2017年07月27日(木) 更新

OB訪問攻略に必須の12のマナー|メールや電話でのアポイントの取り方・当日の注意点・帰宅後に行うべきことを徹底紹介

就活ではOB訪問によってHPや説明会では開示されない情報が得られる

自分の興味ある会社で働いている先輩を訪ねるOB訪問では、公式のホームページや、説明会では知ることのできない情報を得ることができるチャンスでもあります。先輩の口から、実際に取り組む業務や社内の雰囲気など、直接聞くことで、より自分が働いたときのイメージもしやすくなるでしょう。 OB訪問をしておくことで、就職後のギャップを感じることが少なくなるのもおすすめする理由です。

OB訪問はまずアポ取りから始める

OB訪問をするのであれば、まずはアポ取りから始めなくてはいけません。訪問するOBは自分の大学の先輩でなくても構いません。自分の大学の先輩であれば就職課などで個人の情報を得ることができます。しかし、自身の大学の先輩でなくても就活イベントで名刺交換などをおこなえば、連絡先を手に入れられるためOB訪問をすることができます。

アポは電話よりもメールがおすすめ

OB訪問を始める際のアポは、電話よりもメールが確実のためおすすめです。メールであれば、不在のときも要件が伝えられますし、外出の多い業種の場合も連絡が付きやすくなります。電話は連絡の行き違いも多くなりやすいため、そういった理由からもメールがおすすめなのです。

OB訪問:アポイントで押さえるべきマナー3つ

OB訪問のアポイントを取る際には、押さえるべきマナーがあります。以下で、OB訪問のアポイント時のマナーを3つご紹介しましょう。しっかりとマナーを押さえたアポイントの取り方が、あなたの印象を良くしますので、ぜひチェックしてください。

マナー①:まず自分から情報をどこで得たか知らせる

アポイントを取る際のマナーひとつ目が、自分からどこでOB訪問する人の情報を得たのかを知らせるということです。いきなり知らない人からメールが届いたら、誰であっても不安に思うでしょう。その不安を解消させるためにも、自分からどういった経緯で連絡先を得たのか知らせましょう。

マナー②:日時は選択しやすいよう複数出す

アポイントを取る際のマナー2つ目が、日時は選択しやすいように複数出すということです。相手は社会人です。仕事に関するアポイントが複数入っているケースも多くあります。1つ候補を出してダメだった、では別の日となると、何通もメールのやり取りをかさねなくてはいけません。そういった手間を省くためにも、1度のメールで3~5通りほどの候補日を、相手に送るようにしましょう。

マナー③:会う場所はなるべく会社の近くカフェ提案する

3つ目のマナーが、OB訪問で会う場所はなるべく会社近くのカフェを提案することです。場所に関しては、相手が指定する可能性もあります。相手側が場所を指定したときは、それに従う方が良いでしょう。しかし、指定してこない場合は、仕事をしている相手のことを考えて、会社近くのカフェを提案するのがおすすめです。

OB訪問のアポイントで使えるメールの例

件名:【OB訪問のお願い】○○大学 ▲▲▲▲▲
株式会社▲▲▲
営業部▲▲▲様

突然のご連絡で失礼いたします。
私、○○大学▲▲▲▲▲と申します。
本日は、大学のキャリアセンターの名簿で△△△様のことを知り、 ご連絡させていただきました。
私は、■■業界を中心に企業研究をしており、貴社の○○に大変興味を持ちました。
そこで、お忙しいところ恐縮ですが、実際に現場でご活躍されている△△△様の話をお伺いさせて頂きたく思っております。ぜひご検討いただければ幸いです。
つきましては、下記日程のどこかで△△様のご都合のいろしい時間を伺うことができればと存じます。

・○月○日 13:00~19:00
・○月○日 13:00~19:00
・○月○日 11:00~19:00

上記の時間帯から、ご都合の良い日時をご返信いただければ幸いです。
お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

○○大学○○学部○○科
▲▲▲▲▲
〒■■■‐■■■■
■県■市■■■ ■‐■‐■
電話番号■■■‐■■■‐■■■

アポイントを電話でとる場合の例

挨拶

「お忙しいところ恐れ入ります。○○大学 ▲▲▲▲▲と申します。 営業部の△△△様はいらっしゃいますか?」

「○○大学 ▲▲▲▲▲と申します。先日、キャリアセンターで△△△さんを知り、お電話をさせていただきました。私は現在、就職活動を控えており、企業研究にて御社に大変興味を抱きました。もしよろしければ、OB訪問のお時間を頂くことはできますでしょうか?」

