2021年09月03日(金) 更新

【内定式がない会社は意外と多い】就活生も知らない式を行う意味と開催しない会社の特徴や意図

内定式とは?

新卒で就職活動をしている学生さんは、10月1日以降に内定式というイベントがある人が大半です。自分の入社する企業には内定式がないと不安に思っている人も、内定式がない事の意図を知れば、心配する必要はありません。ここでは、そもそも内定式とは何なのかについて説明していきます。

目的は企業の採用意志と学生の入社意志を最終確認すること

内定式で行われる内容としては、内定者親睦会や内定授与式、社長や人事部の挨拶、業務内容の説明や研修など、企業によって異なります。しかし、内定式で一番大切なメインは内定授与式です。
そもそも内定式とは、倫理憲章で定められた解禁日の10月1日以前に内々定を出した学生に対して、正式な内定通知を渡すことを目的に行われるものです。内定授与式では、学生は採用内定書を受け取り、企業に内定承諾書を提出するのが一般的な流れとなります。企業の採用意志と学生の入社意志を最終確認する意味があるのです。

マイナビのこちらのページでも、内定式の意味、流れなどについて詳しく解説しています。

開催の有無は企業によって違う

内定式の日程は10月1日が一般的な日にちとされてきましたが、新卒の就活市場の目まぐるしい変遷によって、その細かい時期は企業によって異なるケースが増えてきました。やはり、就活時期の後ろ倒し(あるいは前倒し)により最終的な内定が10月1日よりも遅くなる企業が出てきたり、経費削減のためにそもそも内定式を行わない企業も出てきているからです。10月1日に内定式が必ず開催されるとは思わず、自分が入社したい企業の方針を知るのが得策でしょう。

内定式に行きたくないという学生も実は多い

内定式というと、大切な儀式ですからほぼ参加が義務付けられているといってもいいはずです。しかし、本音を聞くと「できれば行きたくない…」と考える人も多いのが実情です。たとえば普通に学生生活を送っていれば、10月1日は平日ですので通常通り授業がありますよね。内定式に出席するために授業を休む必要が出てきますが、それが内定式を嫌がる理由にもなるようです。

内定式がない会社の割合は約30%

少し前のデータにはなりますが、マイナビによる2013年度採用(2012年調査)では、内定式を実施した企業は72%と、2年前に比べ、11%増加したそうです。内定式を行っている企業が圧倒的に多いという結果でした。内定式とは単なるセレモニーではなく、内定者や先輩社員にビジョンを伝えたり、組織を活性化したり、内定者の育成など、さまざまな意図があるようです。そんな重要な式がない企業が30%近くあるということです。

その中で内定式に「参加したかった」と答えた内定者は30%

内定式がない企業に就職した内定者に心情をアンケートしたところ、「なんとも思わない」が63%と過半数を超えたものの、「参加したかったので残念」という意見も30%あったといいます。内定式は、内定者にとっても会社の雰囲気に馴染んだり、内定者同士のコミュニケーションを図ったりする大事な式典であることから、残念だと感じる人は意識の高い人かもしれません。

一方で、派手に開催される会社もあるが…

「内定式ない会社が増えた」と言われる一方で、企業によってはホテルや会館・ホールなどを借りて大々的に開催されるケースもあります。それはその会社の事業規模や新入社員の人数などによってまちまちですが、大手企業に多いようです。また、さらに派手になるとその企業に関係のある著名人やタレントが来賓として参加し、挨拶や激励をするといったケースもあります。

そういった派手な内定式は、マスコミ関係などの限られた大企業にだけ見られるとのこと。とはいえ、内定式を行う企業は年に一度の最初を飾る大切なスタートということで、なるべく式典としての形を重視して行われる場合が多いです。それでは「内定式ない会社」とは、一体どんな目的・意味があって内定式の開催を選ばないのでしょうか。内定式ない会社、と言われる企業の特徴や目的を見てみましょう。

内定式がない・日程が異なる企業は今後増えるかも

内定式は10月1日に開催されるのが一般的ですが、内定式時期、あるいはその有無については今後、企業によって異なる場合が増えてくるとも言われています。それは、繰り返しになりますが、就活市場の変化の影響で最終的な内定が10月1日より遅くなる企業や、経費削減のためにそもそも内定式を行わない企業であり得ることですよね。内定式ない会社、というものが存在する事を知っておきましょう。

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内定式がない会社の特徴や意図とは

では、重要な式典だとも思える内定式がない会社の意図とは、どんなことなのでしょうか? そのような会社の特徴とともに意図を考えてみましょう。

中小企業には内定式がない場合が多い

内定式がない会社によく見られる特徴として、中小企業である事が多いようです。大企業は、イベントのような感覚で内定式を行うところも多く、パフォーマンスが披露されたり、懇親会が催されたりする事もあるとか。テレビ業界などは、派手な印象があります。

内定式を行わない意図は経費削減のため

内定式がない会社の意図としては、「経費削減」が濃厚かもしれません。入社前に内定者を全員集めるだけでも、交通費がかかりますし、懇親会を催せば飲食代もバカになりません。そこまでの経費をかけて内定式を行う深い意図がなければ、内定式は行わないという結論にいたるのかもしれません。

特に理由はなく内定式がない場合も

内定式がない30%の企業の中には、なんの意図もなく内定式がない場合もあるようです。中小企業に内定式がない会社が多いという事からも、単純に内定者が少ないという理由だけかもしれません。内定者のみなさん、もし就職した企業に内定式がないとしても、とくに意図がない事もあるようなので、気にする必要はないでしょう。

「内定式ない会社=ブラック」ではないので安心を

しばしば疑問視されるのが、内定式を行わない会社がブラック企業かどうかという議題です。こちらについてですが、一概にはブラック企業と断定する事はできません。というのも、上記で述べたように経費削減が目的で開催しない会社もあれば、昔から慣習がないから取り入れてない会社もあるなど、その背景・目的は様々だからです。

もしも周りの同級生が内定式に出席しているのに、自分の会社だけ内定式がないと「ブラック企業?」と不安になる気持ちはよく分かります。しかしブラック企業とは真逆で、超優良企業として広く認知されている有名な会社の中でさえ、内定式をしないところだってあるのです。したがって「内定式ない会社=ブラックな会社」と考えるべきではありません。

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内定式とは企業・学生間の最終意思確認を意味する

今回は、内定式とは何なのかその意味についてと、「内定式ない会社」の特徴や目的について見てきました。内定式がない会社は、おおよそですが30%程度のようです。わりと多くの会社で内定式がないということですね。内定式を行う意図としては、ビジョンを伝えたり、組織を活性化したり、内定者の育成などが挙げられます。しかし、そんな意図がある一方で、内定式を行うとなると、多くの経費がかかります。このような経費の削減、または内定者が少数の場合は、行わない場合もあるようです。よって、内定式がない会社は、中小企業を中心に見られ、主に経費削減だといえるかもしれません。ただ、なんの意図もない会社もあるようなので、内定式がないからといって、深く考える必要はないでしょう。

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