2019年11月11日(月) 更新
グループディスカッションがうまくいかない人に共通する三つの特徴
目次
共通する三つの特徴①勝ち負けを意識しすぎる
グループディスカッションの目的は勝ち負けではないはず
グループディスカッションの目的は、活発な議論を通じて有意義な結論を導き出すことです。
ここで行われる議論は最終的な結論を導くために有意義な意見を募る場であり、決して自分の意見を押し通すための場ではありません。
そのようなタイプの人は自分の意見を通すことばかりにこだわって、たとえ有意義な意見が出たとしても他社の意見を認めることを負けだと捉えます。
グループディスカッションに勝ち負けは存在しません。誰の意見が採用されたのかや相手を論破したかどうかなどということは全く関係ありません。
協力して議論を高めていくことができなければ、グループディスカッションがうまくいかないのは当たり前です。自分の勝ち負けを考えるのではなく、協力してより良いゴールを目指すのがグループディスカッションの本質です。
共通する三つの特徴②有意義な意見のみを発言しようとしている
思いついたアイデアや意見をいって話し合うのが大事
グループディスカッションがうまくいかないのは、発言の質にこだわりすぎているからかもしれません。
有意義な発言をすることができれば議論に良い影響を与え、質の高い結論をまとめるのに大きく貢献します。
しかし、有意義な発言のみ考えてしまうと発言するそのものがどんどん少なくなってしまい、グループディスカッションに対する積極性が欠けてしまいます。
有意義な発言をすることは結構ですが、有意義でない発言をしてはいけないというルールはありません。
何も考えずポロリと漏らしは一言がきっかけになって議論が活性化することもありますし、未完成のアイデアを発現することによって他社のアイデアと合わせて有意義なものに練り上げていくことも可能です。
グループディスカッションにおいて発言の価値を決めるのはアナタではありません。
思いついたアイデアや意見はとりあえず議論の場に提出し、どのような価値を持っているか参加者全員の判断を仰ぎましょう。たとえ価値のない発言だったとしても、有意義な意見ばかりを追い求めて何も発言しないままうまくいかないで終わってしまうよりはずっとマシです。
共通する三つの特徴③人の話を全く聞かない
こういった人はグループディスカッションの意図が分かっていない
この特徴の人はグループディスカッションがうまくいかないのが当然。
人の話を聞かない人間の発言を積極的に聞こうとする人はいません。人の話をきちんと聞くということは、自分の発言を聞いてもらうための大切な準備作業でもあります。
興味のない態度はつつしみ、しっかりと発言者に視線を向けて話を聞きましょう。
グループディスカッションには流れが存在します。グループディスカッションがうまくいかないと悩む人は、しばしば議論の流れを把握せずに発言をしてしまい場の空気をおかしくしてしまいます。
流れに外れた場違いな発言をしてしまうと議論に水を差してしまい、発言者としての信頼を失ってしまいます。議論の流れがいつ変わるかは誰にもわかりませんから、しっかりと他の人の発言を聞いて議論の流れと方向性を見失わないようにしてください。
ディスカッションがうまくいかないへ…
ディスカッションがうまくいかないに共通する三つの特徴を、紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
グループディスカッションがうまくいかないのには必ず理由が存在します。
一度自分の行動を振り返り、グループディスカッションの参加者としてふさわしい振る舞いができていたかどうか今回の特徴など参考にチェックしてみましょう。
参加者全員で作り上げていくのがグループディスカッションというものです。うまくいかない原因を誰かになすりつけるようなことはやめ、意識を正して議論に臨んでください。
それぞれの役割での対策がある
適切な役割を把握した上で、練習を進めた方が効率的に対策ができます。しかし、集団討論でどの役割を担えばいいのかは、多くの就活生が悩むものです。そこでおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりの役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。
採用担当からGDが苦手な人へアドバイス
GDが苦手な人へ、採用担当からアドバイスをいただきました!是非参考にしてください。
必要以上に役割意識にとらわれないように!
GD攻略のためには何でもいいから役割を手に入れよう!リーダーがいいけど、難しければ書記でも!なんてアドバイスされたことがある人もいるのではないでしょうか。あくまで大事なことは与えられたお題に対して解を導き出すことです。そのためにチームメンバーは自分の得意範囲を活かしてディスカッションに貢献しましょう。役割があることが大事なのではなく、物事を前に進めるために役割がある、ということを忘れないでください。
確認不足で話を進めない!
私自身が経験したGDですが、「アメリカでお好み焼きを拡販させるプランを提案せよ」と言われたら、皆さんは何から確認しますか?人口当たりの売上?どの州に進出する?経験した身として思う大事なことは「お好み焼きを定義する」ということです。大阪在住の方と広島在住の方はお好み焼き、と言われたときに想像するものが違います。突拍子のないたとえに聞こえるかもしれませんが、一つ一つの皆さんが使っている言葉は実は同じ意味でないことがあります。ディスカッションが進むにつれかみ合わなくなっていく、ということが無いように、早い段階で確認していきましょう。
数字で検証を!
議論をするほど、確認をしていても感覚的になってしまうものです。そんな時には可能な限り数値化することをおすすめします。売り上げが増えるよね、ではなく、どれぐらい増えるのか、そのためにどれぐらいのコストがかかるのか、などその場で答えがあるものは少ないですが、仮説を重ねて数値化していきましょう。打ち手の妥当性を検討する際にも重要なポイントになってきます。
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