2019年10月24日(木) 更新

就活での筆記試験の3つの役割とテストをなしにする企業の理由

筆記試験を実施する理由として「足切り」などが挙げられる

キャリアパーク会員の就活生を対象に「なぜ筆記試験を実施する企業が多いと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の声

  • 本人に受けさせるため
  • ある程度の教養がないと行えない仕事が多いから
  • あしきりのため
  • 足切りを決めるのが楽になるから
  • 社会人として最低限必要な知識が備わっているか確認するため。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「なぜ筆記試験を実施する企業が多いと思いますか?」

筆記試験をする理由として特に挙がったのは、「足切り」と「知識や一般常識を持っているか確かめるため」の2つとなりました。企業側の立場からすれば、なるべく優秀な社員にこれからの会社を担ってほしいと思うものです。今後のためにも、志望する企業を目指すなら、そこの筆記試験を乗り越えなければならないと考えるべきでしょう。そこで本ページでは、筆記試験の役割について、改めてご紹介します。

筆記試験の役割①:学力チェック

筆記試験の役割の一つは、学力チェックです。企業としては当然、学力のない人よりもある人の方が良いに決まっています。出題される問題は、中学校・高校レベルの基本的なものばかりですが、出題範囲は数学や国語、理科、社会、英語、時事問題と幅広いので、偏りがなく全般的な広い知識が必要となるでしょう。
また、企業によっては小論文やIQテストなどを課すところもあります。ここでは、就活生の学力はもちろん、地頭の良し悪しを見ていると考えられるでしょう。応用問題を出題することで、自分で物事を考えることができる人かどうかを判断されているのです。

高得点を取れば採用へのプラス材料となる

面接では分からない学力面を判断することが、就活における筆記試験の役割です。基礎はしっかりした上で、応用問題も解ければ高評価を得られるでしょう。頭が良い人は、仕事もできるというのが通説です。筆記試験で高得点をとれれば、企業にとって手放したくないと思われる人材になれるかもしれません。

筆記試験の役割②:採用選考の効率化

筆記試験の役割は、効率的に採用選考を行うことでもあります。というのも、大手企業になれば、応募者数が1万人以上にものぼります。就活の選考過程において筆記試験を実施しなければ、企業側には大変な労力がかかってしまうのです。
それを避けるために企業は、試験結果がある一定レベルに達しない就活生を、一気に落としてしまうのです。筆記試験は、採用の効率化を大きく上げる役割を持っているといえるでしょう。

筆記試験でコストの削減を図る

筆記試験は、面接とは異なりきちんと数字や順位がデータ化されるため、非常に分かりやすくシンプルな選考方法です。企業側は、筆記試験を実施しないと、面接などに多大なコストがかかることになります。筆記試験をおこなえば、採用選考の効率化によるコスト削減にも繋がるといえるでしょう。

筆記試験の役割③:データを収集すること

筆記試験の担う役割は、データを収集することでもあります。これらのデータがどのように使用されるのかと言えば、まず1つ目に、入社後の配属を決定する際の参考にしている場合があります。面接で分かった人間性と、筆記試験でデータ化された知識や学力などを考慮して、配属を決定するのです。そのため、てきとーに取り組んでいては、希望の配属先にいけない可能性があるでしょう。

筆記試験は翌年の採用試験へのデータ集めも兼ねている

筆記試験の役割は、企業がそのデータを集め、翌年の採用試験の参考にすることでもあります。応募する学生たちの傾向や特徴が概ね分かるので、今後の採用選考の課題を見つけることができるのです。さらに、企業によっては、内定を出した学生の学力レベルと、その後の活躍度を分析します。そうすることで、翌年の採用選考で就活生のどこをチェックすれば良いかを検討することができるのです。主観が全く含まれない筆記試験だからこそ、正確なデータを集めることができるのでしょう。

筆記試験なしの企業が存在する理由とは

筆記試験は重要な役割を担っていると分かりました。しかし、中には筆記試験なしの企業が多数存在するのも事実です。これらの企業はなぜ、筆記試験なしなのでしょうか。その理由は、規模や新卒か転職かにもよるようです。

小規模企業や転職試験では実施しないケースもある

一概にはいえませんが、筆記試験なしの企業が存在するのは、小規模な企業で人数を絞る必要がなかったり、今の学力より経験値を求める転職試験の場合が多いようです。転職試験では、筆記試験なしの企業が多かったという声もよく聞かれます。筆記試験が苦手で試験なしで採用を勝ちとりたいと考えるなら、小規模の企業を狙うのも賢い方法かもしれません。

SPIなどの筆記試験は練習することで対策可能

採用試験でSPIを実施する企業は多いです。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

筆記試験の役割は学力チェックや選考の効率化!試験なしの企業は小規模や転職で多い

筆記試験は複数の役割を担っています。まず純粋に、学力を測るために行われます。どんな仕事もある程度の知識を持つ人の方が、今後活躍していく可能性が高いからです。次に、採用の効率化という面もあります。膨大な人数を面接するには時間が足りないため、大勢の足切りを行う際に用いられているといえるでしょう。そして、配属部署の決定、今後の成長過程を管理ためのデータ収集の役割も、筆記試験の役割です。企業にもよりますが、データは来年の採用試験にも活かされるようです。小規模な会社や転職の場合は、筆記試験がないことも珍しくありません。ぜひ本ページを参考に、筆記試験に挑みましょう。

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