2020年06月24日(水) 更新

OB訪問後に送るべき正しいお礼メールの書き方と注意すべきマナー【例文アリ】

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

OB訪問後に送るお礼メールの書き方とは?

OB・OG訪問を行うと、その企業に対する疑問などが解消されるでしょう。これは企業やOB・OGの行為でもありますが、採用活動の1つだと思っておきましょう。つまり、多くの社員はただのボランティアとして動いてくれているのではなく、企業の人事採用担当からの依頼によって動いています。

そのため、OB訪問後はお礼メールで送る必要があり、内容や書き方のマナーに関しても注意が必要です。

調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「OB訪問後に送るお礼メールの書き方を知っているか?」という質問に対して、25.7%の人がYes、74.3%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ) およそ3分の2程度の就活生がお礼メールの書き方を把握できていないという状態であり、裏を返せばお礼メールの書き方を学ぶだけで、他の就活生に大きく差を付けることができるのです。

OB訪問のお礼メールはその日中に送ろう

就活で企業や担当者にお礼などのメールを送る際は、24時間以内というのが原則です。
そのため、OB訪問後はその日中に連絡をしましょう。ただし、夜遅い時間にするのはマナー違反ですので時間帯も考えてお礼メールを送ります。

OB訪問が終わり、感想やその熱が冷めないうちにお礼を述べるのが良いでしょう。相手も対応が早いと好印象を持たれるはずです。書き方、マナーを確認して送りましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

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OB訪問後に送るお礼メールは構成を守った書き方をしよう

OB訪問後にお礼メールを送る際は、構成に注意しましょう。ビジネスメールは一般的に決まった構成がありますので、こういったところもしっかりと守らなければいけません。この書き方も、担当者のことを配慮したビジネスマナーです。それでは、構成を守った書き方について確認していきましょう。

OB訪問後に送るお礼メールの件名は具体的に書く

OB訪問後に送るお礼メールを書く際は、件名の書き方にも注意が必要です。細かいところですが、これは相手の立場になって考えなければいけません。細かな気配りができると、就活で評価されやすくなります。

OB訪問後のお礼メールの件名としては、以下のような書き方を例にするといいでしょう。
件名: OB訪問のお礼 ○○大学〇年 名前

相手の会社+名前→挨拶→名乗りの構成を守ろう

ビジネスメールの決まった構成では、
相手の会社+名前→挨拶→名乗りといった構成になっていますので、この順番でお礼メールを作成してください。
これはビジネスシーンでは当たり前のマナーです。どんなときもこの構成を守るようにしましょう。こういった構成には、敬意を表すなどの意味があったりしますので、自分の判断でオリジナルの構成にすることは避けた方がいいので、気をつけてください。

ビジネスマナーとしては訪問へのお礼を最初に書く

OB訪問後のお礼メールの書き方として、まず一番にOB訪問をさせてもらったお礼を書きましょう。
企業としては、忙しい中を時間を割いて対応してくれていますので、それに対するお礼は大前提であるとともに、一番最初に書くのがポイントです。感情を表すお礼メールでは、その書き方の順番で、その感謝をしめさなければいけません。

謝辞を書いたうえで、もしも、その職場に魅力を感じた場合には、その会社やお店で働く場合の抱負などを、改めて書くのもいいでしょう。印象はグッと上がります。

担当者に対する気遣いもメールのマナーとして大切

なぜ、ビジネスメールはこいうった書き方をしなければいけないのでしょうか?
就活生や学生の人にはあまりピンとこないかもしれませんが、働いていると毎日大量のメールが送られてきます。そのため、メールボックスを見た時に内容がわからないと、流れてしまう可能性があるからです。
そういった中で、件名の工夫、また内容がすぐに理解できるメールを送るのが大切なのです。こういった細かな工夫がビジネスマナーをアピールするためには大切です。

あなたのマナー力は何点?

