履歴書の”完璧な”書き方【学歴・職歴・志望動機編】

履歴書には自分の経歴を示す名刺的な役割がある

履歴書の書き方を説明する前に、就職活動における履歴書の役割を知っておきましょう。履歴書には学歴や職歴、また志望動機を書く欄が必ずあるのはご存知だと思います。実はこれらはあなたの人生の経歴を示しており、名刺的な役割を持っているのです。

自分を売り込むためのツール的な役割も履歴書にはある

しかし履歴書の役割はそれだけには止まりません。履歴書はあなたの個人情報が詰まった名刺的役割を果たすと同時に、「あなたのキャラクターや熱意を採用担当者に伝えるのにも役立つ重要なツール」でもあります。

卒論テーマや留学経験など"アピールポイント"を詳しく書こう

履歴書は採用担当者に自分を売り込むためのツール的な役割も果たしていると先程お話ししました。よってアピールポイントになる部分は書くようにしましょう。
例えば、大学の卒業論文のテーマが応募する企業の業種や職種に少しでも関連する場合は、卒業論文のテーマも合わせて記載した方が良いです。また1年以上の留学経験も記載するべきアピールポイントです。学歴欄に時期、期間、留学先の国名、学校名を記載し、採用担当者に伝えたいアピールポイントを随所に散りばめると良いでしょう。

履歴書は基本的なルールやマナーを守る

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でGETできるので、履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

履歴書の書き方①：基本的事項

履歴書の書き方では、注意すべき基本的事項があります。学歴や職歴、志望動機などの書き方も大切ですが、体裁も同様に大切ですので漏らさずに頭に入れておきましょう。

◆用紙サイズ：A4
担当者が履歴書をコピーする場合も想定し、履歴書の用紙サイズはA4を選びましょう。
◆筆記用具：黒のペンかボールペン
履歴書は正式な書類なので手書きする場合は黒のペンかボールペンで書きます。
◆日付の記載
入学と卒業、入社と退職などは必ず正しい年月を確認しましょう。また年号は和暦か西暦かを統一させます。通常は和暦で統一させるのが一般的です。

履歴書の書き方②：学歴

それでは履歴書の書き方について本題に入ります。学歴、職歴、志望動機の順で書き方のポイントを説明します。まずは「学歴の書き方」です。まずは体裁から見ていきます。

◆一行目の中央に「学歴」と記載します。
◆二行目から実際の学歴を記載します。
新卒採用では中学校の卒業時から、中途採用では高校卒業時から記載します。また高校以降の学歴には入学年月も記載しましょう。
◆高校名は「私立○○高校」と省略しない。「私立○○高等学校」と正式名称を記載。
◆大学名は「○○大学△△学部××学科」と学部学科名まで記載。新卒採用は「卒業見込み」と記載。

履歴書の書き方③：職歴

履歴書の学歴の書き方について説明しました。次は職歴と志望動機です。まずは職歴の書き方から見ていきます。

◆学歴を記載した項目から必ず一行空けて中央に「職歴」と記載。
◆次の行から職歴を記載していきます。在籍した企業の入社と退職年月を正しく記載。
◆企業名は必ず「株式会社○○」「△△株式会社」と省略せずに正式名称を記載。
◆配属先の部署名、職務内容も具体的に記載。
◆退職理由は自己都合の場合は「一身上の都合により退職」と記載し、会社都合の場合は「会社都合により退職」「会社業績不振により希望退職」等と記載。
◆職歴の最後の行には「現在に至る」と記入し、改行した右端に「以上」と書き締めくくります。

履歴書の書き方④：志望動機

最後に履歴書の志望動機の書き方のポイントを見ていきます。志望動機は学歴や職歴に比べ、より自己アピールをしやすい項目ですので熱意が伝わるように工夫しましょう。

空白は作らないのが鉄則！具体的に「志望動機」「貢献力」を説明しよう

まずは当たり前ですが、志望動機欄に空白を作ってはいけません。ぴったりに埋まるように工夫してください。また、必ず盛り込んで欲しいのが「なぜこの会社なのか」「この会社のどこに魅力を感じたか」を説得力を持たせて記載することです。
最後に書くべき重要なポイントは「もし入社したらどんなことができるか」「どのような能力を持って会社に貢献できるか」を具体的に説明することです。履歴書の志望動機を書く際にはこの2つの重要なポイントは必ず記載しましょう。

学歴・職歴など履歴書は基本事項を完璧に！志望動機は具体的に書こう

履歴書を”完璧”にするための書き方のポイントを紹介してきました。履歴書の書き方で最大の目的にして欲しいゴールは、採用担当者に「この人と会ってみたい」と思わせるところにあります。
形式にのっとった上で、様々な箇所に自己アピールを散りばめ「もっとこの人のことを知りたい」と思わせるような魅力的な履歴書を作成してください。そのためには、上記で上げた学歴・職歴・志望動機の書き方を参考にしてみてください。完璧な履歴書で書類選考を突破しましょう。