2020年06月29日(月) 更新
「5年後の自分」を就活面接で聞く理由とは|質問をする3つの意図と具体的に将来をイメージするコツ【例文あり】
目次
10年後の自分を思い描いている就活生は多い
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で「10年後の自分」について聞かれたとき、どう答えますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 責任感を持って、後輩にも指導ができる
- 年収1,000万円
- バリバリ働いている、ある程度の地位もある
- その会社でやりたいことをやっている自分を話す
- 人事もしくはグループを束ねる役職をしていると思うと答える
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で「10年後の自分」について聞かれたとき、どう答えますか?」
10年後の自分について、仕事上のビジョンがある就活生は多いことがわかりました。そのなかでも、後輩の指導や役職に就いているなどの出世関係の意見が多く見受けられます。企業で活躍したいという姿勢は、面接においてよい印象を与えるでしょう。しかし、「いきなり10年後の自分といわれても、いまいち想像できない」という人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では5年後の自分についてを中心に考えてみます。
差がつくビジョンの作り方
まず、ビジョンはどのように作るものでしょうか。それは一言で言えば、現状把握と明確な目標の把握ということになります。明確な目標を決め、それに対して自分の現状との差をみつめることが明確なビジョンにつながります。これは就活の軸を考えることと密接にリンクしており、明確な軸を持つ学生はビジョンが作りやすい傾向にあります。
面接で「将来について」を聞く意図とは?
調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438
就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「面接で「10年後の自分」について聞かれたことがありますか?」という質問に対して、33.4%の人がYes、66.6%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)就活の面接ではよく「10年後の自分」というものについて質問されます。実際に質問された人も33.4%と多くなっています。
「10年後の自分」という質問は、場合によっては10年ではなく3年だったり5年だったりもします。要は、「その会社で仕事をする上でどのようなことができるようになっていたいか」=「キャリアパス」を聞く意図が「将来について」の質問にはあるのです。この記事では、10年と3年の間を取って、「5年後の自分」について詳しく解説していきます。それでは、この質問で就活生のキャリアパスを聞く意図とは一体何なのでしょうか?
「5年後の自分」について質問する意図を理解しよう
質問「5年後の自分」に隠された意図①仕事へのイメージ確認
企業が面接で「5年後の自分」について質問をする理由は、就活生が企業や仕事のことを具体的にイメージしているかを見るためです。
例えば、「営業として、5年後には○○事業部で新規事業の立ち上げに営業チームのリーダーとして携わり、販路拡大に貢献したい」のように、「5年後の自分」を面接で聞かれた場合には、より具体性のある返答を心がけましょう。
質問「5年後の自分」に隠された意図②就活生の成長意欲の確認
就活の面接でキャリアパスを聞く意図は、もうひとつあります。「成長へのどん欲さがあるか」など、あなたの意欲を見ているのです。年々、仕事の難易度、求められる仕事のクオリティも上がっていきます。徐々に増していく企業からの期待に応えるためには、社会人として相当の努力が必要です。「5年後に何をしていたい?」という就活の面接での質問には、自分の成長を意識した返答が求められているのです。
質問「5年後の自分」に隠された意図③キャリアプランの把握
面接官は、就活生が思い描いているキャリアプランについて知りたいと考えています。就活の面接で聞かれる「5年後の自分」は、業界や企業でのキャリアプランに対する理解ができているかを見極めめるための質問であるといえるでしょう。
就活生はキャリアプランについてしっかりと答えられるように、どのくらいの能力と経験があれば望むポストに付けるのか把握しておくべきです。企業側が用意できるキャリアアップのプランと、就活生のイメージにズレがあると内定をもらえない可能性があります。就活生は面接の前に説明会やOB訪問等で、その業界・企業で自分がどのようなキャリアプランを歩むのが一般的か把握しておくと良いでしょう。
就活で「5年後の自分」を具体的に考えるコツとは?
