2019年11月27日(水) 更新
【時事問題対策】出題傾向や2019年の押さえるべきニュースとは
目次
就活での時事問題で見られている箇所
就職活動の中で、時事問題を聞くことによって、企業の採用担当者は就活生のどういった点を確認しているのでしょうか。
企業が、選考を通して筆記試験として用いられる基礎能力を見る言語理解のようなテストだけでなく、時事問題を問うことには意味があります。
企業の採用担当者がどういった意図を持って、選考の課題を課しているのかを知ることは、選考を有利に進めるためにも不可欠です。基礎能力を問う問題や一般常識を問う問題は、選考でどういった役割を持っているのか理解しておきましょう。
基礎能力
基礎能力テストで問われることは、就活生の能力や人となりを判断する目的で実施される場合が多いです。有名なのは、SPIと呼ばれるテスト形式であり、このテスト形式を選考に導入している企業は、多いです。
しかし、このテストで問われる能力テストは、あくまで働く上で必要となる基礎的な能力に過ぎません。言語理解や非言語理解などの問題は、しっかりと準備をしていれば、回答が難しいようなものではないです。
企業としても、仕事を行っていくために、最低限備えていてほしいと考えている能力を判別しているに過ぎません。このことから言えることは、基礎能力テストを行うだけでは、働く上での最低限の部分しか分かりかねるということです。
最低限の出来ていて欲しい基準を満たしている就活生同士を、それ以上振り落とすことが出来ないという限界が生まれてしまう欠点があります。
一般常識
一般常識までを問うようなテストを実施するのは、大企業と呼ばれている企業が主です。これは、ほとんどの企業が基礎能力テストの段階で、就活生の中から働く上で必要な能力を持っているかどうか判断できるからです。
しかし、大企業では、集まる就活生もかなり大人数になります。そのため、基礎能力テストだけでは、設定している基準を満たしている学生の数が絞り切れません。
そこで、一般常識と評して時事問題のような誰にでも公平かつ、日常的な差が出やすい事柄を筆記試験として、追加でテストすることになります。
基礎能力のテストに出される問題は、対策次第で誰にでも解くことが出来る問題です。しかし、大企業のような競争力が高い環境では、言われたことをやっているだけでは十分ではありません。
働く中で、常日頃から人並み以上のことを求められていることが、一般常識を問うことからも分かります。一般常識を問われる企業に就職するためには、人と同じ努力だけでなく、常に努力して自分を磨いていなければいけません。
情報収集力
一般常識の問題を問う企業は、常日頃から人一倍の努力を行うことが出来る人材を求めていることが伺えます。その努力の中でも、時事問題を筆記試験として扱う意味を考えて見ましょう。企業の採用担当者が時事問題を問う理由は、就活生の情報収集力を見ることを目的にしています。
置かれている環境が変化する中で、必要な情報を集めることすら出来ない企業は、社会から淘汰されるしかありません。
時事問題にアンテナを張り、社会の環境の変化を知っている学生は、入社後にも成長を期待しやすいです。反対に、世の中の時事問題に興味関心がないような就活生は、変化の意志が薄く見えてしまい、入社後に成長を見込みにくいです。
時事問題と共に面接対策をする
面接の時事問題対策を始めている人は、面接準備がはかどっているのではないでしょうか?面接は事前準備が重要ですが、現時点での面接力を診断することで、より念入りな対策を進めましょう。
そこで活用したいのが「面接力診断」です。
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時事問題の特徴とは?
当然ながら最新の時事問題は、リアルタイムでどんどん変わってきます。筆記試験で、どんな最近の時事問題が出題されるかは、その年によって大きく異なるでしょう。
ここで大切なのが、いかに日頃からニュースに関して敏感になっているか、最新の時事問題について考えているかという点です。
企業によって出題される時事問題の傾向が変わる
企業によって、出題される時事問題の傾向は変わります。話題になっているニュースについて聞かれる他に、その企業が属する業界の最新の話題について、質問される可能性もあるでしょう。
時事問題の種類や難易度は企業によって異なりますので、志望企業と関係の深いニュースなどもしっかり確認しておきましょう。
最新の時事問題が出題される
企業ごとに出題される問題の傾向が変わりやすいのが、就活での時事問題です。
もう1つ時事問題で注意しなければいけないのは、最新の時事問題が出題されるということです。世の中では、常に新しい出来事が起こり続けています。1年前の出来事も、すぐに情報としての価値が古くなってしまう危険性があることを肝に銘じておきましょう。
最新の時事問題を押さえておく必要がある理由は、現代の情報伝達の速度にあります。インターネットが広く普及されたことによって、世界中の情報を瞬時に入手できるようになりました。そのため、今までは時間を置いて発信されていた情報が、想像もできないようなスピードで手元に届くことになります。
企業としても、自分たちの分野だけでなく、最新の情報をどれだけ処理出来ているのかを問うことに意味を見出しています。そのため、就活では、最新の時事問題も知っておく必要があります。
時事問題の対策
時事問題は国名・人名・数字を頭に入れる
時事問題については正確に覚えるようにしましょう。例えば国際的な問題ならどこで起きたことなのか国名を覚え、話題の中心人物となっているのは誰なのか、キーパーソンの名前を覚えることが大切です。
