2020年06月29日(月) 更新

エントリーシート(ES)に書くための強み・弱みを見つけるコツ

強みと弱みは面接やESで聞かれる可能性が高い

就活生に「強み」と「弱み」を聞くのには理由がありますが、この理由を理解しないまま回答している就活生も多いのではないでしょうか。ここでは、面接官が強みと弱みを聞くことで就活生の何を知ろうとしているのかを紹介します。面接官が何を知りたいのか把握しておけば、適切な回答をすることができるはずです。質問の意図をしっかりと読み取って回答するようにしましょう。こうした定番の質問こそ重要度が高いため、ポイントを抑えておくことが大切です。

自分の強み・弱みは「知人」「自己分析診断」などを活用して見つける就活生が多い

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「自分の強み・弱みをどのようにして見つけてますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 自己分析や家族
  • WEBの自己分析診断を活用
  • 友人に聞く
  • 自分の人生において重大な決断をしたときのことを思い出す
  • 友人や親に聞いて考える

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「自分の強み・弱みをどのようにして見つけてますか?」

アンケートの結果によると、就活生の多くが「知人・友人」「家族」「自己分析診断」を活用しているようです。自分で見つけるより、周囲の力を借りて見つけているのがわかります。 こちらの記事では、面接で「自分の強み・弱み」を質問する理由や回答の仕方、自己分析の方法をご紹介します。これらを参考に、より充実した自己分析をおこなって下さい。

エントリーシート(ES)や面接で企業が強み・弱みを聞く意とは?

就活を行うにあたって、履歴書の中で自己PRをしたり、自分に合った仕事を探すために「自己分析」をしますが、その際に自分の強みと弱みについて考えたり頭を悩ませている人も多いでしょう。まずは、そういった質問をする企業側の意図を知っておけば、より戦略的に答えられます。

企業が強みを聞くのは、入社後にどのように貢献してくれるのかを知るためです。また、弱みを聞くのは自分自身で理解しているのかという確認と、課題との向き合い方を知りたいという意図があります。

弱みの場合その弱みが業務に差し障りがないか

企業がエントリーシートで弱みについて聞く場合は、その弱みが業務に差し障りがないかを聞こうとしています。したがって、「何事もあまり長続きしない」「コミュニケーションが苦手」といった業務に影響が及びそうな短所を書くべきではありません。そうした短所を書いてしまうと、選考で不利になってしまうでしょう。
短所を書く際には、言い方を変えれば長所にもなるような短所がないか考えてみましょう。例えば「優柔不断」が短所なら、「慎重」「注意深い」と言い換えることができます。これなら、慎重さが求められる業務内容だった場合、逆に好印象になる可能性があります。弱みは、どういった社風の企業なのかよく考えてから記載するようにしましょう。

適職診断もできる自己分析マニュアル

自分にどんな職が向いているか考える際にやっておきたいのが、自己分析です。でもいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのか解らず、すぐに行動に移せないことがあります。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

自己分析をしよう!強み・弱みの見つけ方のコツ

強み・弱みの見つけ方のコツについてみていきましょう。
自分自身の強み・弱みを見つけるのは、案外難しいものです。特に、日本人の場合謙虚な人も多いですから、弱みはたくさんあるけど強みなんて見つからない!という人もいるかもしれません。
ここでは強み・弱みを見つけ方をご紹介するので、ぜひやってみてください。

強み・弱みを見つける3ステップはこちら

ステップ①:これまでの成功体験・失敗体験を書き出す
ステップ②:それぞれなぜ成功したのか、失敗したのかについて考える
ステップ③:強み・弱みのどちらか一つでも見つかった場合は反対の言い方を考える

強み弱みを見つけるには、3つのステップがあります。1つめのステップとして、自分自身の人生を振り返り時系列に沿って成功体験や失敗した経験を紙に書き出してみましょう。頭の中だけで考えるのではなく、実際に紙に書きだすことでどの体験が印象に残りそうか整理することができます。
2つめのステップでは、それぞれの体験がなぜ成功または失敗したのか考えてみましょう。この理由を考えることで、自分の強み・弱みが見えてくるはずです。
3つめのステップでは、強み・弱みの反対の意味を考えていましょう。例えば強みが「意志が強い」ということであれば、弱みは「頑固」になりますし、弱みが「心配性」だった場合「慎重」と言い換えることができます。強み・弱みの片方だけしか見つからなかった時には、言い方を変えてみるのがおすすめです。

強み・長所の例一覧

  • 協調性がある
  • 集中力がある
  • 責任感がある
  • リーダーシップがある
  • 思いやりがある
  • 観察力がある
  • 計画性がある
  • 物怖じしない
  • ポジティブ、明るい
  • おおらか
  • 気配りができる
  • 記憶力が良い
  • 几帳面
  • 聞き上手

長所について答える際には、ただ単にどんな長所があるのかを記入すればいいわけではありません。その長所を発揮することができたエピソードなどについて一緒に述べることが大切です。「私はリーダーシップがあります」とだけ記載しても、それを証明できるような出来事が添えられていないと説得力がありません。また、長所ができたきっかけについて説明するのもおすすめです。具体的なエピソードに触れることで、より根拠のある長所だとアピールできるでしょう。

