2019年10月03日(木) 更新

内定を辞退したことに対する罪悪感の消し方

そもそも罪悪感を感じる必要はない

内定を辞退すると採用担当者から引き止められたり、「なぜ当社を受けたのですか?」と聞かれることもあります。「面接で第一志望と言ったのが嘘だったのですか?」と嫌味を言われることもたまにはあるかもしれません。それでも新卒の就職活動で複数の会社を併願するのはあたりまえのことだと採用担当者もわかっているはずです。

気持ちの変化は自然なもの、そこに罪悪感は不要

第一希望の会社が複数あるのも別におかしいことではありません。人には職業選択の自由があります。第一志望かどうかは受けていく過程でかわるのは当然のことです。それに、まだ内定式に出席して正式に内定を受けたわけではないので、罪悪感を感じる必要はないのです。あなたが悪いわけではなく、ごく自然な気持ちの変化です。そう思えば罪悪感も消えては行きませんか?

入社してから辞めるよりはよほどいい

確かに会社の採用担当者は採用計画に基づいて内定者数を想定し、内定を出しています。内定を辞退されたら会社側に迷惑がかかるのは当たり前です。それでも毎年ある程度内定辞退が出るのは当然のことなので、そこまで想定して採用計画を作成するのが採用担当者の仕事です。

入社後の退職は会社にとってもデメリット

更に、あなたが会社に疑問を持ったまま入社して、やはり合わないからと退職してしまうよりはここで内定を辞退した方がよほど会社にとってもリスクがありません。入社してから退社するよりも内定辞退の方がリスクが少ない理由はいくつか考えられます。

例えば、早めに辞退される場合、ほかの学生に内定を出すことも出来ますし、時期によっては追加募集することも出来ます。また、入社にあたってかかる諸経費や給与が無駄となってしまうといったものです。もし内定を辞退するのならば会社としても早めに申し出てもらう方が都合がいいという面もあります。こういった理由から、入社してから退社するよりは今内定を辞退した方がよほどいいのです。そう考えると罪悪感も消えていくでしょう。

内定を辞退する権利は当然ある

内定辞退の連絡は本当に気が重いものです。あなたも罪悪感を感じているだけに採用担当者にも言い出しにくいでしょう。それでも内定辞退は当然の権利なのです。そう、開き直ってみましょう。会社にもよりますが内定辞退は平均して3割ほどあるものです。内定を辞退するのはあなただけではありません。更に内定辞退の連絡をしてしまえば、もうその会社と関わることはなくなるので罪悪感は薄れていくはずです。

内定辞退の連絡は誠意を持って伝える

それでも内定を出すまでにはお世話になった会社なのでいざ内定を辞退すると決めたら、できるだけ失礼のないように内定辞退の連絡を入れましょう。まずお詫びの言葉を伝え、その後に内定辞退の決意が固いことを告げます。最後にお礼の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。誠意を尽くして内定辞退の連絡をすることであなたの罪悪感も幾分は薄れていくはずですよ。

辞退の際の電話やメールのマナーを確認するなら

たとえ辞退の連絡とはいえ、敬意を払ったビジネスマナーをきちんと守ることが大切です。メールや電話のマナーは社会人として必要なスキルでもあるため、就活中から身に付けておくといいでしょう。マナーを身に付けるために目を通しておきたいのが「就活マナーマニュアル」です。就活に必要なマナーが網羅されており、メールや電話のマナーについても詳しく掲載されています。日程調整などのメール例も紹介しているため、確認しておくと役立ちます。 無料でダウンロードして、電話やメールでの失敗をなくしましょう。

内定辞退を決めたら、早めの行動と誠意ある行動で罪悪感を消し去る!

今回は、内定辞退をした時の罪悪感の消し方についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

内定辞退の連絡を申し入れた時点で会社の採用担当者はもうあなたを引き止めるのは無駄だと大抵は悟るものです。気持ちが固まっているのならお詫びとお礼の言葉を入れた上ではっきりと内定辞退の旨を告げましょう。きちんと内定辞退の連絡をすることができればそれが一番の罪悪感解消へつながるはずです。

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