2020年06月30日(火) 更新
内定式や親睦会でグループワークを行う意味|参加する場合の心構えや取り組み方についてもご紹介
目次
まずグループワークについて知ろう
今回は、内定式・内定者懇親会におけるグループワークの内容と意味について見ていきますが、そもそもグループワークとは何なのでしょうか。文字の意味だけ見ると「集団での仕事」と読み取る事も出来ますが、その真意は?確認しましょう。
グループワークとは集団で課題解決する仕組み
グループワークとは、ソーシャルグループワークとも言い、ソーシャルワークにおける専門技法の一つです。参加者がグループのプログラム活動に参加することを通して、メンバー間が相互に影響を受けて、各個人が変化する援助の過程を意味することもあります。言い換えるなら、グループ活動をすることで、個人では解決できないような問題に対して、効果的かつ適切に応じようというものです。
その際、解決する課題・問題は、必ずしも個人が抱えるものではなく、会社が抱えるものであったり、空想のものであったりと、あらゆる事象が思考の対象となり得ます。
グループディスカッションもその一つと考えていい
グループディスカッション(GD)という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。このグループディスカッションも、グループワークの一つです。ただし、グループワークがその手法を対話形式に限定しないのに対して、グループディスカッションとは「対話」つまり討論によって課題解決しようという意味になります。ですから、グループワークとは広義、グループディスカッションとは狭義と捉えていいでしょう。
とはいえ、グループワークの中でグループディスカッションの割合が圧倒的に多いのと、対話形式以外でのワークが難しいため、グループワークとグループディスカッションをほぼ同じニュアンスで考えても、そこまで支障はありません。
それぞれの役割での対策がある
適切な役割を把握した上で、練習を進めた方が効率的に対策ができます。しかし、集団討論でどの役割を担えばいいのかは、多くの就活生が悩むものです。そこでおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりの役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。
内容を確認!よくあるグループワーク一覧↓
内定式や内定者懇親会で行われるグループワークの内容で多いのは以下の通りです。
■自社製品をどのように売り出すのかなど会社の仕事に関するグループディスカッション
■どんな情報公開が有効かなど業種には関係ないが一般のビジネスに関するグループディスカッション
■グループごとに話し合った成果を紙にまとめて発表する
■マネージメントゲーム(経営の仕組みを学ぶためのゲーム)
大抵はグループディスカッションが多いです。グループで話し合った結果を後から発表するというところも多いです。
内定者懇親会では、楽しめる内容のものが多い
面接などの選考と異なり、内定式や内定者懇親会は合否という概念がありません。もちろん、就活の一部であるのは間違いありませんから、気を抜いて参加しようとは言えません。しかし、一般的には堅くなりすぎる必要もないと言われています。
そのため、内定式・内定者懇親会でのグループワークは、ある程度肩の力を抜いて取り組めるケースが多いですね。特に、内定者懇親会は式典でもないため楽しめるような内容になる場合があります。
ゲームの要素が含まれているときがある
内定者懇親会では、人材を選り分けるという目的よりも内定者へのフォローをするという目的の方が強いですよね。そのため、企業側が意図的にリラックスして取り組めるように、ゲーム要素を盛り込んでいるのがしばしば見受けられます。
伝言ゲームがその最たるものですね。企業によっては、内定者懇親会における伝言ゲームは、正解よりも、コミュニケーションを深めるのが主目的であると言われています。また、ゲームの結果に応じて景品を用意している会社もあります。そういった点も、さらにゲームの性質を高めていると言えるでしょう。
内定式や内定者懇親会でグループワークをする意味は?
会社が内定式・内定者懇親会でグループワークを実施するにはたくさんの狙いがあります。内定者同士仲良くなれることで内定者にもメリットはありますが、会社側の意味もたくさんあります。その代表的なものは以下の通りです。
内定者同士仲良くなってもらう狙いがある
グループで作業させることにより。内定者同士仲良くなってもらうのが狙いでもあります。文字通り内定者懇親会であり、このような機会を通して入社前に内定者同士が仲良くなっていくことになりますが、それだけ、実際の仕事ではチームワークが重要だと企業も知っている裏付けでもあります。
内定者に対してのフォローの意味もある
グループワークには以下のような意味も含まれています。
■内定者同士仲良くなってもらうことにより内定者の不安を取り除く
■内定者のグループワークでの参加態度を見て面接では見られなかった資質を探る→配属に活かす
■仕事に関するグループディスカッションを通して働くことに対する意識を深めてもらう
■自社製品に関するグループディスカッションを通して自社の仕事に関する理解を深めてもらう
内定者懇親会はその後に会食がある場合が一般的ですが、このようにグループワークを通して得られるものもたくさんあります。
そういうわけで内定者懇親会ではグループワークが行われるのです。
グループワークの活用法とは…
内定者懇親会でグループワークが行われるとなったら内定者にとってもチャンスです。内定が出てから入社式までは、日取りがあるでしょうからその際の不安解消になります。内定者懇親会でのグループワークを活かすべきポイントは以下の通りです。
楽しむべきものという位置づけで◎
■ディスカッションの際に他の内定者を見てその性格などを知る
■ディスカッションで積極的に発言して人事に使える人材であることをアピールする
■積極的に他の内定者を仲良くなることにより入社してからも同期として仲良くできる
■グループワークの課題を通して働くことに対する意識を高く持つ
内定者はまだ学生のみですし、グループワークは楽しむべきものという位置づけでよいです。ぜひ積極的に参加して有意義なグループワークにしましょう。
入社後のためにもグループワークのコツを確認
グループワークの意義についてしっかりと知っておくことは、実は新人とって大事なことだと言えます。このグループワークには、実務に向けた準備が含まれているという点をしっかりとおさえておけば、一段階高い意識で臨めるかもしれません。
会社へ入ると、最初のうちは会社の基本概要や実務の基礎知識についての説明を受けたりしますが、ある程度新入社員同士が仲良くなってきた所で、再度グループワークをさせられることがあります。入社前の内定式・内定者懇親会でグループワークへの取組み方を工夫すれば、入社後もその経験が活きるでしょう。
マーケティングの視点で考えるのがオススメ!
「○○という商品を作りましたが、なかなか売れません。では、この商品をしっかりと利益も得るように売るにはどのようにすればよいか」といったようなテーマがあるとします。一緒になって考えたり、結果を出すにはどんな方法があるのかと考えることが出来ます。
こういったテーマは面白いうえに、実はマーケティングとしての要素も含んでいます。グループワークでは、マーケティングに必要な視点も意識して取り組むと、ぐっと視野が広がります。
内定式などにおけるグループワークの内容はゲーム性があるので、積極的に交流する気持ちで参加!
いかがでしたか?今回は、内定式や内定者懇親会で行われるグループワークの内容と意味に関して紹介してきました。内定式にしても内定者懇親会にしても、当日はどの内定者もまわりとうまくやっていけるのか緊張しているもの。グループワークやグループディスカッションを通して自然に仲良くなれるので、気負わず楽しむつもりで参加しましょう。また、グループ作業はゲームの要素が含まれている場合もあり、その気になれば全力で取り組めるはず。せっかくの機会を有効的に活用するのがベストです。
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