2020年06月29日(月) 更新

リーダーシップをESで効果的にアピールする方法【例文3選付き】

リーダーシップは効果的なアピールにより高評価を得る

企業はリーダーシップのある人を求める傾向に

企業によって、新卒の社員に求める資質はさまざまです。コミュニケーション能力、提案力、マネジメントスキル、あるいは専門知識や積極性、忍耐力など、どの企業においても何かしらの資質が求められるものです。その中でも、特に求められる力のひとつがリーダーシップです。

業務形態にもよりますが、多くの企業では複数人で一緒に仕事を行います。常にチーム形態で仕事を行うこともあれば、プロジェクトチームなどをその都度立ち上げることもあるでしょう。

そういった際には、リーダーシップのある人物がいるといないとで、成果には大きな差が生じるのです。そのため、多くの企業はリーダーシップのある人材を求める傾向が強いのです。

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企業が求めるリーダーシップとは

思いやりがありチームの統率能力がある人

リーダーシップというと、ただチームのメンバーを引っ張っていくリーダーとしてのイメージが強いかもしれません。その認識も決して間違ってはいませんが、グイグイと引っ張るだけでは企業の求めるリーダーシップの形とはいえません。

チームのメンバーの長所や短所を把握し、時にはフォローしてあげる思いやりも必要なのです。そうやってメンバーと互いに信頼しあえる関係を築くことができると、自然と統率されたチームになっていくのです。

リーダーシップとは、生まれ持ったカリスマ性というイメージを持つ人も多いようですが、必ずしもそうとは限りません。チームをしっかりと統率していくためには、思いやりや下地となる関係づくりができる必要があるのです。

目的を達成するために教養をもって指導する人

目的を達成する、教養をもって指導、というと難しく感じる人も多いかも知れません。例えるなら、スポーツチームなどの監督やコーチのような立場にあたるでしょうか。「選手やチームを勝利に導く」という目的を達成するために、体の動かし方やトレーニング法などを指導するのです。

ちなみに、リーダーシップが発揮されるのは、なにも大勢のチームばかりとは限りません。例えば、自分が後輩や新入社員の教育担当になったのであれば、自分は後輩をリードする「リーダー」にあたるとも考えられます。

そうなると、自分の知識や経験をもとに後輩を指導し、一人前の社員になれるように導くのが役目となります。リーダーシップのある人ならば、そういった場面できちんと「尊敬すべき先輩」として振舞うことができるでしょう。

組織がたてる指針に沿い実行できる人

「リーダーシップがある」と自称する人の中には、間違った方向性のままに突っ走ってしまう傾向にある人もいるようです。率先して行動できるのは賞賛すべき点ですが、その方向性が間違っていては意味がありません。社会人として企業に就職し、仕事に従事するのですから、組織の指針には従わなくてはならないのです。

チームのメンバーが一丸となって仕事に取り組む際には、自分はもちろん、チーム全員の意識や認識を統一する必要があります。その際にチームをしっかりとまとめ、かつ方向性を見誤らないようにするのも、リーダーの大切な役割です。

たてられた指針や方向性に沿って物事を進める、すなわち「正しい方向へリードする」というのも、リーダーシップの形のひとつといえるでしょう。

重要な場面で意思決定がくだせる人

企業では、さまざまな場面において重要な決定を迫られることがあります。予算の引き上げや引き下げ、顧客との取引内容や譲歩の度合いなど、その責任の大小もさまざまです。

場合によっては、プロジェクトの凍結や契約の打ち切りなどといった「中止」の判断を下すこともあるでしょう。

この判断は非常に難しく、タイミングを見誤ると会社に大きな損害を与えることにもなりかねません。そんな重要な場面で他人頼みになってしまったり、周囲の顔色をうかがうばかりで発言できなかったりする人では、リーダーシップがあるとはいえません。

もちろん、それほど重要な決定権が与えられるのは、ある程度キャリアを積んでからになるでしょう。ですが、ゆくゆくはそういった責任感がのしかかってくるという自覚を持つ必要があります。

リーダーシップの内容は具体的な経験が大切になる

採用でリーダーシップを評価する企業

ここでは、求める人物像として、「リーダーシップ」をあげている企業について紹介します

・アマゾン

・丸紅

・ソフトバンク

・一条工務店

リーダーシップをESでアピールする際のポイント

リーダーシップをとった行動を具体的に記載する

ESで強みをアピールする際には、具体性があるかどうかが重要になります。「私にはリーダーシップがあります」と口で言うのは簡単です。ゆえに、それだけでは意味がないのです。その強みを裏付けるエピソードや、具体的な行動が伴っているかが評価のポイントになります。

よく見られるのが、「さまざまな工夫をしました」「じっくりと話し合いました」といった書き方です。実際にどんな工夫をしたのか、話し合いの中でどんな気配りを見せたのかなど、大切なところをぼかしてしまったのでは意味がありません。

もしも「具体的にどんな?」と質問されたときにきちんと答えられなければ、エピソードそのものの信ぴょう性が疑われてしまいます。自分のどんな行動が結果に結びついたのかを客観的に分析し、具体性のあるアピールができるようにしておきましょう。

