仕事の適性があるかを判断します。能力検査は点数が出るだけでできたかどうかが分かりやすいですが、性格検査は明確に出来不出来が分かるわけではないため、注意しなければなりません。

性格検査も評価の対象であり、結果次第で合否が左右することも多いです。能力検査ばかりに気を取られて、性格検査で失敗して不合格ということもあるため注意しましょう。性格検査の結果はその時に見られるだけではなく、後の面接の結果とも比較され、チェックされることも頭に入れておく必要があります。

SPIで対策が必要な理由

適性検査の中でも、SPIは比較的難易度が低いです。どれだけ考えても分からないという超難問が出題されるケースは少なく、ほんとんどがじっくり考えると分かる程度のレベルです。難易度がそれほど高くないだけに、ぶっつけ本番で臨んでもよいのではないかと思う人も多いでしょうが、対策なしで挑戦するのはよくありません。簡単なはずのSPIでなぜ対策が必要なのか、理由を正しく理解しておきましょう。

解答時間が短く出題数が多い

SPIには制限時間が設定されており、これが比較的短いことが大きな特徴です。加えて、短時間にも関わらず、出題される問題数が多く、高得点を獲得するには素早く解答していかなければなりません。SPIの対策が必要な理由はここにあり、解答スピードと正確性を上げるためにも、念入りな対策が必要です。

問題自体は難しくないため、じっくり考えて正解を出すことは可能です。しかし、実際にはじっくり考えている余裕はなく、1問に時間を使いすぎると最後まで解答できず、点数が低くなってしまいます。最後まで解答できないと、それだけで得点数は低くなりやすく、不合格の可能性も高まります。SPIが簡単というのはあくまで問題の難易度のことであり、高得点の獲得が難しいことは理解しておきましょう。

足切りになることが多い

SPIの実施は選考の初期段階が一般的で、企業も足切りの意味で実施することが多いといえます。選考初期では応募者が非常に多く、これを振り分けるだけでも一苦労です。そこでより簡単に振り分けをするためにSPIを導入し、ボーダーラインを決めて足切りをおこなう企業は少なくありません。

ボーダーラインに到達していないと、その時点で不合格になるため注意が必要です。SPIに合格するには、最低限ボーダーラインは超えることが大切で、高得点を獲得するのは次のステップになると考えましょう。足切りのラインさえ超えているなら、仮に点数が低くても他の要素を考慮して合格になるケースもあります。足切りにならないためにも事前対策が必須で、最低限の準備はしておかなければなりません。

検査項目別SPIの対策法

SPIは事前に対策をしてから臨むことが大切ですが、対策の方法は検査項目によって異なります。それぞれに合った方法で対策することが、スムーズに攻略を目指す近道であり、高評価を獲得するポイントです。SPIの対策は闇雲におこなうのはNGで、できるだけ効率的におこなうことを考えなければなりません。検査項目によって対策方法がどのように違うのかを知り、それぞれに合ったベストな方法で効率的に準備を進めましょう。

言語:読解力を高める

言語を攻略するには読解力を高めることが大切で、日頃から活字に触れて文章を読む力をつけておきましょう。活字を読むなら題材は何でも構いませんが、おすすめなのはニュースや新聞などを見ることです。ニュースや新聞なら、読解力を鍛えるだけではなく、同時に時事問題の知識も身につけることができ一石二鳥です。

就活では、時事問題について質問されることもあります。社会に目を向けてしっかり情報を集め、自分の考えを持っておかなければなりません。SPIの対策と時事問題の対策を別々におこなうのは効率的ではないため、まとめておこなうのがおすすめです。また、英語の場合も同様に読解力を高めることが大切ですが、長文を読むよりは単語を覚えて、単語単位でも文章の意味を拾えるようにするのがいいでしょう。

非言語:公式を覚える

非言語は計算から表の読み取りまで幅広い範囲で出題されますが、特におすすめの対策は公式を覚えることです。公式を覚えることで各種計算問題に素早く解答することができ、全体的な解答時間も短縮できます。また、計算問題以外でも公式を使って素早く解答できる場合はあるため、ひとつでも多く覚えておくと幅広いシーンで活用しやすいです。

SPIは難易度がそれほど高くないため、公式を覚えていなくても、地道に計算して答えを導くことはできます。しかし、公式を使わないと時間がかかり、結果的に解答数が減って得点も下がってしまいます。素早く解答して全問題解ききるためにも、面倒な手間を簡略化できる公式はしっかり覚えておきましょう。

