2021年09月08日(水) 更新

内定後に企業の人へ聞いても良い質問一覧と特に気になる内容3つ~給与・残業・社宅~

内定後に待遇に関する質問をするのはあり?

就活で複数の企業から内定通知をもらった場合、「第一志望は決めているけどやっぱりどうしようか揺らいでしまう」という人は、珍しくありません。そういった場合に選ぶ基準となるのが、待遇に関する部分です。長く働く予定の企業ですので、やはり良い待遇のところに行きたいと考えるのは自然なことでしょう。

しかし、内定を承諾していないうちから待遇を聞くのは、マナー違反とならないのでしょうか。以下で見ていきましょう。

企業に対して失礼に当たらないような内容ならOK

複数の企業から内定通知をもらった場合、待遇に関する質問をするのはマナー違反ではありません。明らかに失礼な内容でなく、知る権利があるような質問ならば、積極的に聞いても大丈夫でしょう。

ただし、企業の人へ質問する際には、その情報が公開されていないかどうかを一度調べてみてください。休暇や男女比率などは、案外会社のパンフレットやホームページで公開されているものです。公開されている情報をわざわざ聞き出すのはマナー違反なので、注意しておきましょう。

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内定後に企業の人へ聞いても大丈夫な質問一覧

では、失礼ではなく知る権利のある質問には、どのようなものが挙げられるのでしょうか。気になる部分は人によって異なるものですが、多くの人が気にする部分として「給与」などが挙げられるでしょう。以下では、企業の人へ聞いても大丈夫な質問の一部を一覧でご紹介します。聞いてよいか迷った際には、ぜひ参考にしてください。

聞いても良い質問一覧

・給与がどのくらいか
・おおよその残業時間
・社宅の有無
・福利厚生の種類
・入社までの過ごし方
・勤務形態
・休日や有休に関して
・退職金
・研修期間
・転勤や異動の有無
・主な仕事内容
・配属予定先である部署 など

労働条件に関することならば、大体は聞いても問題ないとわかりましたね。では、上記の中で気になる人の多い給与・残業・社宅に関する質問について、詳しく見ていきましょう。

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内定後の質問①:給与

内定後に最も気になる部分といえるのが、給与です。特に給与額を聞くことなどは、「お金で決めようとしてると思われるかも」と考える学生が多く、失礼なイメージが強いでしょう。しかし、聞かなければ後悔することになるので、内定承諾を考えているのならばしっかりと知っておくべきです。

特に給与は、自分自身のライフプランとも関係が深いものです。給与額が予想より少なく水道・光熱費が払えない、なんて事態になってからは遅いでしょう。今後の生活を充実したものにするためにも、しっかりと聞き出してください。

給与に関して知りたい理由を丁寧に述べる

内定後に給与に関する質問をする際には、「知りたい理由」を丁寧に伝えてください。「今後結婚を考えているため」「貯蓄計画を立てたいため」など、しっかりとした理由があることで企業の人も教えやすくなります。

また、その際には、話し方が失礼になったり態度が悪くなったりしないように、注意が必要です。「知る権利があるから」と大きな態度を取っていると、企業の人へ不快な思いをさせてしまうでしょう。入社する可能性のある企業ですので、円滑な人間関係を築いておいてください。

予想より少ないからという理由で内定を辞退するのはNG

内定後に質問をした結果、予想よりも給与が少ないと感じるケースがあります。そういった場合に内定辞退を考える学生は、珍しくありません。先程も申し上げましたが、給与はライフプランにも関わる部分です。そのため、給料が少ないことを理由に内定を辞退するというのは、仕方のないことでしょう。

しかし、その際に「給与が予想よりも少なかったため」というストレートな理由を伝えて辞退するのは、社会人として非常識なためNGです。「家族と考えた結果」「他社からも内定をいただき迷った結果」など、企業側にとって失礼でない理由を伝えましょう。内定辞退をする際にも、きちんとマナーは守るべきなのです。

▼東洋経済オンライン
「社員を使い捨てにする会社」の見分け方 内定をすぐ出す初任給の高い会社は要注意 | 就職四季報プラスワン

内定後の質問②:残業

また、残業に関する内容も、内定後に聞いてよいか気になる質問でしょう。こちらも給与と同じように、「残業時間などを聞いてから内定を辞退したら、根性がないと思われるのでは」と考える学生が多いです。そのため、質問内容としてあまり良いイメージがありません。

しかし、残業の有無や時間数は、通勤に関わってきます。残業が多いもしくは時間が長いようならば、近くに引っ越した方が良いですよね。そういった部分を検討するためにも、質問しておくべきでしょう。

