2020年07月07日(火) 更新

「最近読んだ本」を面接で聞かれたときの答え方【回答例付き】

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

面接で最近読んだ本を聞かれることは多い

面接では最近読んだ本について聞かれることも多く、どのように回答するかによって与える印象は違います。

読書の習慣があることを大切にしている企業も多いですし、何を読み、何を感じたかによってその人の人柄を知ろうとしている場合もあります。最近読んだ本については何を読んでいるかも大切ですが、そこから何を感じたのかも大切であり、それらを上手に説明できなければなりません。

「最近読んだ本」を就活面接で聞く理由

就活の面接では、「最近読んだ本を教えてください」「好きな本は何ですか」と質問されることがあります。その際、どのように答えればよいのか迷う就活生は多いでしょう。

答え方が分からない場合、採用担当者は何が知りたくてこの質問をするのか、質問の意図を考えましょう。

興味関心を知るため

面接で読んだ本について質問するのには、いくつかの意図があります。質問する意図の1つは、就活生の興味分野を知りたいためです。

どんなことに関心があり、知ろうとしているのか、読んだ本から掴もうとしていることが考えられます。

向上心を知るため

また、この「最近読んだ本」「好きな本」の質問には、仕事上でその人がどういった働きをするのかという意味合いで「最近読んだ本」を聞きいているケースもあります。

本を通じて学ぶ習慣があるかどうかを、この質問で確かめているのです。本から学びがある人は、思考や行動がより具体的になります。その点を、この質問で見ている可能性もありますので、覚えておいてください。

面接力診断で、苦手分野を見つけよう

面接では最近読んだ本以外にも、対策すべきポイントは多くあります。たった一つの見落としが、致命傷になりかねません。

そこで活用したいのが、「面接力診断」です。

面接力診断は24の質問に答えるだけで、自分の弱点をグラフで見える化できます。ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

面接官に好印象を与えられる適切な本の答え方

面接官は本の名前を知りたいわけではない

面接官は、本の名前や感想、あらすじなどを知りたくて最近読んだ本について質問しているわけではありません。

「○○(本のタイトル)です」の後には、必ず踏み込んだ質問が返ってきますので、具体的な答え方で簡潔に伝えるようにしましょう。

本の紹介だけで終わらず自分で考えたことを含めて伝える

上記で、面接官は興味や関心を知る目的で最近読んだ本についての質問をすると述べました。

そのため、答え方においても、なぜこの本を手に取り、読んでどのように感じたのか、自分の考えについても伝えましょう。

評価されにくい「最近読んだ本」の回答

面接でのNG回答例・本があまり好きではない

就活面接で最近読んだ本や好きな本について聞かれた際は、「読んでいません」「好きな本はありません」という回答は控えましょう。

読書をしていない=勉強意欲がないという認識になってしまいかねないのです。「読んでいません」などと答えないように注意してください。就活時期は、1冊でもいいので読んでおくようにしましょう。

面接でのNG回答:漫画

確かに漫画から得る影響は大きく、行動力も掻き立てられます。しかし、漫画はビジネスシーンで娯楽として見られてしまう傾向にあり、どんな理由があっても説得力に欠てしまいます。

質問で採用担当者が知りたい、興味関心や向上心という面においては、漫画は不適切ですので避けましょう。

面接でのNG回答:読んだことのあるフリ

読んでいない本をタイトルだけ調べて、読んだことのあるようなフリをするのは辞めましょう。

採用担当者がどのくらい本を読んでいるかは人に寄りますが、読んだことのある人に、読んだことのない人が、あらすじで得た情報を伝えても、本当は読んでいないことがバレてしまいます。

嘘の供述は上記の2つよりも印象を下げます。嘘を付かなくてはいけない状況になる可能性があるのであれば、予め1冊「最近読んだ本」の質問対策として読んでおきましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るには、自己分析による自己理解が必須です。自己分析を疎かにしていると、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツール「My analytics」です。

My analyticsを使えば、質問に答えるだけであなたの強み・弱み・適職を見える化できます。
ぜひ活用して、就活を有利に進めましょう。

「最近読んだ本」の選び方とおすすめ本

社会人向けのスキル本が無難

「最近読んだ本」「好きな本は?」の質問の対策として、ビジネス関連の本は無難でしょう。有名な小説などでも、好印象は与えられるはずです。では、具体的にどういった本を読めばよいのでしょうか。

就活の面接で話したい「好きな本」一覧

以下、就活の面接で話したい「好きな本」の一覧です。

面接で話したい「好きな本」

  • 「伝え方が9割」佐々木圭一
  • 「人間失格」太宰治
  • 「頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方」赤羽雄二

最近読んだ本がない場合は当日までに1冊読む

面接では最近読んだ本について聞かれることは多いですが、就活中は忙しいこともあり、なかなか読書の時間を取ることができない場合もあります。

最近読んだ本が何もなく、面接当日までに時間がある場合は、今から読むことが大切です。読んでいない本についてを語ることはできませんので、とにかく1冊だけでも読んでおく必要があります。最近読んだ本を聞かれる場合は、基本的には1冊だけ答えればいいですし、普段の読書量については聞かれないことも多いです。

最悪の場合最近読んだ本でなくてもOK

面接当日まで時間がなく、1冊も読めないままに面接を迎えてしまった場合は、これまで読んだ本の中から印象に残ったものを伝えるのも対処法の一つです。

どうしても本を読む時間がなく、最悪の場合は最近読んだ本でなくても構いません。これまでに読んだことがあるものであれば、答えることはできますので、最も印象に残っている本を思い出して伝えていきましょう。

就活時の面接で「最近読んだ本」を聞かれる意図を理解して高評価の回答をしよう

就活時に質問が予想される「最近読んだ本」については、聞かれることも多いですので、回答を準備しておきましょう。

質問は、あなたの興味関心や、向上心、学ぶ力を知るために質問されます。採用担当者の質問の意図を把握したうえで、回答を用意しておくと、当日慌てずに対応できます。

本を読む習慣がない人は、「最近読んだ本」の質問対策として、1冊は読んでおくようにしましょう。おすすめはビジネス本です。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

感じたことやその理由が重要

記事内で説明もありますが、「何を読んだか」ではなく、「何を感じ・それはなぜなのか」を伝えられることが重要です。物事を深堀できる力があるか、それを人に伝えられるか、といった点を見られています。

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