2021年10月01日(金) 更新

【SPIとテストセンター】把握しておきたい2つの違い

様々な種類のテストの違いについて理解しておこう

テストセンターはSPIを受験するリクルートが提供する会場

Webテストの中でも有名な「SPI」と、就活でよく聞く「テストセンター」の違いを見ていきましょう。実は、テストセンターとは、決められた会場に行ってパソコンで受験するSPIの実施方法の1つです。全国7都市をメインに、ピーク時だと47都道府県でおこなわれています。実施時間は、能力検査約35分と性格検査約30分で、あわせて約65分です。

SPIのテストセンターは、顔写真付公的身分証を持参しなければ受験できません。身分証のコピーが不可のため、身代わり受験ができないことから、多くの企業で用いられています。

SPIの受検方法

上記で挙げたテストセンターを含め、SPIには3つの実施方法があります。以下でご紹介しますので、あわせて覚えておきましょう。

SPIの受検方法

  • Webテスティング…自宅や大学のパソコンを用いておこなう方法
  • ペーパーテスティング…企業が準備した会場において筆記でおこなう方法

ペーパーテストとの違い

SPIとペーパーテストの違いを見ていきましょう。ペーパーテストは、先程ご紹介したSPIの実施方法であるペーパーテスティングのことです。

つまりペーパーテストは、SPIの中に含まれるのです。最初に挙げたテストセンターとの違いを見ると、ペーパーテストは全員が同じ問題を出されるのに対して、テストセンターでは回答状況に応じて出題内容・数が異なります。

ペーパーテストは時間配分や回答する順序が自由なのに対して、テストセンターには1問ごとに制限時間があり順序が固定されているのです。そのため、一定のペースで解き進めるスキルが必要となるでしょう。

SPIは選考で取り入れられるwebテストの種類

SPIと比較されやすいwebテスト

SPI以外にも、就活時の検査に用いられるWEBテストは複数あります。企業によってはSPIの代わりに、他のWEBテストを採用基準として設けていることもざらではありません。

こういった理由から、しばしばSPIと他のWEBテストは比較されやすい部分があります。また就活をおこなう企業によって使用するテストも変わってくるということでもあるので、SPIだけでなくその他の代表的なWEBテストについても、対策が必要になってくるということでもあるのです。

特に名前を聞くWEBテストには、「玉手箱」「GAB」「TG-WEB」になります。これらのWEBテストについてもしっかり把握し、それぞれに応じた対策をすることが求められるのです。

玉手箱

SPIはリクルート社、玉手箱はSHL社となるのです。玉手箱には長文問題が多いため、SPIよりも問題を解くスピードが求められるでしょう。

玉手箱は、3分野ある言語・計数と、2分野ある英語、そして性格検査から成り立ちます。出題の組み合わせは企業によって異なるため、幅広い対策が必要です。つまりSPIと玉手箱では、提供している会社と内容、対策方法が異なるといえるでしょう。

GAB

GABは玉手箱と同じ日本エス・エイチ・エル(SHL)社が作成・販売している検査形式です。同じ企業から出ている「CAB」共々、これらは筆記テストとしておこなわれることもありましたが、現在はWEBテストとしても実施されることが多くあるようです。

以前はコンサルティング系企業で多く実施されていた検査ですが、近年多くの企業でも適性検査として使用されることが増えています。

GABで主におこなわれるのは「言語・計数・性格診断」と比較的シンプルですが、これらの問題を処理する速さが重要になってくるのが特徴です。

GABの問題は時間をかければ解けるような問題難易度ですが、出題数が多く、問題をいかに速く解けるかが試されることになります。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

TG-WEB

TG-WEBはヒューマネージ社作成の検査方式であり、SPIや玉手箱よりも難易度がやや高く独特な内容になっています。そのため「解き方が分からない」という意見も多くある検査です。

TG-WEBは外資系コンサルティング業界や、日本でも大手企業が採用することが多いようです。これらの企業への就職を目指しているのであれば、TG-WEBによる適性検査は避けて通れないと思っておくべきでしょう。

出題時の問題形式に「従来型」と「新型」が用意されているのも、TG-WEBの特徴です。従来型では他の適性検査ではなじみのない問題が課され、難易度が高いものになっています。長文読解や空欄補充などの問題が用意されているようです。

一方新型の問題は比較的SPIなどと近い内容で、問題が短時間で数多く出題されます。

SPIの制限時間に慣れる方法

SPIの本番は問題ごとに制限時間があります。いくら練習問題を解いても、本番の形式に慣れていないとうまく解けず、不合格になるかもしれません

そこで活用したいのが「SPIパーフェクト問題集&模試」です。本番と同じ形式で、計100問の例題を解くことが可能です。

問題ごとに詳しい解説付きのため、復習にも効果的です。ぜひ活用し、志望企業の選考を突破しましょう!

SPIやテストセンターの内容をきちんと知り違いを把握しておこう

本ページでは、SPIとテストセンターの違いをメインに、「ペーパーテスト」や「玉手箱」と異なる点をご紹介しました。テストセンターは、指定された会場に行ってパソコンで受験する、SPIの実施方法のうち1つです。そのためSPIの一部として見るのが、正しい認識となります。

他にペーパーテストやWebテスト、玉手箱など、SPIとの違いが分かりにくい言葉はいくつかあります。それぞれの概要をしっかりと把握することで、違いを明確にしておきましょう。特にWEBテストに関しては難易度の高い問題が多いのでしっかり対策を立てておく必要があります。キャリアパークでは、WEBテストの対策マニュアルを無料で配布しているので、ダウンロードして対策を立てておくと良いでしょう。

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