内定辞退をして会社名を聞かれたときに就活生が取るべき対処法～人事が質問する意図もご紹介～

内定辞退の際に内定先の会社名を聞かれる場合がある

会社名を答えてもOK

内定辞退をしたときに、辞退先から入社する会社名を聞かれ、答えてもよいのか戸惑う就活生も多いと思われます。辞退先から入社する会社名を聞かれた場合は、答えても問題ありません。会社名を伝えることで、その会社から入社先に連絡がいったり、何かされるということはありませんので、心配しなくても大丈夫です。

おおまかな答え方でもかまわない

会社名を伝えるのにどうしても抵抗がある人は、必ずしも会社名を答える必要はないです。詳しい会社名を言わなくても「●●業界です」「○○関係です」などと、業界や職種にとどめおくのもひとつの手になります。業界や職種名を答えるだけでも失礼にはあたりません。

人事からみた「内定辞退」で会社名を聞く理由

人事は内定辞退者がどの会社を選択したのかが気になっている

このような質問は、「差し支えなければ教えてください」と丁寧に聞かれても、多くの就活生が戸惑う場面です。ではなぜ、人事は内定辞退者から入社先の会社名を聞こうとするのでしょうか。人事は、内定を出した人がどこの会社を選択したのかを情報として保持し、今後の求人活動の参考にしています。

他社との求人条件を比較したいため

企業は、自社を受験した就活生の就職情報を収集しています。内定辞退者が選択した、他社の求人条件などを自社と比較することによって、新卒採用の際にどの企業が自社の競合になるのかを把握しているのです。このような情報は、人事にとって重要なデータになります。

人材の見極めに対する反省材料にしたい

内定辞退者が同じ業種の企業に入社する場合もあります。そのようなとき、人事は同業者も同じ人を採用したことに対して「自分の目は正しかった」と思い、入社してほしかった就活生を採用に至れなかった反省を、次年度に活かそうとする内部事情もあるのです。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

内定辞退は早めにするのがマナー

できるだけ早く電話で伝えよう

入社する会社を選んだら、他の会社には内定辞退をする必要があります。内定辞退はどのように連絡すればいいのでしょうか。選考途中の会社であれば、メールで構いませんが、既に内定を受けている会社であれば電話で直接伝えるのがマナーです。先延ばしにせず、すみやかに電話で連絡をいれましょう。

詳しい就活マナーを身に付けよう

内定辞退を電話でする場合、電話では表情が見えない分、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。

マナーは髪型などの身だしなみ以外にも、電話での受け答えや言葉遣いなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。

その際に失礼が無いように参考にしたいのが「就活マナーマニュアル」です。

こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。
無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

内定辞退での謝罪方法

内定辞退で、どのように謝罪していいのかわからない方も多いです。辞退することで会社に迷惑をかけるという点を念頭に置いて、真摯に謝罪しましょう。以下、電話での内定辞退の流れをご紹介しますので、参考にしてください。

内定辞退で会社名を伝えるのはOK！誠意をもって対処しよう

内定辞退の際に会社名を伝えるのは問題ないという話をしてきました。人事はこれまでの選考で、日々の業務の傍ら、貴重な時間を割いて、審査や面接の機会を設けてくれましたが、これから代わりの人材を探さなくてはなりません。その点も踏まえて、内定辞退の連絡は誠実に対応してください。選考ではないからといって気を抜くことなく、最後まで丁寧に、誠意と感謝の意を伝えましょう。