2019年10月31日(木) 更新
グループディスカッション(GD)でクラッシャーとなる就活生のタイプとその対策
目次
就活生は様々なクラッシャー対策をしている
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「グループディスカッションで場をかき乱す人がいた場合、どう対応しますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 優しく対処する
- 自分は自分のスタイルを変えない
- 話を聞きつつ、話の流れに乗るよう誘導する
- 否定せずに受け入れ、落ち着かせる
- 放置する
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「グループディスカッションで場をかき乱す人がいた場合、どう対応しますか?」
就活生の多くは、グループディスカッションで場をかき乱す人がいた場合の対処法を持っていることが分かりました。「話を聞きつつ、話の流れに乗るよう誘導する」という巻き込んで正しい流れに持っていく人もいれば、「放置する」といった冷たい対応をとる人もいるようです。 本ページでは、グループディスカッションでクラッシャーとなる人の特徴と対応策を紹介しますので、ポイントを押さえておきましょう。
就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!
グループディスカッションについて、キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:グループディスカッションについて、あなたが主に担当する役割とその理由を教えてください。また、あなたなりに工夫している点もあわせて教えてください。
就活生の回答
私はグループディスカッションで、主にアイディアを出す役割を担当しています。その理由は、私はアイディアを考えることが好きで、思いついたら積極的に発表することが得意だからです。私なりに工夫しているところは、相手の意見もしっかり聞くことと、相手への配慮です。自分の意見を述べるだけではなく、相手の意見もしっかり聞くことは次のアイディアが生まれるきっかけになり、よりよいグループディスカッションに繋がります。また、グループディスカッション中の態度にも気をつけています。肘をついていたり、姿勢が悪いと印象は良くないです。企業側は、そういうところも見ていると思います。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
グループディスカッション(GD)におけるクラッシャーとは?
就活をしていると、グループディスカッション(GD)が実施されるケースがあります。その中には、進行を妨げる「クラッシャー」と呼ばれる就活生がいます。このクラッシャーには様々なタイプが存在し、それぞれ必要な対策が異なるので注意しましょう。まずは就活のグループディスカッションでまれにいるクラッシャーのタイプについて紹介します。
クラッシャーは意見を問答無用で批判する
グループディスカッションでのクラッシャーは、他人の意見を問答無用で批判する特徴があります。グループディスカッションでのクラッシャーの具体的な行動として、ほかの人の意見を「それは違います」「間違っています」と問答無用で批判する傾向があるのです。
特にロジックにこだわる場合が多く、理系や院卒の学生に多い傾向があります。自分の意見を言わずに批判するため、ほかの就活生はグループディスカッションでのクラッシャーに迷惑してしまいます。
人の意見を聞かず自分の主張だけを通すクラッシャーも
人の意見を聞かずに、自分の話ばかりをするクラッシャーもグループディスカッションにはいます。グループディスカッションでは、最終的にグループで結論を出さなければなりませんが、こうしたグループディスカッションにいるクラッシャーは周りに説得されても、最後まで自分の意見を押し通そうとするのです。結果的にチーム全体の議論が進まないので、評価が下がりかねません。
全く発言しないクラッシャーもいるので要注意
全く発言しないクラッシャーもグループディスカッションにいるので要注意です。批判や意見を言うクラッシャーもいる一方で、嘘かと思われますが、一切議論に参加しないクラッシャーもいます。態度が悪い場合もあり、グループみんなで前向きに議論を進めようとしているのにも拘わらず、空気を悪くする就活生もいるので注意しましょう。
就活においてクラッシャー対策は重要
グループディスカッションでのクラッシャーの特徴をみてきましたが、就活時のGDにおいては、「苦手だから」「関わりたくないから」といって放置するのはいけません。そこで対策が重要になるのですが、これには理由があります。グループディスカッションをクリアできないと、次の面接、内定獲得に進めないのでしっかり考えていきましょう。
クラッシャーを制御できないとグループの評価が下がる
就活におけるグループディスカッションは、あくまでもグループとして機能していなければなりません。そのため、議論の中でこれらのクラッシャーを制御できない場合には、グループ全体がマイナスの評価となってしまいます。そうなると全員落選という結果も考えられます。これを避けるためにも、きちんとその場で適切な対策をする必要があるのです。
そして、クラッシャーの制御に関してはネガティブなことだけではありません。
クラッシャーに対応できれば高評価の可能性もある
クラッシャーである就活生がいると非常に厄介ですし、次の試験に進めないと不安になるものです。しかし、グループディスカッションで上手くクラッシャーに対応できると、高評価を得られれる可能性があります。
グループディスカッションでは結果だけでなく、協調性といった課程を重視して面接官は評価しています。また、面接官から見ても明らかにクラッシャーとなっている就活生はわかるものです。少しでも議論とチームをいい方向に導こうとする動きは見ています。チャンスと捉えて臨みましょう。
グループディスカッションで必要なクラッシャー対策とは?