また、お金の動きや人員の動員数など、何らかの数字がある場合はこれも押さえましょう。国名(地域名)や人名、関連する数字の3つを覚えることで時事問題の概要はある程度頭に入れることができ、面接で問われても内容をスムーズに話しやすいでしょう。
基本的な情報が頭に入っていないと、時事問題についての興味関心がなく、社会人としての自覚が足りないと思われることもあるため注意が必要です。
その問題に対しての自分の考えを述べられるようにする
就活で時事問題を出題されるのは、単に情報を持っているかどうかを問うためだけではありません。一般教養や常識はもちろん、社会に対しての関心を見るという点が大きいため、時事問題に対しては自分なりの意見をいえるようにしておく必要があります。
ただ問題の概要を知っているだけでは評価には繋がりません。企業は時事問題への関心の持ち方から、その人がどのような考えを持っているか、特有の個性を知りたいと考えています。
メディアの受け売りや一般論ではなく、自分なりの意見を述べられるようにしておき、自分らしさを上手にアピールしましょう。
押さえておくべき2019年の時事問題
①イギリス:EU離脱決定も関税問題によりとどまる現状
移民の増加や自国の伝統を守るために、イギリスはEUの離脱を決定しました。
しかし、離脱は決定したものの、清算金や関税などの問題により、離脱は一時的に保留となっています。そもそもEUとは単一市場を持つ同盟であり、EU内での取引では関税がかかりませんでした。
そのため、同盟国内ではより安価で貿易ができていましたが、これを離脱するとイギリスとEU間での貿易では関税が発生してしまいます。
つまり、貿易において以前よりも条件は不利になり、これまではかかっていなかった費用を負担しなければならないことになります。自国の保守のためにEU離脱には積極的に乗り出しているものの、経済的な観点から一気に押し進めることは難しく、一時停滞していることが現状です。
②Facebookが主導するデジタル通貨「リブラ」
ビットコインなどの仮想通貨が増加する中で、Facebookもこの市場に参入しています。
Facebookは「リブラ」と呼ばれるデジタル通貨を発行しており、既存の仮想通貨よりも価値変動が少ないことが特徴です。これはリブラは法定通貨、つまり円やドルなど実際の資産を担保にしていることが理由です。
ビットコインなどの仮想通貨は市場の需要と供給によって価値が変わるため価値変動の幅が広く、変動スピードも速いいえます。
対してリブラは円やドルなど、既存の通貨の価値変動に影響を受けるため、多少の変化はあってもその幅は緩やかです。リブラが発行された目的は金融インフラ整備のためであり、銀行口座を持たない人でも、資産の管理ができることを目的としています。
③人手不足解消に向け施行された外国人残留資格「特定技能」
日本では少子高齢化の影響によって人口減少が深刻な問題となっており、これによって労働人口も減少しています。
労働人口の減少はそのまま経済の衰退を意味するため、これを解消するために外国人労働者を積極的に取り込もうとする動きがあります。これが特定技能の制度であり、新たに在留資格として認められたものです。
特定技能に該当するのは、特定の分野における専門的な知識や経験、熟練した技能などであり、簡単にいえば特定の仕事における能力が高い者を指します。
しかし、専門的な知識や経験とはどの程度のレベルなのか、熟練した技能とはどこまでを指すのかといった各種基準は明確ではありません。そのため、登用の動きは緩やかであり、まだまだ制度は積極的に活用されていないといえます。
④進展しない日米貿易交渉
日米間の貿易交渉は停滞しており、両国間での取り決めは難航しています。アメリカの貿易赤字の減少に向けた交渉はなかなか前には進まず、停滞した状態が長く続いているといえます。ただし行政権限発効の見通しは立っており、日本はアメリカの農産品への関税を下げ、市場を開放することで決着がつく可能性が高いでしょう。
対してアメリカはアメリカ産の米に治して、無関税輸入枠の設定を見送ると考えられており、それぞれ国会での承認待ちの状態となっています。
日本では臨時国会での承認次第で、2020年の年始からこれらの取り決めが発効される見込みです。長く停滞していた貿易交渉ですが、2020年に向けてようやく決着の兆しが見えています。
⑤快挙:日本ラグビーW杯ベスト8
スポーツの話題も時事問題として出題されることは多く、2019年なら社会現象にもなったラグビーには注目しておきましょう。
自国開催というだけでも大きなトピックですが、ベスト8という快挙も大きな関心事であり、いかに盛り上がったかは把握しておくことが大切です。
選手のひとりひとりまで覚える必要はありませんが、経済効果や観客動員数など、数字の情報は覚えておくとよいでしょう。
また、ワールドカップ最中のことだけではなく、そこに至るまでの日本代表の軌跡も辿っておくと、より理解を深めやすいです。特に苦節が実って快挙を成し遂げた今回のような例では、これまでの道のりにも目を向けておくことで、より話題の本質部分を理解できるでしょう。
時事問題に対応できるよう日頃からニュースを見て対策をしよう
筆記試験では、どのような時事問題が出るか解りません。だからこそ、日頃からしっかりと最新のニュースに対して敏感になっておく必要があります。
就活のときだけ時事問題をチェックするのではなく、社会人になってからも関心を持つようにしましょう。あくまでも内定を勝ち取るためだけでなく、社会人の心得として身につけてください。
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