2016年11月25日(金) 更新

【就活生も一安心?】圧迫面接をする企業が減少してきた理由

そもそも圧迫面接とは何か

具体的に圧迫面接とはどういったものを指すのでしょうか。まずその定義上は「面接官がわざと威圧的な、或いは意地の悪い質問や反論を投げかけ、対する受験者の反応や応答を合否の判断材料とする面接方法」を指します。

仕事を行う上でのストレス耐性を見極められる

圧迫面接の代表的なものを挙げれば
・あからさまに失礼と取れる態度、発言
・受験者の発言を真っ向から否定
・受験者が答えづらいような質問
・受験を諦めるよう示唆
などをするといったものです。

これは入社して仕事を行う上で強いストレスを受けるシチュエーションを冷静に切り抜けることのできる力があるかを見極めることが目的とされています。特に顧客とのやり取りの中で臨機応変な対応が求められる営業職への採用において用いられると言われています。

なぜ圧迫面接をする企業が減少してきたのか

企業の採用活動において有効とされ用いられてきた圧迫面接が、今になって減少してきた理由を検証していきましょう。

そもそも圧迫面接とは前述の通り、受験者に強いストレスを与えてその耐性を測るものです。それは受験者側にとって少なからず気分を害すものであるのに間違いはないでしょう。

企業のイメージダウンが減少の主な理由

近年では圧迫面接で精神的にダメージを受け、その面接を実施した企業に対する心証を悪くした受験者の手によって、インターネットでその事実や中傷めいたことまでもが暴露され、拡散されることも珍しくありません。

これによって多くの人々に、採用試験の一環として行われた圧迫面接がそのまま企業としての姿勢であると見られてしまったり、高圧的な社員が幅を利かせている企業であると見なされてしまったり、と企業としてのイメージが低下してしまう危険性が高まっているのです。したがって企業として謂れのない悪評を避けるために圧迫面接が敬遠され、減少傾向にあるのだと考えられています。

圧迫面接を行う企業=ブラック企業なのか

圧迫面接の減少には、企業にとって大きなマイナスイメージを持つ言葉との結びつきも考えられます。減少傾向にあるとは言え、圧迫面接を行う企業は未だ珍しくはなく、インターネット上で検索してみるとごく最近の就活生の体験談が多数見受けられます。そこに並びたてられて語られがちであるのが「ブラック企業」という言葉です。

ブラック企業だと思われがち!

企業にしてみれば圧迫面接はあくまでも採用試験のひとつなので、本来ならば企業体質そのものの判断材料にはなり得ません。それにも関わらず、イメージ先行で圧迫面接=ブラックと思われがちな風潮があるのは事実ですし、圧迫面接を実施しているということのみを根拠に、その企業の体質はブラックであるという噂がインターネット上でまことしやかに流れている例も少なくありません。

こういった風評被害を受けることを企業が危惧したために圧迫面接が採用試験において減少していると言えるでしょう。

圧迫面接をする企業が減少してきた理由に関するまとめ

以上のように、圧迫面接をする企業の減少には、面接方法そのものの是非ではなく企業のイメージの低下に対する恐れが絡んでいるようです。
しかし、圧迫面接によって審査されていたストレス耐性は紛れもなく企業が人材に求める資質の一つなのも確かです。就活生の脅威とも言われていた圧迫面接が減少傾向にあるからといって安心せず、何らかの形でストレス耐性を測られている可能性があることを念頭に置いて、常に冷静な態度で採用試験に対処していく姿勢が望ましいでしょう。

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