2021年09月30日(木) 更新

「価値観」を就活で聞かれた際の回答ポイント【例文あり】

価値観とは大事にしていること・行動基準

価値観とはどのようなものを言うのでしょう。価値観とは、大事にしている芯ねんや行動基準を言います。

あなたが生活するなかで物事を決めるときの、譲らない心情や行動基準を問われているので。

大切にしている価値観について質問される理由

「大切にしている価値観」を質問する企業側の狙いは、お互いのミスマッチを防ぐことにあります。

企業は、自社との相性、就活生の人間性や将来性を見極めることで、ミスマッチを最小限に留めたいと考えます。

選考では、面接の中で、「大切にしている価値観」を詳らかにしていきます。ミスマッチを防ぐことは、採用する側の企業にとっても、新卒として入社する学生にとっても重要なことです。

企業との相性

相性の可視化は難しく、企業は面接や性格テストなどによって、自社との相性を見極めようと努めます。その際に、「大切にしている価値観」などの設問により、相性を確認していきます。

いくら自分の「大切にしている価値観」が正確に相手へ伝わっても、それが企業とマッチしなければ相思相愛とはなりません企業と学生のベクトルの向きが逆であれば、あるいは大幅に乖離していれば、ミスマッチを招きます。

就活生の人間性

選考において、「大切にしている価値観」を聞くことで、就活生の人間性も見えてきます。

何を大切にして生きているのか、価値観を醸成した体験やエピソードは何なのかなど、企業との相性と同じように、就活生の人間性を知ることにより、ミスマッチを防げます。

周囲と協力しながら、チームワークを重視するのか。自らが頑張っただけ成果を得る個人主義なのか。「大切にしている価値観」をとおして、学生の人間性に迫ります。企業はそれが自社とマッチするのかを確認します。

将来性

学生の「大切にしている価値観」を知れば、学生の将来性を知ることもできます。

向上心やネバーギブアップの精神を持っているのか。逆にスピード感を持って、好奇心旺盛にアグレッシブな行動を取るタイプなのか。どれが正解不正解というものではありません。企業と学生の相性、人間性、将来その学生がどのように成長していくかどうか希望的観測を見出すことで、選考を行ないます。

加えて、ミスマッチを防ぐということは、換言すれば、すぐに辞めないかどうか、つまり企業としては離職率の低下につながります。採用は、時間・コストなど多大な労力を費やします。「大切にしている価値観」から将来性を探り、少しでもミスマッチを減らしたいと考えるでしょう。

価値観の回答ポイント

①結論を先に伝えて後にエピソードを語る

就活で「大切にしていること」を面接官から質問されたら、まず結論だけ先に答え、その後でエピソードを語るようにするのがいいでしょう。

「私が大切にしているのは○○です」とだけ先に答えると、それが見出しのような効果を生み、その後のエピソードをすっと引き込んでくれるのです。

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②会社が求める価値観を把握する

「大切にしていること」に対して会社が求める答えを出すには、価値観を知るためにOB訪問を繰り返すのが有効です。

実際に働いている社員の声を聞かないと、企業研究だけではわからないでしょう。その人たちに答えを聞き、そこに寄せていけば間違いなく会社の求める価値観と一致する答えを導き出せるはずです。

就活で「大切にしていること」を質問されたときに適切に答えるためにも、OB訪問など社員と話せる機会を増やしておきましょう。

会社のHPの経営理念などを頭に入れておく

会社が求める価値観を理解するためには、パソコンやスマホで企業のホームページを確認しておくべきです。

企業が持つホームページだけではなく、求人メディアが提供している情報や口コミなどもみる必要があります。「大切にしていること」に対する質問を適切に答えるためには、企業研究は欠かせません。

もちろん、他の質問に対する答えを導き出す時や競合他社を志望する際も、単体での企業研究は役立つことになりますので、事前に対応しておくべきです。

③仕事にどう活かすか伝える

ただ価値観が一緒なだけでは、印象が弱い可能性もあります。しかしこうしてその大切にしていることの活かし方まできちんと考えているとなると、働く意欲が高いとみなされ、高評価となるでしょう。

就活で「大切にしていること」を質問されたときの答え方としては、こうしてその大切にしていることの活かし方を考え、それも併せて答えるようにするのが良いです。

「大切にしている価値観」の例文

例文①

私が大切にしている価値観は仲間意識です。ファーストフードのアルバイトを4年間続けています。店舗では、決められたマニュアルがありますが、駅の中にある店舗のため、マニュアルだけでは対応が難しい状況でした。繁忙期には、店は混乱していまい、忙しさのあまり辞めていくアルバイトが多かったです。そこで私はレジとバックヤードの連携が円滑になるよう意識しました。そのためには、同じ店舗で働く仲間意識を強くする必要があります。普段からコミュケーションを心がけ、後輩はもちろん、パートの年配方の輪の中にも積極的に入っていきました。徐々に店舗の一体感が生まれ離職するアルバイトも激減しました。貴社では、多様な人材が活躍しています。これからも仲間意識を大切にして貴社の一員として貢献していきたいです。

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例文②

私は何事にも全力投球するという価値観を大切にしています。小学生1年生から今まで野球を継続しています。高校までは部活動で毎日練習に励んでいました。大学では、社会人も参加している野球サークルに所属しています。高校での硬式野球部では、甲子園の出場を目指していました。私は入学時から投手を任されていましたが、試合では相手によって、手を抜いていました。ある試合で、いつものように格下相手に手を抜きました。その試合では、相手バッターの奇襲に合い、惨敗しました。その試合後、私は監督からある言葉もいただきました。「一球入魂」という言葉です。それからは胸にこの言葉を刻み、今に至ります。貴社においても、手を抜かず仕事を完遂します。

例文③

私が大切にしているのは、「思いやりの心」です。大学では、社会福祉学を学んでいます。福祉施設に出向く実習では、援助を必要とする人に接する機会が多くあります。高齢者の福祉施設では、初めは何をしたら良いのかわからずに戸惑うことばかりでした。そこで学んだことは、人と誠実に向き合うことです。施設では、自分の気持ちを上手に伝えられる人ばかりではありません。そのような場所で、自分にできる最善の行動をしたいと考えた私は、相手の立場に立つ思いやりの視点から行動するようにしました。そうすると、何をしたら良いか、どのように接したら良いかの見当が付くようになり、お礼を言われたり、喜ばれることが多くなりました。人から喜ばれることが私の一番の喜びです。相手を思いやる福祉のマインドを貴社でも発揮していきたいと思っています。

就活で「大切にしている価値観」を聞かれたら会社が求めるものを把握して回答しよう

「あなたの大切にしているものは何ですか?」と価値観について質問された際は、自分の行動基準を伝えましょう。

応える際には、企業の求める人物像や社風を調べたうえで、ミスマッチと判断されない範囲の回答がおすすめです。企業研究をしっかりとおこないましょう。

すべてを企業に合わせる必要はありませんが、企業と就活生のミスマッチを防ぐための対策にもなります。

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