【OKの返事】

日時設定

「ありがとうございます。では、○月○日、○日、○日の11時以降で、ご都合の良い時間帯はございますか?」

【日時の返事+場所の指定】

確認・お礼

「では、○月○日の18時に××に伺います。当日はどうぞよろしくお願いいたします。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。」

OB訪問前日までに企業研究を抜かりなくおこなう

OB訪問のアポイントが取れたのであれば、当日までに企業研究は抜かりなくおこなうようにしましょう。 企業に対する知識0のまま伺っては、「そんなことも知らないのか」と失礼に当たります・また、OB訪問はHPや会社説明会で知ることのできない部分を聞くものです。そのため、公開されている情報をOB訪問で尋ねるのもやめましょう。あくまで、OB訪問ならではの情報を引き出すようにしてください。

質問したい内容は前日までにまとめておく

OB訪問で質問したい内容は、当日までにまとめてメモしておくようにしましょう。せっかくOBがあなたのために時間を設けてくれるのです。「えーっと」とその場で考えるといったことがないよう、時間を有効に使うようにしたいですね。

OB訪問:当日のマナー5つ

ここまでは、OB訪問のアポイント時に気を付けるべきマナーと、当日までの準備についてご説明してきました。では次に、OB訪問の当日のマナーを5つご紹介しましょう。 こちらもマナーを守ることで、OBの方も気持ちよくお話に入ることができます。では、見ていきましょう。

マナー④:遅刻は絶対にNG

1つ目が遅刻です。社会人である先輩は、日々の忙しい業務の中で時間を割いてあなたのために会ってくれます。大切な時間をあなたのために割いてくれているのです。そのため、ごく当たり前のことではありますが『遅刻は絶対にしない』ようにしましょう。近くの喫茶店でゆっくりする時間を持てるくらい、早い時間に近くまで足を運んでおくことをお勧めします。

マナー⑤:コートは会う前に脱いでおく

マナーの2つめは、冬につきものであるコートの扱いについてです。OB訪問の場所が会社でもカフェでも、玄関に入る前にコートは脱ぐようにしましょう。これは社会人になっても同じです。取引先に伺ったときは、玄関に入る前にコートや帽子は脱がなくてはいけません。就活中から身に付けておきましょう。

マナー⑥:手土産は無理やり渡さない

3つ目にご紹介するマナーが、手土産についてです。手土産については、持って行くべきだと言う人と、持って行かなくても良いという意見があります。気持ち程度に持って行くのであれば、栄養ドリンクやコーヒーがいいでしょう。 もし、手土産を断られるようなことがあれば、無理やり渡さないようにしてください。2度渡そうとしたけれど断られたのであれば、下げるようにしてください。

マナー⑦:名刺は大切に扱う

名刺は”相手の顔”と同義です。名前と役職の記載があるので当然ですね。そのため、『名刺をメモ代わりにする』『すぐにしまう』『汚す』などのアクションは、マナー違反です。決してその場で起こさないようにしましょう。 名刺には情報がたくさん載っています。名刺に興味を持つことは、相手に興味を持つことと考えましょう!もらった名刺は、必ず大切に扱ってください。

マナー⑧:話しのメモをとる

最後に紹介するマナーが、話しのメモをとるということです。その場では、興味のある内容であっても、帰宅後も会話を全て覚えているのはなかなか難しいものです。 また、OBも「メモもせずに、本当に今日のこの時間を、今後に生かしていきたいと思っているのだろうか?」と疑問に思うでしょう。 OB訪問の時間が志望動機や自己PRに結び付けられるように、大事な言葉を聞き逃さないためにも、しっかりとメモを取るようにしてください。

OB訪問には必ず履歴書を持参する

OB訪問に行くのであれば、必ず履歴書を持参するようにしましょう。「面接ではないのだから、必要ないのでは?」と思う就活生もいるでしょう。しかし、履歴書1枚あれば、自己紹介から、どんなことを大学で学んでおり、何に興味があるのかまで、すべて知ってもらえるのです。

過去に内定をもらった先輩から直接添削してもらえるチャンス

また、履歴書は自分を紹介するだけでなく、過去に内定を得た就活成功者の先輩から直接添削してもらえるという利点もあるのです。そのため、持って行く履歴書はOBが勤める企業に焦点を当てたものを準備しておきましょう。 OB訪問では、志望動機から自己PRの欄まで、目を通してもらい、就活成功者の目から見て、直した方が良い点を指摘してもらう時間にもなるのです。 話しを一通り聞いて、後半の時間で履歴書を添削してもらうといいでしょう。

