2019年02月05日(火) 更新

テストセンターの問題とは|難易度やおすすめの問題集をご紹介

テストセンターの問題は難しい?

就活を進める上で問題となりやすいのが適性検査で、特にテストセンターがなかなか攻略できずに困っているという人は多いでしょう。テストセンターとは、適性検査を受けるための専用会場であり、パソコンを使って受験します。適性検査の中には自宅のパソコンを使って受けられるものもありますが、その専用会場版と考えるとイメージしやすいでしょう。

ただし、テストセンターの場合は、自宅で受験するものとは異なる点が多く、事前に予約を受けたり、会場でのルールを守ったりと決まりも多いです。そのため、特有の雰囲気に飲まれて、失敗する人も少なくありません。テストセンターではどのような問題が出題されるのか、対策方法も含めて基本的な部分から理解を深めていきましょう。

テストセンターの問題の種類

テストセンターを攻略するには、まずはどのような種類の問題が出題されるのかを知ることが大切です。適性検査を実施する企業は多いですが、出題範囲は企業ごとに違い、内容が異なることも少なくありません。これは採用している適性検査の種類自体が違うことが原因です。テストセンターの場合は、ほとんどの企業で出題内容は共通しています。テストセンターという、適性検査のひとつのくくりであると考え、どのような問題が出題されるのか把握しておきましょう。

言語・非言語

テストセンターでは、その他の適性検査と同じく言語と非言語の問題が主体となって出題されます。言語は国語、非言語は算数から数学の内容と考えるといいでしょう。言語・非言語の分野は全ての適性検査で出題されるほぼ共通の分野で、しっかり事前対策をしてから臨むことが大切です。

テストセンターでは、どちらか一方ができているだけではなく、総合的にできているかを見て合否を決定することが多いです。一方が完璧でも、もう一方で足を引っ張ってしまうと、全体の得点が低くなって不合格になる可能性も高まるため注意しなければなりません。得意分野を伸ばすことはもちろん、苦手をなくし、全体的に得点できるよう対策しておくことが大切です。

英語や構造的把握力

テストセンターでは、企業によって英語や構造的把握力の問題が出題されることもあります。英語は基本的には言語の分野と同じで、言語問題が全て英文で出題されると考えると分かりやすいでしょう。構造的把握力は非言語の分野に似ており、数学的な思考力を問うものといえます。どちらも必須とは限らないため、企業によって受験するかどうかは異なります。

テストセンターの結果は他の企業で使いまわすことができますが、これらの内容が追加される場合は、別途受けなければならないことを理解しておきましょう。出題の有無は企業によって違うため、事前に情報を集めて志望先が出題しないか調べることが大切です。出題の有無は、企業の仕事に大きく関係します。例えば仕事で英語を使うなら、テストセンターでも英語が出やすいと考えましょう。

性格検査は事前に受ける

その他の適性検査と同じく、テストセンターも能力検査と性格検査の2つで構成されています。それぞれの結果を総合して最終的な合否を決定しますが、専用会場で受けるのは、言語・非言語・英語・構造的把握力に該当する能力検査のみです。性格検査はテストセンターを予約する際に、事前に受験するのが決まりで、性格検査の受検完了を持って、能力検査の予約も完了すると考えましょう。

先に受けなければならないため、これを忘れていると予約完了とならず、能力検査が受けられない点には注意が必要です。その他の適性検査と同じく正直に解答することが大切で、内容自体が難しいわけではありません。嘘がバレると評価を大幅に下げられることは理解して、偽りのない解答を心がけましょう。

テストセンターの問題の難易度

テストセンターでつまづく人は多いため、問題の難易度が気になる人も多いでしょう。難易度を把握しておくことは大切であり、どれくらい難しいかによって、いつから対策をすべきかも違ってきます。難易度を正しく把握することで、大体の受験日から逆算して対策を始めることができます。テストセンターの難易度はやや複雑なため、どのように設定されているかを知り事前対策に役立てましょう。

基本的には中高生レベル

テストセンターは就活でも難関のひとつと考えられることが多いですが、実は問題自体の難易度は中高生レベルのものがほとんどです。難しい問題が出題されることもありますが、基本的な学力が身についているなら解ける問題ばかりでしょう。難しいのは問題のひとつひとつに制限時間が設けられている点です。

高得点を獲得するには、瞬時に解答を導き出さなければなりません。制限時間が過ぎると、未回答のまま次の問題に進んでしまい、戻ることができないため注意が必要です。素早く解答するためには、事前にしっかり対策をすることが大切で、問題に慣れて解答スピードを高めておきましょう。

正解数に応じて変化する

基本の難易度は中高生レベルですが、場合によっては超難関の問題が出題されることもあります。これはテストセンターが解答に応じて問題の難易度が変わるシステムを採用しているからであり、正解数が多いほど問題は難しくなると考えましょう。そのため、どんどん連続で正解していくと難易度は上がって、難しい問題に直面することも少なくありません。

難易度が上がっても制限時間は存在するため、高いプレッシャーの中解答を進めることになります。もちろん、正解数が多く、難しい問題にチャレンジするほど点数も高くなりやすいため、わざと間違えて難易度をコントロールする必要はありません。むしろわざと間違えると点数が下がり不合格を招きかねないため、全ての問題に真剣に臨むことが大切です。

