2019年02月07日(木) 更新

内定ブルーになるのは働きたくないから?|理由と解消法をご紹介

内定ブルーになる人は多い

内定は決まったものの、就職が間近に迫るとブルーな気持ちになり、落ち込んでしまう人は少なくありません。内定がもらえているのにブルーになることをそのまま内定ブルーと言いますが、これに悩む人は実は多いです。内定ブルーになってしまうと、就職への不安が募り、新社会人になるためのモチベーションが下がってしまいます。

何とか持ちこたえて就職すると、その後仕事に追われているうちにブルーな気持ちを忘れられることもあります。しかし、就職後も落ち込んだままという人は多く、中にはブルーな気持ちが高じて内定を辞退してしまう人もいるでしょう。内定ブルーになる理由や対処法を知って、マイナスな感情とも上手に向き合うことが大切です。

内定ブルーになる理由

内定ブルーに対処するには、根本的な理由を知ることが大切です。内定ブルーになる人は多いですが、就活生全員が経験するわけではありません。就職する日を心待ちにし、晴れやかな気持ちで入社を迎え、そのままの前向きな気持ちで仕事に取り組めるという人もいるでしょう。内定ブルーになってしまう理由とはどのようなものが挙げられるのかを知り、自分にも当てはまっていないか確認することが大切です。

本当に就職していいのか悩む

内定ブルーになってしまうのは、本当に就職していいのかを悩んでしまうことが理由のひとつです。大学を卒業した後の進路は就職だけではありません。別の進路が頭に浮かんでいると正社員として就職することに迷いが生じ、ブルーな気持ちになってしまうことも多いでしょう。

就活の中でも、新卒ブランドがあるのも確かです。この時期を逃してしまうと、次また就職したいと思った時に、思い通りの就職先を選べないのではないかと思い、進路を悩む人も多いでしょう。本当は就職ではなく、進学したい、夢を追いたいと考えていた人は、何となく就活を進めて内定が決まってしまうと、違和感を感じてブルーな気持ちになりやすいです。

内定先を妥協してしまった

内定先を妥協してしまったことも、内定ブルーになる理由のひとつです。卒業後の進路は就職と明確に決めていたとしても、どこに就職するのか、どのような仕事がしたいのかまでは決められていない人は多いです。また、明確な目標があっても、必ずしもその仕事に就けるとは限らず、選考で不合格になって、別の選択肢しか選べないということも少なくありません。

何とか内定を獲得して就職はできるものの、当初目指していた業界、企業、仕事と違っている場合は、後悔が残ってブルーな気持ちになりやすいです。内定を獲得し、就職先を決めるのは就活の目標ではありますが、完全なゴールではありません。本当に大切なのは納得した形で活動を終えられることであり、妥協してやり残しがあると内定ブルーになりやすいため注意が必要です。

将来に対する漠然とした不安

内定ブルーになる人は、特に明確な理由なく不安な気持ちになっている場合もあります。これは自身の将来に対する漠然とした不安であり、目の前の社会人生活だけではなく、その後まで見通して不安を感じてしまっています。正社員で就職できたなら、ひとまずは安定していて安泰な場合が多いです。

仕事の条件や給料は、業界や企業によって違いますが、大枠で考えると正社員なら安定していると言えるでしょう。しかし、正社員の安定性もここ数十年で揺らいでおり、どれだけ大きな企業でも常に倒産のリスクがあります。加えて、個人単位で見るとリストラのリスクもあり、これらを不安に感じてブルーになってしまうこともあるでしょう。社会人生活で何が起きるか分からないとネガティブに考えていると、内定ブルーになりやすいです。

内定ブルーを感じるのは働きたくないから?

内定ブルーになる理由は人によって違いますが、就職すること、社会人になることに対する拒絶反応という意味合いで共通している場合は多いです。そのため、内定ブルーになるのは、単に働きたくないと思っているか、仕事への意識が低いからと考え、自分を責めてしまう人もいるでしょう。確かに働きたくないと思って、内定ブルーに陥る人は実際にいます。しかし、全員がこれに当てはまるわけではありません。むしろ仕事への意欲が高い人こそ、内定ブルーになりやすい場合もあります。

未知の世界への不安が大きい

内定ブルーになるのは、働きたくないからというよりも、未知の世界に対する不安からくる場合が多いです。学生から社会人への変化は非常に大きく、人生の中でも大きな転機になるでしょう。この大きな変化に直面して不安を感じ、働きたくない、学生のままでいたいと目を背ける理由を作って落ち込んでしまう人は実は多いです。