弱み・短所の例一覧

  • 緊張しやすい
  • 心配性、優柔不断、慎重すぎる
  • 人見知り
  • 飽きやすい
  • せっかち、落ち着きがない
  • 大雑把
  • 完璧主義
  • 口下手
  • 計画性が無い

短所について書く場合は致命的な短所を書くのではなく、ある意味長所ともいえるような特徴を書く必要があります。今後改善できそうにない長所を書くのはNGです。短所を書く場合でも、なるべく好印象を残せるような書き方になっているか注意する必要があります。短所を克服したエピソードや、今後どうやって改善していくのかをアピールするようにしましょう。自分の短所についてどう対策するのかを説明できれば、弱点や壁を乗り越えられる人物であることを印象付けられます。

エントリーシートで短所や弱みを「なし」とするのは避ける

エントリーシートで弱みについて聞かれた際に、「特になし」と記載しないようにしましょう。本当に弱みが思いつかなかったとしても、よく考えて記載しておいた方がいいです。弱みがひとつもないような人はほとんどいないといえますし、弱みがないと書いている就活生は自分自身のことがよく見えていないという印象を採用担当者に与えてしまいます。過去の失敗などを思い返してみて、小さなことでも構いませんので弱みについて書くようにしましょう。何が弱みなのか思いつかない場合は、家族や親しい友人などに自分の性格や短所について聞いてみるのもおすすめです。客観的な意見を聞くことで、自分の弱みが何なのか分かるようになるでしょう。なんでも言い合えるような親しい関係の人に尋ねてみることが大切です。

エントリーシートや面接で強みや弱みを聞かれたときの答え方

エントリーシートや面接で強みや弱みについて聞かれた際には、どのように答えればいいのでしょうか。ここでは、強みや弱みを聞かれた際の回答例を紹介します。強みは自身の長所についてそのまま答えれば問題ありませんが、社会人になってからその強みをどう活かしていくのかも回答できればさらに高評価を得られます。弱みについて答える場合は、今後その弱みをどう改善していくのかまで答えることが大切です。自身の弱みにどう向き合っていくのかを説明して、就職後も問題なく業務にあたれることをアピールしましょう。

エントリーシート(ES)・履歴書に書くアピール例:①強みを聞かれたら

私の強みはチャレンジ精神が旺盛なところです。大学時代に行ったベトナムでのホームステイや、その経験を活かして立ち上げた学生団体など、自分の理想を実現するために数多くのことにチャレンジしてきました。
ベトナムでのホームステイは、カルチャーショックを受けた半面、世界の大きさを知るいいきっかけになりました。日本の生活を基準にしてはいけないということを、肌で感じる事ができたのは大きな財産です。
学生団体のイベントでは成功だけでなく、失敗した例もありましたが学生時代に経験したこれらの全てが、社会人になってからも強く活きてくるものだと感じております。

この例文では、チャレンジ精神を長所としてあげています。チャレンジ精神は仕事をしていく上でも求められる部分ですので、上手くアピールすることができれば高評価を得ることができます。チャレンジ精神を発揮したエピソードとともに、その挑戦を成功させるためにどういった工夫をしたのか、どういう学びがあったのかを一緒に述べると説得力が増します。チャレンジが失敗してしまった場合も、その後の対応や反省について説明できればピンチを乗り越えられる人材だということがアピールできるでしょう。

エントリーシート(ES)・履歴書に書くアピール例:②弱みを聞かれたら

私の弱みは物事に対しての関心が薄い所です。誰かに誘われたり、興味を持つきっかけなどがないと、関心を持たずに通り過ぎてしまうことがあります。
今までの生活では、あまり多くの物事に触れてきていなかったのかもしれません。今後は、多くの物事に触れることで、知識欲のアンテナを広範に張り巡らせ、知識を得ることに対し貪欲でありたいと考えています。

この例文では、物事に対しての関心が薄い所を弱みとしてあげています。興味を持つきっかけがないと関心を持たないと説明していますが、そういった人は多いのでこの弱み自体は致命的な欠点ではないといえます。したがって、この内容で評価が著しく下がる可能性は低いといえるでしょう。また、弱みに対する反省の気持ちと、今後は知識を得ることに貪欲になりたいと具体的な目標を説明しているので問題ありません。例文を参考にして書く際には、どういった工夫をして弱みを克服するのか対策方法も説明するようにするとより良いアピールになるでしょう。

「強み・弱み」を見つけるには徹底的な自己分析が必要!企業研究も同時に行おう

エントリーシートなどで企業がよくする質問「強み・弱み」を見つけるコツや回答例について紹介してきました。
企業は、あなたが自己分析や企業研究をしているかどうかをしっかり見ているわけです。強み・弱みの質問に答えて自分自身についてアピールするには、しっかり自己分析を行えば、そんなに難しいことではありません。また、企業に合わせたアピールも必要ですので、企業研究も欠かざす行いましょう。
ここで紹介した例を参考にして、強み・弱みでアピールするポイントやコツをつかみ、採用担当者にあなたが働く姿をイメージさせてくださいね!

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