2017年06月21日(水) 更新

成績証明書が就活に及ぼす影響について|なぜ企業に成績証明書の提出が必要なのかを解説

就活に必要な成績証明書とはどんなものなのか

成績証明書は履修した科目の評価や取得単位が載っている

成績証明書には、大学で履修した科目の評価や取得単位が載っています。この評価方法は大学によって様式も様々です。よって、大学のレベルや、担当をしている教授によっても評価にバラつきが出来てきます。バラつきがあるにもかかわらず、企業が成績証明書の提出を求めるのは何故でしょう。どんな影響があるのでしょうか。

成績証明書で企業が判断すること

きちんと卒業できるか

ひとつは、成績証明書で卒業見込みを確認する目的があります。内定を出した就活生が、単位の不足で卒業できないとなっては元も子もありません。卒業できない就活生の採用を避けるために、卒業に必要な単位がしっかりとれているかを企業は見ています。

履歴書に虚偽はないか

提出された履歴書やESに虚偽がないかどうかの確認も、されています。この場合、成績証明書に記されている評価よりも、学業への取り組みが履歴書やESに書かれていることと、合っているかどうかが企業の判断材料になります。

業種によっては成績評価そのものが採用に影響することも

最後に、業種や企業によっては、成績評価そのものが採用に直接影響することもあります。例えば金融業などは、入社後も継続的に勉強しなければなりません。そのため、大学できちんと学業を修めているか、成績内容を重視している企業もあるようです。

成績は就活の選考であまり影響を与えない

成績証明書を企業側へ提出するのは、成績評価のためだけではありませんでした。就活において、成績は必ずしも選考に直接影響するものではありません。たとえば、いくら成績が優秀であっても、その人となりが好ましくなければ、企業も採用したいとは思わないでしょう。企業が選考において優先するのは、あくまでも人柄や、これまでに培った能力なのです。

成績証明書に不安があるなら別の部分で挽回しよう

ESでアピール

成績証明書の評価に不安があっても、何かに一生懸命打ち込んだ経験や学んだことを、説得力のある言葉で証明できればOKです。多くの企業が重視したいのは、学業の成績ではなく、企業に就職した際に発揮できる能力です。自分が企業に貢献できるスキルをアピールしていきましょう。

面接でアピール

成績証明書やESから、就活生の人となりを採用担当者が見極めるのは難しいです。その反面、実際に対面して話す機会のある面接は、最も自分をアピールできるチャンスといえるでしょう。成績証明書の評価が悪い場合、なぜそうなったかをきちんと説明する必要があります。「○○に力を入れていたため」など、学業以外に目的をもって打ち込んだことをきちんと説明して挽回しましょう。

就活では成績の影響よりも人柄や能力を重視される

就活では成績よりも人柄や能力が重視されるので、成績の影響を気にする必要はありません。よい評価を得たい場合には、成績よりも「努力をした」という事実を前面に出すべきでしょう。また、成績は過去のことであり、変えることはできません。過去のことよりも、今できること、これから何ができるかをしっかり伝えていくのが必要です。

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