テストセンター対策におすすめの問題集3つ

テストセンターの対策をするなら、問題集を使って勉強するのがおすすめです。適性検査の対策本は数多く出版されており、テストセンターに特化した問題集も多いです。テストセンターは適性検査の中でもメジャーな種類のため、問題集の選択肢が多いことは大きな特徴でしょう。実際の問題に触れて反復練習をすることで理解は深まり、解答スピードも高められます。おすすめを参考にしながら自分に合った問題集を見つけ、勉強に役立てましょう。

問題集①

2020最新版史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集は、テストセンターの問題の最新版が収録されています。最新の問題を中心に数多くの問題が収録されており、これ1冊で広範囲の対策ができるでしょう。単に問題を掲載しているだけではなく解説もされているため、分からない部分があっても心配ありません。

問題集としてだけではなく、教材としても優秀であり、テストセンター対策を始めたばかりの人にもおすすめです。本には模擬テストも収録されており、本番さながらの問題を解きながら簡易的に合格判定もできます。解答スピードを高めるための解答術も詳細されており、具体的な勉強方法が分からない場合でも安心です。

問題集②

これが本当のSPI3テストセンターだ!【2020年度版】は、ロングセラー問題集の最新版です。テストセンター対策本のバイブルとも言える1冊で、多くの先輩も愛用している問題集です。多くの人に愛されている理由は、収録されている問題数の多さや最新版への対応力、分かりやすい遣い解説など、多岐にわたります。

これ1冊でテストセンター対策が完結できるほどに幅広く網羅しており、基本的な言語・非言語から性格検査はもちろん、英語や構造的把握力にも対応しています。毎年多くの学生に活用されている信頼度の高い問題集と言えるため、迷った人はこれを購入するのがおすすめでしょう。

問題集③

【SCOAのテストセンター対応】これが本当のSCOAだ!【2020年度版】は、SCOAのテストセンター対策ができる問題集です。テストセンターでも出題される問題の種類は異なり、一般的にはSPI3が多いです。しかし、一部企業ではSCOAを出題しており、SPI3とは特徴が大きく異なるため、ここでつまづいてしまう人は多いでしょう。

そもそもSCOAは適性検査の中ではそれほどメジャーではないため、見落としてしまう人も少なくありません。この本は日本初のSCOA対策本で、他の問題集では網羅していない範囲にまで手を伸ばせるのが大きな特徴です。万人に必要とは限りませんが、志望先によっては必要になるため、チェックしておいて損はないでしょう。

事前対策を徹底しよう

テストセンターの対策では、問題集を使った方法がおすすめですが、やり方はそれだけではありません。問題集以外でも対策する方法はあり、工夫次第でさらに高得点の獲得はしやすくなるでしょう。また、問題集を利用する場合でも、上手な対策の方法を意識することで、さらに勉強効率は高められます。就活準備はやることも多いため、効率性を重視することが大切です。スムーズに合格を勝ち取るためにも、上手な事前対策の方法を知っておきましょう。

言語は長文の読解力を深める

言語は長文読解の問題が多いため、読解力を高めることを優先しましょう。読解力は曖昧な指標のため、高めるのは難しいようにも思えますが、実は活字に触れているだけでも能力は磨かれます。無理に問題集に取り組まなくても、本や新聞を読んでいるだけでも、少しずつ力は身についていくでしょう。

この時におすすめなのが、就活に役立てられるものを読むことです。例えば新聞を読むなら、ニュースの欄を中心に読み、読解力を磨くとともに、時事問題への見識を深めるのもおすすめです。就活に必要な情報も同時に仕入れることで、適性検査以外の対策にも繋がります。読解力は一朝一夕で身につくものではないため、日頃から活字に触れる習慣を作っておくことが大切です。

非言語は公式の暗記

非言語は公式の暗記を中心におこない、幅広い問題にも瞬時に対応できるようにしておきましょう。テストセンターの問題はそれほど難易度が高くないため、じっくり考えると分かる問題も少なくありません。しかし、実際にはじっくり考えている時間はなく、一定時間を過ぎると解答権すらなくなってしまいます。

公式は解答を素早く導き出すためのいわば近道のようなもので、これを知っているだけでも解答スピードは格段に速められるでしょう。公式に当てはめて近道をし、スムーズに解答できることが大切です。計算や答えでの道のりをショートカットできるように、事前対策では公式をできるだけ多く覚えることを意識しましょう。

テストセンターは問題への基本理解を深めて挑もう

テストセンターは学生を悩ませる選考のひとつであり、ここでつまづいてしまう人も少なくありません。テストセンターの難しさは特有の出題傾向や受験方法にあり、専用会場で受験することで雰囲気に飲まれてしまう人も多いでしょう。また、いざ問題に向き合うと素早い解答が求められ、正解するごとに難易度も上がるため混乱しやすいです。

上手に攻略するには事前対策が必須で、まずはテストセンターの問題への基本理解を深めなければなりません。どのような問題が出題されるかを知り、それに合わせた適切な対策を取ることが攻略の近道です。テストセンターならではの問題の特徴や出題範囲を理解し、徹底した事前対策でスムーズな攻略を目指しましょう。

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