アピールとして相応しい文面や言い方にする

リーダーシップをアピールする際には、実際に何かしらのリーダーを務めた経験を語る人が多いでしょう。そのときに気を付けるべきは、言い回しです。

委員長や部長などを選出する際、自薦で選ばれる人もいれば、他薦で選ばれる人もいるでしょう。誰でもよかったからくじ引きで決めた、などということもあるかも知れません。しかし、そういった場合には、リーダーになったいきさつについては言及しないのが得策です。

「頼まれたからやってみた」「だれもする人がいないので仕方なく」といった消極的な理由では、あまり良いアピールにはなりません。かといって、してもいないのに「自分から立候補した」などと嘘をつくのはもっと駄目です。ESを作成する際には、効果的にアピールできるような言い方を考えましょう。

リーダーシップのアピール例文

例文①

例文

私の強みは、二通りの意味で「頼れるリーダー」であることです。高校時代には生徒会長を務め、部活動でも部長を任されました。一度に複数の役職をこなすのは簡単ではなく、優先順位の付け方や時間の使い方など、悩みを抱えた時期もありました。しかし、そのことを一人で抱え込まずに、生徒会のメンバーや部活の仲間に相談しようと思い立ったのです。
すると、他の部員が部長の雑務を代わってくれたり、生徒会メンバーから「大会が終わるまでは部活に集中しなよ」と声をかけられたりするようになったのです。おかげで生徒会と部活の両立も叶い、周囲との距離も縮んだと感じました。
この経験から、リーダーは人から頼られるだけでなく、人を頼ることも大切なのだと学びました。責任あるリーダーのすべきことは、自分一人で全てを抱えることではなく、チームとして目標を達成できるように導くことなのだと考えています。

この例文では「リーダーとして特別な何かをした」という趣旨ではなく、「リーダーの在り方について学んだ」という内容に重きを置いています。

文字数が許すのであれば、「生徒会と部活の両立」に関して、もう少し掘り下げた内容にすると、具体性が増すでしょう。

例文②

例文

私は、謙虚な姿勢を忘れないリーダーです。大学でテニス部の部長を務めていたとき、部内では本気で練習したい経験者と、楽しみたい未経験者の間で大きな溝ができていました。そこで、私は部員ひとりひとりにヒアリングを行いました。それぞれが考える不満点や改善案について聞き取り、問題点を洗い出しました。
その結果、両者が練習に求めるレベルや時間に大きな差があること、お互いに喧嘩がしたい訳でも、部を辞めたい訳でもないことが明らかになりました。そこで、経験者が集中して練習する曜日と、経験者が未経験者に教える曜日と、ミニゲームを行う曜日とに、活動日を分けたのです。そうすることで練習内容と時間を差別化でき、部員同士の仲も良くなり、大会でも団体優勝を勝ち取ることができました。
リーダーたるもの、ただ自分の意見を通すのではなく、チームメイトの意見に耳を傾ける謙虚な姿勢が大切なのだと感じました。この謙虚な姿勢を活かし、御社のプロジェクトでもチームメイトの声を最大限反映させた仕事ができると考えております。

この例文では、リーダーとしてとった行動や考え方に関して具体的に書かれています。問題解決に対するアプローチとその結果も簡潔にまとめられており、入社後にどう活かしていくかまで書いているのは高評価に繋がるでしょう。

例文③

例文

全体を見渡して、問題解決に向けて働きかけられるのが私の強みです。飲食店のホールでアルバイトをしていたとき、ピークタイムにはいつもお客様をお待たせしてしまい、週に3件はクレームがある状況でした。そこで、私は他のバイト仲間に働きかけ、ホールスタッフの「ゾーン分け」を試してみました。全員が店全体をバタバタと動き回るのではなく、ある程度の区画分けを行って、自分の担当ゾーンに集中して接客するようにしてみたのです。
すると、バイト仲間の間では「自分の担当」という認識が強まって接客の質が高くなり、クレームは月に2~3件ほどにまで減りました。これだけの成果が出たのはバイト仲間の協力があってこそだったのですが、この提案力と行動力が評価され、私は店長からバイトリーダーに任命されました。このように、全体を見渡して問題点を解決する力は、御社のコンサルタント業務では特に必要な力だと考えられます。ぜひ、御社でもコンサルタントとして戦力になっていきたいです。

この例文では、自分の頑張りや振る舞いが認められてリーダーに任命された、という流れになっています。

「リーダー」という立場でなくともリーダーシップを発揮できる、というアピールはなかなか難しいですが、上手にアピールできれば非常に効果的といえるでしょう。

伝わる自己PRの作り方

自己PRで注意しなければならないのは論理的に伝えられているかという点です。せっかくの長所やエピソードも面接官に伝わっていなければ意味がありません。

自己PRは論理的にわかりやすく書くようにしましょう。どのように書けば伝わりやすいのかわからない場合は、「自己PRジェネレーター」を使ってみるといいでしょう。予め用意されている自己PRの型にエピソードを埋めていくだけで、論理的な自己PRを作成することが出来るので、時間がない就活生にもおすすめです。

リーダーシップをESでアピールするには具体的な行動や活かし方を明記する

就活のエントリーシートには、自分の能力や人柄を見るための質問が設けられています。

リーダーシップがある人材は、基本的に重宝されます。過去の経験を具体的に伝えて、リーダーシップがあることをアピールしましょう。エントリーシートには、リーダーシップを発揮した経験を単純に書くだけではなく、自分を雇うことで企業が得られるメリットを書いて、自分をアピールして最大限に売り込むことが大切です。

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