グループディスカッション(GD)では、クラッシャーの対策をしておかなければいけません。クラッシャーの対策はタイプ別に考えておくと良いでしょう。批判ばかりする、自分の意見ばかりいう、しゃべらないタイプ別に対策を確認していきます。グループディスカッション中は時間を意識ながら、対策と議論を進めていくのが大事です。
対策①:クラッシャーにあえて意見を求める
ほかの人の意見を徹底的に批判するクラッシャーがグループディスカッションにいると、それ以外の人が萎縮して意見を言いにくい状況になってしまいます。このマイナスな流れをタイミングを見計らって断ち切る必要があります。
批判ばかりするクラッシャーがグループディスカッションにいた場合には、「では、これについて〇〇さんはどう思いますか?」とあえて意見を促しましょう。こうすることで、ただ闇雲にほかの人の意見を批判できなくなるはずです。そしてこの際に、「意見のある方は改善策を合わせて述べるようにしましょう」とイエスバット方式を用いるように一言加えるとチームにとって良い話し合いができます。
対策②:ほかの人の意見を促し議論の流れをつくる
グループディスカッション(GD)では、自分の意見ばかりを言うお喋りタイプのクラッシャーがいます。
グループディスカッションでクラッシャーが自分の意見ばかり言って押し通そうとしている場合には、ほかの就活生に意見を求めるように促しましょう。それがクラッシャー対策へと繋がります。
「〇〇さんはどう思いますか?」とまだ発言していない就活生に発言を促すと良いでしょう。それでもクラッシャーが遮ろうとしてくる場合には、「申し訳ございませんが、ほかの人の意見を聞きたいので、コメントを一旦控えてください」と伝え、きちんと議論の流れを作ろうとする姿勢が大切です。
グループディスカッションにおいて、クラッシャーが意見を押し通そうとしてきた場合には、「現在〇〇という意見と●●という意見がありますが、これについてみなさんどう思いますか?」と第三者目線で冷静に議論を進めるのも効果的です。
対策③:簡単な話を振って答えさせる
グループディスカッション(GD)では、全く発言しないクラッシャーがいます。グループディスカッションの最後まで放置しておくのはよくありません。そのため、こちらからクラッシャーの意見を引き出すようにする必要があります。
こうしたグループディスカッションで全く発言しないタイプのクラッシャーの場合、「〇〇さんはどう思いますか?」と聞いてもあまり効果的ではありません。2択の質問など、より簡単に答えられるような話を振りましょう。意見を確認するために、「〇〇さんは●●の意見に賛成ですか?」というように聞くと、首を縦に振るなど何かしらの反応があるでしょう。たとえ無言だとしても、意思の確認は大切です。
その後に「なぜそう思いますか?」と聞いても良いですが、発言しない場合には「何か意見があったら遠慮なく発言してください」と伝え、議論が終わるまで何度か「ここまでで、コメントはありますか?」と確認するようにしてください。
それぞれの役割での対策がある
適切な役割を把握した上で、練習を進めた方が効率的に対策ができます。しかし、集団討論でどの役割を担えばいいのかは、多くの就活生が悩むものです。そこでおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりの役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。
就活のグループディスカッション(GD)でクラッシャーがいたらタイプ別に対策をしよう
就活時のグループディスカッションは、「クラッシャー対策」が重要ということで、クラッシャーの特徴や対策について説明してきました。グループディスカッションの場にクラッシャーがいると、グループ全体の就活生への評価が下がってしまうので注意が必要です。いきなりこうしたクラッシャーにグループディスカッションで遭遇したとしても、落ち着いて対応できるように、事前に対策をおさらいしておくと良いでしょう。
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