人生では時期に応じて大きな変化を経験しますが、これまでの変化は基本的に「学生」という枠内で起きています。例えば幼稚園から小学校、小学校から中学、高校、大学という変化はありますが、これらは全て学生として別のステージに上がっているに過ぎません。大学生が就職する場合は、学生ではなく「社会人」という別の世界に変わるため、不安を感じるのは仕方ないことといえるでしょう。

活躍できるかを心配している

内定ブルーになる人が必ずしも仕事への意欲が低いとは限らず、意欲が高いからこそ不安を抱えてしまう人もいます。社会人になってしっかり活躍できるか、仕事で他の人に迷惑をかけないかと思っている人は、ブルーな気持ちになりやすいでしょう。

活躍できるかどうかを心配するのは、活躍したい、責任を持って仕事をやり遂げたいという気持ちの裏返しです。しっかり仕事をこなしたいと思っているからこそ、本当にできるかと不安になってしまい内定ブルーに陥ってしまいます。活躍できるか心配で内定ブルーになる場合は、向上心の表れとも言えるため、自分を責める必要はありません。むしろ、やる気があって意欲的だと自分を認めることで、ネガティブな気持ちも解消しやすくなるでしょう。

内定ブルーを解消するには

内定ブルーを経験する人は多く、人生の大きな変化のタイミングで、気持ちが揺れ動くのは当然と言えます。そのため、内定ブルーになるのはある種仕方がないこととも言え、これ自体を責める必要はありません。内定ブルーになることを責めたり、問題視したりせずに、ブルーな気持ちになった場合に、どのように自分と向き合うべきかを考えることが大切です。内定ブルーをどのように解消するのか、上手な向き合い方を知っておきましょう。

ダメでも転職できると割り切る

内定ブルーを解消するには、思い切って就職するのもひとつの手です。内定ブルーは将来に対する漠然とした不安であることが多く、内定先で上手くやっていけるか、本当に仕事で活躍できるかを心配してしまうからです。仕事の向き不向きや企業との相性は、実際に就職し、仕事をしてみるまで誰にも分かりません。

今働いている社会人でさえ、最初は分からないまま就職しているため、思い切って就職し、ダメなら転職できると割り切って考えましょう。ダメだった場合の対処法を頭に入れておくことで、漠然とした不安は解消しやすく、思い切りのいい決断ができます。新卒の就活で失敗しても、いくらでも挽回はできるため、重たく捉え過ぎないことが大切です。

就職に備えて自分磨きをする

仕事で活躍できるか不安になり、内定ブルーになっているなら、就職に備えてしっかり自分磨きをしましょう。内定先についての研究を重ねる、仕事に必要な勉強をして資格やスキルを取得する、知識を身につけるなど、就職に向けてできることは数多くあります。しっかり自己を高めることで、仕事で活躍できる可能性も高まり、自信も持てるようになるでしょう。

不安を感じるのは自分に自信がないからで、自信を持つためには根拠が必要です。身につけた能力、知識、資格などは自信の根拠になり、実際的に仕事をする上で役立てられることが多いでしょう。一心不乱に自分磨きに没頭しているとブルーな気持ちも忘れられるため、前向きな気持ちを持って就職日を迎えやすくなります。

就活をやり直してみる

内定ブルーを感じた場合、自分の選んだ道に納得できていない場合もあります。納得できないまま就職すると、どのような結果でも失敗したと感じやすいため、思い切って就活をやり直すのもひとつの方法です。内定をもらったからといって、その企業に必ずしも就職しなければならないわけではありません。

内定は辞退することも可能で、内定承諾書を提出した場合でも、原則就職の14日前までなら辞退は可能です。新卒は一定時期に集中して選考をスタートさせますが、二次、三次募集と遅い時期まで採用活動を続けている企業はあります。それらに応募する、あるいは就職留年して、翌年もう一度最初からやり直し、今度こそ納得できる就職先を見つけてもいいでしょう。

内定ブルーは特別なものではない

内定ブルーは多くの人が経験するものであり、特別なことではありません。内定ブルーになったからといって自分を責める必要はなく、もやもやした気持ちのまま無理に就職する必要もないことは理解しておきましょう。誰しも就職に悩むことはあり、悩んだあげく別の道を探して成功を収める人もいます。大切なのはブルーな気持ちになった時の対処法で、まずはなぜ就職に不安や疑問を感じているのか、理由を把握しましょう。

理由を見つけた後は、その原因となる部分と向き合うことで、自分がなぜブルーな気持ちになっているのかが分かります。就活も就職後の社会人生活も、一度切りで終わりではありません。何度でもやり直せることを頭に入れ、悔いのない道を選びましょう。

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