2019年02月13日(水) 更新

玉手箱とは|出題範囲や対策のポイントを詳しくご紹介

適性検査の玉手箱への基本理解を深めよう

適性検査の対策は就活攻略に欠かせないものであり、特に玉手箱の対策は念入りにおこなわなければなりません。適性検査はすべての企業が実施しているわけではありませんが、採用活動をスムーズに進めるために取り入れている企業は多いでしょう。しっかり対策しておかないと選考本番で焦ることになり、実力を発揮できずに終わってしまうことも少なくありません。

特に適性検査は結果だけを見てすぐに評価を決めてしまう傾向にあるため、一定ラインの評価に達していないと問答無用で不合格にされることも多いです。選考をスムーズに進めて就活の確実な攻略を目指すためにも、適性検査の対策は必須です。特につまづきやすい玉手箱は、入念に理解を深めて対策をおこないましょう。

玉手箱とは

玉手箱の攻略を目指すには、基本的な理解を深めることが大切です。就活中に「玉手箱」という言葉自体はよく耳にするでしょうが、実際のどのようなものなのか、細部まで把握できている人は少ないです。漠然としたイメージを持っているだけでは理解としては不十分で、これだと選考に失敗する可能性が高くなります。玉手箱の特徴を知り、基本的な理解から深めていきましょう。

適性検査のひとつ

玉手箱は適性検査のひとつで、SHL社が提供していることが特徴です。就活では選考の一部に適性検査が設けられていることが多いですが、実はそこで実施されている内容は企業ごとに違っています。玉手箱の形式で適性検査をおこなう企業ばかりではなく、その他の種類を採用している企業があることも理解しておきましょう。

同じ適性検査でも、種類によって細かな特徴が違うため、それぞれの異なるポイントを把握しておくことが大切です。対策も適性検査ごとにおこなう必要がありますが、玉手箱は特にシェア率が高いため、優先的に対策することが大切です。玉手箱の中でも、自宅で受けるWEBテスティングから専用会場で受けるテストセンター方式があり、これらでも違いがあるため注意しなければなりません。

能力検査と性格検査で構成

玉手箱は能力検査と性格検査の2つで構成されており、これは他の適性検査とも共通するポイントでしょう。能力検査は言語と計数の2つの分野であり、それぞれ国語と数学の分野から出題されます。基本的な学力を問う問題のため、難易度自体はそれほど高くはありませんが、両方の点数で総合的に評価を決定するため、苦手分野がある場合は注意が必要です。

また、能力検査の結果がよくても、性格検査で適性なしと判断されると、それだけで不合格になることもあります。性格検査は正直に答えることが必須で、嘘をついていると判断されると評価を下げられてしまいます。自分を魅力的に見せようと思って解答を選んでいると嘘を判断される場合が多いため、これにも注意が必要です。

玉手箱の出題範囲

出題範囲

  • 言語:論理的読解32問 (8長文×4問)15分、趣旨判定32問 (8長文×4問)10分、趣旨把握10問12分
  • 計数:四則演算50問9分、図表の読み取り29問15分、表の空欄の推測20問20分
  • 英語:論理的読解24問(8長文×3問)10分、長文読解(IMAGES形式の英語)24問 (8長文×3問)

玉手箱は以上の範囲から出題されます。出題範囲はそれほど広くはありませんが、問題数に対する制限時間が短いため、時間切れに注意しなければなりません。時間が足りずに全問解答できず、得点率が低くなるということも多いです。素早く正確な解答が求められるため、スムーズに攻略するには事前対策が必須といえるでしょう。基本は言語と計数で、英語は企業によって出題の有無が変わります。業務で英語を使用することが多い場合は追加されることも多いため、志望先に合わせてこれも対策することが大切です。

玉手箱を攻略するコツ

玉手箱をスムーズに攻略するには、いくつかコツがあります。コツを踏まえて事前対策をおこない、本番にも臨むことが大切です。上手に進めるポイントを知っていると余裕を持って対策が進めやすく、より効率的に準備できるでしょう。また、余裕が生まれることで、本番でも実力を発揮しやすくなります。コツを知っているかどうかだけでも、結果に与える影響は大きいです。攻略のコツを踏まえて上手に取り組みましょう。

問題集で対策

玉手箱を攻略するには、問題集を使って対策するのがおすすめです。玉手箱は適性検査でもメジャーな種類のため、問題集は多く発売されています。問題集を使って実際の問題を解くことで、問題の形式にも慣れることができるでしょう。玉手箱をはじめ、適性検査でつまづく人の多くは、問題に慣れておらず本番で戸惑って力を発揮しきれていないことが多いです。

正解を導き出せるだけの学力や知識があっても、問題そのものに慣れていないと失敗するケースも少なくありません。事前対策では実践形式で経験を積むことが大切で、問題を解きながら勉強するほうが、効率的に理解を深められるでしょう。問題集はポケット版から自宅学習用の大きいものまで幅広くあるため、用途に合ったものを購入するのがおすすめです。