性格検査:対策なしでもOK

入念な事前対策が必要なSPIですが、性格検査に関しては例外的に対策なしでも問題はありません。性格検査は人柄を問う項目であり、能力を問うものではないため勉強しなくても解答は可能です。直感的に解答できる問題のため対策は不要で、余計な情報を入れてしまうと本来の自分とは違った人物像が浮かんでしまい、嘘をついているとみなされる可能性があります。

性格検査は自分をいいように見せたくなりますが、実際とは違う解答をするのはNGです。浮かび上がった人物像は面接の結果とも比較されるため、どこかでボロが出ないよう必要以上によく見せようとするのはやめましょう。全く対策しないのが不安なら、企業が求める人材像を把握する程度の対策がおすすめです。

SPI対策におすすめの本

SPIを効率的に対策するなら、問題集を使用するのがおすすめです。問題集なら言語と非言語の両方に対応しており、実践形式で対策を進められるため、より効率的に勉強ができます。実際に問題を解くことで苦手な部分も見つけ出しやすく、それを徹底して潰すことで、さらに高得点を獲得しやすいでしょう。SPIの対策本は種類が豊富なため、用途に合ったものを上手に選んでください。

おすすめの本①

最新最強のSPIクリア問題集’20年版は、最新のSPI対策ができる問題集です。Webテストからテストセンター形式の問題まで、幅広い種類に対応しており、全て最新の情報が掲載されていることが特徴です。SPI自体の理解を深めるのに適しており、基礎からしっかり固めたい人におすすめといえます。

掲載されている問題数も多く、1冊で模擬試験2回分の問題に取り組むことができます。言語、非言語はもちろん、性格検査の対策までできるため、包括的なSPI対策が可能でしょう。問題が掲載されているだけではなく、解き方のポイントまで解説されています。SPI攻略法への理解を深めるのにも、打ってつけの1冊です。

おすすめの本②

【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】は、SPI対策のベストセラーです。長く学生に愛されている1冊で、多くの先輩も利用しているため、実績や信頼度は高いでしょう。1冊でテストセンターからペーパーテスト、Webテストまで幅広く対策できるのも特徴で、別途問題集を買い足す必要もありません。

それぞれの出題範囲も分かりやすく掲載されており、方式ごとの違いの理解を深めるためにも役立つでしょう。数多くの問題が掲載されているだけではなく、攻略法も細かく解説されているため、これからSPI対策を始める初心者の人にもおすすめです。

おすすめの本③

2020最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集は、ペーパーテストとテストセンター方式に特化した問題集です。それぞれの頻出問題を最新情報に基づいて掲載しており、細かい解説もおこなわれています。実際の頻出問題を見ながら対策を進められるため、実践的な練習もしやすいでしょう。

解き方のポイントも解説されており、特に解答スピードを速くするためのコツに言及されているのは大きな魅力です。実践的なスピード解法が解説されており、それを踏まえて勉強することで、さらに効率的な対策ができるでしょう。能力検査の対策では言語、非言語はもちろん、英語の問題にまで対応しているため、グローバルな企業を目指したい人にもおすすめです。

SPIの対策は年明け前には始める

SPIの対策は年明け前くらいから始めるのがおすすめです。少なくとも3ヶ月程度は余裕を持っておきましょう。SPIは問題に慣れることが大切なため、反復練習するにはある程度の時間が必要です。それだけに集中して取り組めるなら、1週間から1ヶ月といった超短期間で対策を完了することもできますが、実際には他にもすべきことがあります。

就活対策で必要なのはSPIだけではなく、応募書類の作成や志望先の選定など、複数の事柄を同時並行で進めなければなりません。複数の対策を同時におこなうことも、時間に余裕を持ったほうがよい理由のひとつで、余裕があると落ち着いて勉強がしやすいです。時間的な余裕が少なくなると、勉強にも焦りが出て効率が悪くなることは覚えておきましょう。

入念な対策でSPIを攻略しよう

SPIは就活の初期におこなわれる適性検査の一種で、ここでつまづく人は少なくありません。SPIは問題の難易度はそれほど高くなく、中学から高校レベル程度の国語、数学、英語などの問題が出題されます。しかし、実際の選考では制限時間が設けられており、短時間に大量の問題を解かなければなりません。

素早く正確に解答しなければならないことがSPIの難しさであり、これを乗り越えるために対策が必要だと考えましょう。スムーズに攻略するには、問題集を使って繰り返し練習し、パターン認識を深めることがおすすめです。SPIの対策を入念におこない、就活最初のハードルを上手に乗り越えましょう。

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