面接で一般的に禁句と言われているNGワード

面接で禁句と言われるNGワード①：「強みはコミュニケーション能力」

面接で禁句と言われるNGワードの1つ目は、「私の強みはコミュニケーション能力です」です。これは、自己ＰＲや長所についての質問に対する答えとして就活生がよく口にする答えです。この禁句のNGポイントは、この禁句を口にする就活生が、面接自体があなたのコミュニケーション能力をはかる試験だという点をわかっていないのが明らかだからです。

面接ではコミュニケーション能力以外の長所をアピールしよう

たとえば、算数のテストをしたあとに試験官に「あなたの得意なことは何ですか」と聞かれて、「算数です」と答えるでしょうか。あなたの算数の能力については、テストの結果で分かっています。これでテストが満点ならまだよいですが、結果が悪いと目も当てられません。あなたは「コミュニケーション能力が強み」と答えても、面接官のあなたのコミュニケーション能力に対する評価がいまいちだと、あなたには長所もアピールポイントもないということになります。面接で長所を聞かれたら、「コミュニケーション能力以外の長所」を答えるのが正解です。

面接で禁句と言われるNGワード②：「自己の成長」

面接で禁句と言われるNGワードの2つ目は、「自分自身を成長させたい」あるいは「視野を広げたい」です。これは志望動機として就活生がわりと口にする答えですが、面接では禁句です。この禁句のNGポイントは、この禁句を口にする就活生が「会社はあなたを成長させるために、あなたを雇うわけではない」という点をわかっていないということです。

面接における志望動機はあくまでも「会社のため」に

志望動機を述べるときには、「自分自身」「成長」はNGワードです。志望動機に対する答えは「あなたが入社したあかつきには、会社のために何がしたいのか」という方向から考えるとよいです。あくまで「あなたのため」ではなく「会社のため」という点がポイントです。

面接で禁句と言われるNGワード③：「私的には～」「僕的には～」

面接で禁句と言われるNGワードの3つ目は、「私的には～」あるいは「僕的には～」です。まず、面接で一人称の「僕」はNGワードです。社会人なら「私」を使いましょう。この禁句のNGポイントは、社会人として正しい言葉使いではないということです。

面接では社会人としての言葉づかいで自信を持って発言しよう

社会人が発言するときには、「私は～」あるいは「私の意見は～です」と言います。同じように、「～という意見もあります」や「～かもしれません」というように、語尾を濁したり、いま口にしたことが他人の意見だったかのように述べたりするのは、面接では禁句です。面接では、あなたの口から発せられる言葉はすべて、あなたの考えに基づく意見として面接官は聞いています。面接ではこれらの禁句は使わず、自分の意見として最後まで自信を持って言い切るようにしましょう。

実際の面接評価シートで確認する

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、マナーや身だしなみ、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があります。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで、面接官視点を把握することができます。「面接評価シート」を無料で手に入れて、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

面接で禁句と言われるNGワードと言葉づかいに注意して自信を持って挑もう

面接で禁句と言われるNGワードをご紹介しましたが、無意識のうちに口にしていた言葉はありませんでしたか？面接では自分をアピールするとともに、面接官に好印象を与えることが大切です。これらの禁句と言われるNGワードを頭に入れて面接に挑みましょう。