おすすめの問題集

必勝・就職試験! 【玉手箱・C-GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】【2020年度版】は、幅広い対策ができる問題集です。自宅での受けるWEBテスティングの形式だけではなく、専用会場で受けるテストセンター形式に対応していることが大きな特徴です。1冊で玉手箱の対策を総合的に網羅できるため、迷った時におすすめでしょう。

この本では、能力検査はもちろん性格検査の問題も収録されています。問題数も多く、実践形式で理解を深められるため、より効率的な対策ができるでしょう。加えて、問題が収録されているだけではなく、解説や解き方のコツまで紹介されています。玉手箱への理解を深めるには打ってつけで、対策の導入にもおすすめの1冊です。

反復練習が大切

玉手箱を攻略するには、とにかく反復練習が大切です。同じ問題を何度も繰り返し、問題のパターンを覚え込むことを意識しましょう。これは玉手箱は同じ形式の問題が連続して出題されるからであり、スムーズに解答するにはパターン認識を深めることが欠かせないからです。問題の細部はその時々で違いますが、形式は同じため骨格は共通しています。

バックボーンとなるパターンさえ理解できているなら、解き方を簡単に導き出すことができ、より確実に答えを選ぶことができるでしょう。問題のパターンは決まっているため、全ての形式をしっかり覚え込むことが大切です。反復練習を何度もおこない、問題を見ただけで解き方や解答が瞬時に頭に浮かぶレベルまでやり込みましょう。

解答スピードも意識する

問題数に対して制限時間が短い点も、玉手箱が難しい理由のひとつです。全問解答するためにも、スピード感を持って取り組まなければなりません。対策時から解答スピードを意識して取り組むことが大切です。時間を区切りながら問題を解いていくといいでしょう。常に時間を意識する癖を身につけることで、より素早く解答する気持ちが働き、解答スピードも高められます。

時間を意識せずにだらだらと問題に取り組んでいるだけでは、スピードはそれほど上げられないため注意が必要です。もちろん、速さだけではなく、正確性も求められます。これらの両立を意識しながら対策をおこない、より多くの問題に正解できるようになりましょう。

玉手箱はいつから対策する?

玉手箱を攻略するには、念入りな事前対策が大切です。特に対策時期は非常に重要です。就活のスケジュールはある程度決まっているため、そこから逆算して、対策開始の時期を見極めることが大切です。余裕を持って対策を進め、本番でしっかり実力を発揮するためにも、いつからおこなうべきかを知っておきましょう。

1ヶ月以上前には始める

玉手箱の対策は、少なくとも1ヶ月以上前に始めておくのがいいでしょう。出題範囲はそれほど広くはありませんが、スムーズに解答できるようになるまでには時間がかかる場合も多いです。特に玉手箱は反復練習が重要なため、何度も繰り返しおこなうことを考えると、1ヶ月程度は余裕を見ておいたほうがいいでしょう。

就活解禁に向けて他にもやるべきことが多く、玉手箱の対策だけでに力を注げるわけではありません。その他の準備や対策と並行しながら、玉手箱の対策もおこなうことになるため、時間の余裕は少しでも多くあったほうがいいです。対策が早めに始められそうなら、やれる時から少しずつ対策しておくのがおすすめです。

就活解禁には間に合わせる

対策をいつから始めるかは人によって違い、明確な決まりはありません。いつから始めようと本番で実力を発揮できるなら問題はありませんが、遅くとも就活解禁に間に合わせることを意識しましょう。玉手箱を始め、適性検査は選考初期におこなわれることが多く、書類選考と適性検査を同時におこなう企業も少なくありません。

就活解禁後の選考スケジュールは企業によって違いますが、早いと3月解禁後1週間以内に選考がスタートすることもあります。解禁までに対策が間に合っていないと、早期に選考をおこなう企業で失敗する可能性が高く、チャンスを逃してしまいます。就活解禁になると他にもやるべきことがさらに増えて時間を取りづらくなるため、ここを最終のリミットとして、間に合うよう逆算してスケジュールを組みましょう。

玉手箱は適性検査で頻出の形式

適性検査には複数の種類があり、企業によって採用する形式は異なります。形式ごとに細部の特徴が違うため、それぞれに合った対策をしなければなりませんが、玉手箱は特に頻出のため注意が必要です。多くの企業で採用され就活で頻繁に登場するからこそ、しっかり対策をしておかなければなりません。

玉手箱の対策をしていないと、チャンスを逃す可能性がある企業が格段に増えることは理解しておきましょう。玉手箱は問題の難易度は高くありませんが、素早い解答スピードが求めれます。素早くかつ正確に解答して高得点を獲得するには、しっかり事前対策をしておかなければなりません。玉手箱の対策を徹底しておこない、スムーズな攻略を目指しましょう。

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