OB訪問で食事に誘われる場合のマナー3つ

ではOB訪問で食事に誘われたときのマナーを見ていきましょう。待ち合わせ場所はカフェや会社内であるケースはよく耳にすると思いますが、OB訪問の場合、仕事が終わってから居酒屋で食事をしながら、というケースも少なくありません。 ここでは、OB訪問でお話しする場所が、カフェや居酒屋である場合のマナーについて紹介します。

マナー⓽:先輩よりも若干安めのものを注文する

社内ではなく、レストランやカフェで訪問の対応をしてくれる場合もあります。 その際に気をつけたいことが、先輩からの”気遣い”を少しでも減らすことでしょう。メニューは先輩の注文したものより若干安めのもの、もしくは「同じものでお願いします」と対応します。同じものであれば運ばれるタイミングも同時と考えることができますので、手を付ける順番にも気を遣わせずに済みます。 また、先輩が支払いを持ってくれる場合もあるので、先輩よりも高額のものにしてはいけません。

マナー⑩:会計のときは財布を一応出す

OB訪問で飲食店を訪れた場合、多くのケースで会計は先輩が支払ってくれるでしょう。そういったとき、ただ「ごちそうさまです」と言葉で伝えるだけでなく、まずは行動で払おうとする気持ちも表すことが大切です。 社会人だから支払ってくれるだろうと、初めからその気持ちが表れていると、奢ると決めていた先輩の方も、気持ちよくありません。 お会計になったら、お財布を必ずカバンから出して、支払う気持ちを行動で表しましょう。そして、先輩のほうから「大丈夫」と言われたら、断らずに、「ありがとうございます。ご馳走様です」と、きちんとお礼を言って奢ってもらってください。

マナー⑪:アルコールを提供されても酔っぱらわない

では最後に、アルコールを伴う居酒屋などでOB訪問をさせてもらうときのマナーです。アルコールを伴う席でのマナーは、『正気を失うほど飲みすぎないこと』でしょう。先輩に介抱されたり迷惑をかけてしまったりと、失態をさらすことだけは避けなくてはいけません。話が盛り上がる程度の、ほどほどの量を飲むようにしましょう。

OB訪問:帰宅後に押さえておくべきマナー

最後に、OB訪問を終えた後のマナーについてです。緊張や気遣いで初めてのOB訪問であれば特に疲れるでしょう。しかし、OB訪問を終えた後が、あなたの今後の印象を左右する大事な部分でもあるのです。そんな、帰宅後に押さえておくべきマナーが「お礼メール」です。

マナー⑫:お礼メールは当日中に送る

最後に、OB訪問を終えた後のマナーについてです。緊張や気遣いで初めてのOB訪問であれば特に疲れるでしょう。しかし、OB訪問を終えた後が、あなたの今後の印象を左右する大事な部分でもあるのです。そんな、帰宅後に押さえておくべきマナーが「お礼メール」です。

参考例

件名:【OB訪問のお礼】○○大学 ▲▲▲▲▲
株式会社▲▲▲
営業部▲▲▲様

お世話になっております。
私、○○大学▲▲▲▲▲と申します。
本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました。
△△△様とお話しすることで、会社説明会だけでは分からなかった 仕事内容に対する理解が深まり、今回のOB訪問を経て、貴社で仕事をしたいという思いがますます強くなりました。
これから就職活動が本格化してまいりますが
引き続き、相談にのっていただけると幸いです。
重ねてになりますが、本日はお時間を頂きありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
○○大学○○学部○○科
▲▲▲▲▲
〒■■■‐■■■■
■県■市■■■ ■‐■‐■
電話番号■■■‐■■■‐■■■

OB訪問ではアポイント~帰宅後まで多数のマナー有り!メールの送り方や当日の手土産にも気を配ろう

OB訪問に行く際のアポイントから前日までの準備や当日の振る舞い方、帰宅後のマナーについて紹介していきましたが、参考になりましたでしょうか? 例え、顔見知りの輩だったとしても、相手は社会人です。ビジネスマナーをしっかりと身につけているため、あなたの姿勢やマナーなどを、どうしても評価してしまいがちです。 名刺交換の仕方やマナーをしっかりと学び、失礼になってしまう行動は避けるようにしましょう。 OB訪問は就活生にとって大変貴重な経験です。OB訪問だからこその生情報や本音情報を聞き出せるように、事前に企業研究と質問内容を用意してから赴くようにしてください。

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