就活では、様々な場面でマナーが求められます。今の時点で、あなたのマナー力はどのくらいでしょうか?それを知るために活用したいのが「マナー力診断」です。「身だしなみ」「電話・メール」「エントリーシート・履歴書」などのマナーがどの程度身についているのかを試してみましょう。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。無料でダウンロードできるので、力試しとしてもおすすめです。

お礼メールでは誤字・脱字に細心の注意を払う

OB訪問後にお礼メールを送る際は、内容に間違いがないか書き方をしっかり見直しをしましょう。これは通常のメールを送る際でも大切ですが、急いでいると忘れがちです。

特にお礼メールでは誤字・脱字が多くなってしまう恐れがあります。こういった書き方のミスは採用だけでなく、後の仕事にも直結しますので細心の注意を払ってください。

お礼メールの内容は送信前に何度もチェック

こういった誤字、脱字には相当注意してください。どの企業も、こういった誤字・脱字にはシビアでありり厳しいからです。

特に会社名や担当者名の書き方に誤りがあると、非常に失礼にあたりますし、こういったケースで仕事が無くなるなんてケースはあります。ですので、OB訪問後に送るメールには誤りがないような書き方をしましょう。不安な時には、何度でもチェックするくらいが丁度いいです。

OB訪問後に送るべきお礼メールの例文を紹介

OBOG訪問後に送るべき例文をまとめてみました。大枠の体裁を参考にし、中身はそこまで固くせず、当日の感想や訪問先の会社への熱意、そして感謝を自分の言葉で表現することをオススメします。また、メールの最後に署名が出るようにあらかじめ設定しておきましょう。

OB訪問後に送るべきお礼メールの例文①

文例1

株式会社●●
△△事業部
〇〇様

お世話になっております。★★大学の■■です。
本日は大変お忙しい中、OB訪問に時間を割いて頂き誠にありがとうございました。

〇〇様のお話をお聴きすることで、貴社の魅力を一層理解することができ、大変貴重な機会となりました。
社内の雰囲気、どのような人が活躍されているかなど、HPなどだけでは得難い情報をいただくことができました。

これから就職活動が本格化してまいりますが、いただいたアドバイスを活用させていただき、自分に納得のいく会社選びをしていきたいと思います。

益々お忙しくなっていくかと思いますが、どうぞお体をご自愛くださいませ。
重ねてになりますが、本日はお時間いただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

OB訪問後に送るべきお礼メールの例文②

文例2

株式会社●●
△△事業部
〇〇様

お世話になっております。★★大学の■■です。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

同じ大学の先輩ということで共通の話題も多く、非常にフランクな場を設けていただけたのではないかと考えております。
言葉遣いなど失礼がありましたらご容赦いただけますと幸いです。

HPやネットの情報だけでは知りえない、生の声をたくさんいただけたと感じております。
今まで知らなかった貴社の魅力を知ることができ、一層貴社への志望度が上がりました。

もしよろしければ、ぜひまた機会を頂戴できないでしょうか。
いただいた情報をもとにさらに会社理解を深め、ご相談させていただければと考えております。

私も○○様のように活躍し、後輩に経験を還元できるビジネスパーソンになっていきたいと思います! 本日はお時間いただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

OB訪問後のお礼メールの書き方は例文を参考にして24時間以内に必ず送ろう

OB訪問後のメールの書き方と例文に関して紹介しました。こういったお礼のメールにおいてもしっかりとしたビジネスマナーがあり、現代のビジネスシーンでは必須になっています。また、こういったことは、社会人になって誰かが教えてくれものではなく知っていて当然のことですので、こういう機会にそのポイントやマナーなどをきちんと覚えておきましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

基本的なマナーを身に付けておこう

OB訪問のお礼の書き方ひとつをとっても、できる就活生とそうでない就活生は大きく差が開きます。基本的なマナーで失敗がないよう、慎重に作業を行なう必要があります。

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