入社の意欲が伝わる聞き方をする

企業の人に対して残業に関する質問をする際にも、理由を伝えることが大切です。「ただ残業の有無や時間が知りたい」というと、企業側は「内定辞退を考えているのかも」と不安になります。それを防ぐためにも、理由を伝えることは大切といえるでしょう。

質問する際には「入社後の生活リズムに備えるため」「通勤か引っ越すか決めるため」など、残業と関係のある理由を添えてください。そうすることで、企業の人は安心して教えてくれるのです。

具体的にではなくぼかして聞くことが大切

また、残業時間を質問する際には、あまり細かく聞き過ぎないことが大切です。「1日何時間あるのですか」などと細かく聞くと、嫌がる企業は少なくありません。また、企業によっては繁忙期閑散期があるため、細かい残業時間を述べるのが難しいケースもあるでしょう。

残業時間について質問する際には「平均」「どのくらい」などの言葉を使い、少しぼかして聞く方法がベストです。ぼかした聞き方をすることによって企業側も言いやすくなり、失礼なく知ることができます。これは他の質問内容でも使えるコツですので、覚えておきましょう。

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あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

内定後の質問③:社宅

内定後に社宅の有無が気になる学生も、少なくありません。社宅は、大手企業などでよく設けられている福利厚生の一種です。賃貸より安価で借りられるところが多く、金銭的な余裕がない学生などにとっては、ありがたい制度といえるでしょう。

特に内定後に引越しを考えている学生は、賃貸よりも社宅の方が良いという人が多いです。引越しは急にできるものではないので、早めに質問をすることで知っておくべきでしょう。

会社が提供する社宅のタイプは2種類

企業の人へ社宅について質問する際には、その種類を理解しておきましょう。実は、社宅は2種類のタイプに分類されます。それが「社有社宅」「借り上げ社宅」です。この2つの違いは、以下の通りとなっています。

2種類の社宅

社有社宅…会社が所有している建物を貸し出す
借り上げ社宅…会社が賃貸(マンション等)を借りてから貸し出す

社宅は絶対ではないのでよく考えてからの判断が大切

内定後に社宅の有無を聞いた際は、その場で即決しないように気を付けてください。「社宅の方が安い」などの理由ですぐに決めると、後になって後悔する可能性があります。確かに社宅には、賃貸より安く提供してもらえるところが多いです。しかし、家は仕事から帰って休む場所ですので、金額だけで決めるのはやめておきましょう。

社宅へ一度入居すると、すぐに他の部屋へ引っ越すことが安易ではありません。仮にできたとしても、それは非常識となります。そのため、社宅があると知った場合には、長期間過ごす家としてじっくり考えてください。

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内定後に質問をする際はマナーを意識しておく

内定後に給与や残業に関する質問をする場合は、マナーをしっかりと意識しておいてください。いくら質問しても良い内容だとしても、マナーが守れていなければ企業の人は不快な思いをします。話し方や態度だけでなく聞き方のマナーも意識することで、スムーズに質問をおこないましょう。

質問する前には一言クッション言葉を添える

質問する際に抑えておきたいマナーとして、クッション言葉があります。「この段階で恐れ入りますが」「もし差し支えがないようでしたら」などと、質問をする前に一言添えることで、印象が悪くなるのを防げるのです。

クッション言葉を添えずに唐突に「給与は~」などと切り出すと、相手はあまり良い思いをしません。そのため、質問をする前にはクッション言葉を添えておくことがマナーなのです。

複数の質問がある場合は労働条件通知書を依頼する

もし内定後に気になったことが1つではなく複数の場合、どう聞けば良いのか迷う学生は多いでしょう。2つや3つ程度なら問題ありませんが、5つを超えてくると、企業側も答えるのが大変です。

そういった際には、労働条件通知書を依頼してみてください。給与や福利厚生に関しては、労働条件通知書に書いてある可能性が高いです。そのため、依頼すればお互い手間を省けるだけでなく、内定後に多くの情報を仕入れることができるでしょう。

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労働条件通知書がない・もらえない場合の対処法|損をしないためにも確認すべき重要事項

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

内定後の質問は失礼じゃなければOK!「給与・残業・社宅」を聞く際はマナーに注意

本ページでは、内定後に企業の人へ聞いても良い質問と、その中でも気になる3つの内容についてをご紹介しました。給与や残業に関しては、「失礼になるかも」というイメージから、ついつい質問することを渋りがちです。しかし、内定通知をもらった学生には、詳しい労働条件を知る権利があります。入社後のことを考えるためにも、話し方や態度に気を付けて、丁寧に質問しましょう。

また、質問する際には、クッション言葉を添えて明確な理由を添えることも大切です。「今後の計画を立てるため」など、企業の人が安心して情報を教えてくれるような理由を添えてください。内定後に聞いても良い質問を把握して上手な聞き方をすることで、情報を仕入れましょう。

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