5年後の自分と同じ年齢の社員を観察する
就活では、「5年後の自分」のキャリアパスを考えるうえで、しっかりと3年後・5年後・10年後の自分のキャリアプランについて深く掘り下げて考えていきましょう。イメージするコツとして、OB・OG訪問などを通じて、想定する年齢のスタッフの実情を正確に把握することが、自分のキャリアプランを考える近道になるはずです。先輩社員のインタビューを参考にしましょう。
理想の「5年後の自分」を自由に書き出す
3年後、5年後、10年後に自分がどうなっていたいか、目標としている人、やってみたいことなど、将来についても自由に書きましょう。自由に書いたものに関してその理由をしっかりと考えてまとめると、そこからキャリアプランへと繋げていくことができます。描いた将来像を達成するためには何をするべきか考えておけば、意気込みが伝わりやすいです。
将来出す数値も具体的に想像しておく
5年後の自分について、将来出す数値も具体的に想像しておくと良いでしょう。社会人になって5年後は、部下を率いてリーダーシップを発揮している頃です。「たくさんの部下を引き連れてもマネジメントできるようになりたい」など、将来について数値が多いか少ないかで語ってみましょう。続けて、「私が困難に直面した時でも、部下や仲間を励まし、世の中に感動してもらえるようなものを出せる人になることが目標です」など、具体的な将来のビジョンについて話すことが大切です。
5年後の自分について質問された場合の答え方
企業の今後の方針を意識して5年後の目標を答える
面接で5年後の自分について聞かれた場合は、企業の方針を意識して答える必要があります。答える内容は5年後の自分についてですが、会社の方針と異なることを言ってしまうと、企業に合った人材ではないと判断されてしまう可能性があるでしょう。企業の方針を意識するためには、企業研究が欠かせません。
5年後に理想の自分になるためどんな努力をしているか答える
理想とする5年後の姿を実現するには、努力が必要です。面接では、目標を達成するにはどんな努力が必要なのか、よく考えて答えるようにしましょう。目標達成に必要な努力について具体的に答えることができれば、問題解決能力があると評価してもらえます。現在すでに努力していることがあれば、アピールすると好印象です。
プライベートではなく仕事での目標を伝える
5年後の自分について聞かれた際には、仕事上での自分の理想を答えることが大切です。結婚などのプライベートな自分の目標は、話さないようにしましょう。面接で聞いているのは、仕事をする上での目標であり、個人的な話を聞きたいわけではありません。また、目標はできるだけ具体的な内容を述べるようにしましょう。
10年後の業界の姿についても考えておく
5年後の自分について話す場合は、社会の変化を想像することも大切です。志望する企業の属する業界について、ニュースなどをチェックしておくようにしましょう。時事的な情報をアピールに入れることができれば、他の就活生と差をつけられるはずです。
また、面接では5年後ではなく10年後について質問される可能性もあります。10年後について聞かれたときは、「5年後までに○○ができるようにしておき、10年後には○○な自分になっていたい」という答えかたがベストです。業界が10年後に目指している姿について調べ、どの程度技術や情勢が変化しているのか、現実的なイメージを持てるようにしておきましょう。
5年後の自分について聞かれた場合の回答例文
5年後は、一流のコンサルタントになっていたいです。入社して最初の数年は業務をこなすことで精いっぱいだと思いますが、5年目までにプロジェクトマネージャーとしての実績と、他のマネージャーに負けない、高度なコミュニケーションスキルを習得したいです。その後は高度なコミュニケーションスキルを活かして、お客様と強い信頼関係を築ける人になりたいです。
10年後は既存のコンサルティングにはない独自の方法を構築し、多くのクライアントを支えるパートナーとして成長したいと考えています。そのためにボランティアなどに参加して人との出会いを増やし、色んな人と会話をするように努力しています。今後も、ボランティアを続けていきたいです。
就活での質問「5年後の自分」は将来像を明確にして答える!
就活で、5年後の自分について質問された場合の答え方についてご紹介しました。5年後の自分について聞くのは、仕事への意欲やキャリアプランを確認するためです。5年後の自分について答えるには、先輩社員を観察したり自分の理想について自由に書き出したりしてみるのが効果的だといえるでしょう。事前に業界研究をしてから、将来のビジョンについて考えることが大切です。
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