企業説明会や面接が私服OKだった場合に望ましい服装

「私服OK」でも私服を着ていく就活生は少ない？

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「企業説明会で「私服OK」だった場合、どのような服装で臨みますか？」

「私服OK」という文言に困らされた経験のある就活生は少なくありません。実施したアンケートによると、私服OKの時の服装として「リクルートスーツ」「オフィスカジュアル」などが多いようです 。本当に私服で会場に行く就活生は少ないようですね。こちらの記事では、「私服OK」とする企業の意図と実際にどのような服装にすればいいのか見ていきましょう。

面接や企業説明会で私服をOKとする企業の意図とは？

会社説明会や面接に行くにあたり、企業から「服装は私服でお越しください」と指示される場合があります。服装としては、もちろんスーツが無難ですが、そういった格好では肩の力も抜けないので、自然体で面接に臨んでほしいという企業もあるのです。私服でお越しくださいと言われた際は、少しでも話しやすい状態を作れるようにという、企業側からの配慮であるというのが本当の意味です。

私服＝TPOに合わせた服装だと考える

企業説明会や面接は、お互いをよく理解するための大切な場です。その場を少しでも有意義にできるのであれば、服装を私服にするのは企業にとってもメリットがあるのでしょう。ただし、考え方として注意したいのは、私服の対義語がスーツではないという点です。私服の対義語は制服です。つまり、規定の服装がないので、TPOに合わせて自分で服装を選んでくださいと考えてください。とはいえ、大半の就活生は私服OKでも、スーツを選択するケースが多いでしょうから、周りから浮きたくなければスーツでも間違いではありません。

私服OKとはいえNGの服装もある

いくら企業説明会や面接の服装で、私服OKとは言われても、好ましくない恰好もあります。男女共通のアイテムとしては、ジーンズ・スニーカーやサンダル・トレーナーやパーカーなどは好ましくないでしょう。そして、男女別では女性がミュールや極端なミニスカート、そしてホットパンツ。男性は半ズボンやTシャツ一枚など、襟のない恰好は避けましょう。こういった服装は「TPOにそぐわない服装」といえるので、ビジネスの場ではいかなるケースでもNGです。

清潔感のある服装を意識する

企業説明会や面接に私服で向かう際は、清潔感のある服装を目指しましょう。これは暗黙の了解ともいえます。男女共通として、派手な色遣いや原色系の服やアイテムの着用は控え、襟付きのシャツにジャケット着用といった服装が好ましいです。社風として服装自由としているところであれば、なおさらそういった服装で臨めば、面接での印象が良くなるでしょう。アパレル系の会社では仕事を進めていくうえで、むしろ普段着で来てほしいと考えているところもありますので、その場の恰好こそがあなたの印象と人柄を決める基準になります。

業界に合わせて服装も変える

私服OKの場合には志望業界に合わせて服装を変えてみましょう。服装はあなたの第一印象を左右するものですので、適当に選ぶことは避け、慎重に選ぶようにしましょう。業界ごとに好まれる服装は「就活マナーマニュアル」に紹介されていますので、チェックしておきましょう。

私服OKの基準はビジネスカジュアル！

企業説明会や面接での服装が私服であれば、その基準としてビジネスカジュアルを参考にするといいでしょう。最近は、節電やエコの意識で企業側も積極的に導入しているビジネスカジュアルの制度ですが、この服装こそが社会における私服の定義と位置付けられているという認識を持ちましょう。

カーディガンなどは落ち着いた色を意識する

ビジネスカジュアルで望ましい恰好としては、男性は襟付きのシャツにジャケットやブレザー、そしてパンツはコットンかウール素材に革靴が相手に好印象を与える服装でしょう。ネクタイに関しては、オフィスではノーネクタイでOKですが、会社説明会や面接では着用した方が望ましいです。また女性は、落ち着いた色のトップスにジャケットやカーディガン、そしてスカートやパンツの配色も落ち着いたものにすれば、非常に好印象を与えられます。会社説明会や面接にスーツで向かわない場合は、こういった服を着用することで周りとの差別化を図れますし、面接官に対しても好印象を与えられる服装ともいえるので、活用するメリットは十分にあると言えます。

企業説明会や面接で私服OKならTPOに合わせたビジネスカジュアルが良い！

企業説明会や面接で「服装は私服OK」とあれば、企業としてはある程度の節度さえ守ってくれれば、本当にどのような格好でも良いと考えています。
周りとの協調性を考えれば、スーツが無難かもしれませんが、希望する業種によってはスーツだと固い印象を受けるケースもあります。TPOに合わせるという点だけ頭に入れておいて、清潔感のある恰好で臨んだ方が結果的に好印象を与える場合もあるでしょう。