2021年10月13日(水) 更新

自己PRで「継続力」を魅力的に伝えるコツ【例文2選付き】

継続力は十分に自己PRの要素となる

何かひとつのことをコツコツとやり遂げる力というのは、目立つものでこそありませんが仕事をするうえでは必要です。

実際に継続力は、自己PRでも十分にアピールできる要素です。特に新規事業をおこなう場合、結果がすぐに出なくても継続し続けることが大事になる場合もあります。そのため、企業にとって継続力は十分その人の強みとして認識できる部分なのです。

継続力を自己PRでアピールしたいと考えている場合、自分が持っている強みを、いかに魅力的なものであると伝えられるかが重要になってきます。

ここでは、そんな継続力を自己PRとしておこなう際の、アピールの仕方やポイントについて解説します。

企業が自己PRから見ているもの

企業は自己PRから何を見ているのか、不安に感じる人も就活生の中にはいるかもしれません。とりあえず自分の強みをアピールすればいい、と考えてしまう人もいるでしょうが、実際はアピール内容についても真剣に考えなければいけません。

基本的には、自己PRではその人の持っている強みが「企業の求める能力とマッチしているかどうか」を見ることになります。

会社や仕事との適性

自己PRで語られた強みが、会社や仕事と相性がいいかどうかは、特にチェックされる部分です。これらの適性をマッチさせるには、まず企業の求めている人材や能力、仕事の中で求められる能力について調べておく必要があります。

継続力を自己PRで話す場合であれば、実際に仕事で継続力が求められるかどうかを確認した上で、アピールする必要があるのです。

例えば営業であれば、新規顧客を開拓するためにコツコツ顔を出すなどの継続した仕事が求められる場合もあります。編集者であるなら、月に何万字と文字チェックをすることになるでしょう。

こういった仕事の場合、地道に続ける力が求められることになるので、企業が求めている場合、継続力をアピールするのは特に有利に働くのです。

間違った構成の自己PRでは、企業の選考を突破できない

自己PRはただ自分の強みを述べればいいのではなく、構成が重要になります。間違った構成では論理的な文章にならないため、自分の強みを理解してもらえず企業の選考を突破できません。

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自己PRで継続力を魅力的に伝えるコツは3つ

①継続力が伝わるエピソードを具体的に述べる

継続力をアピールする場合、長年努力してきたことや継続してきた経験を、具体的に書きます。その中で自分という人間はどんな人物なのかを伝えるとよいでしょう。

具体的な継続期間や数字を述べると印象に残りやすいです。例えば、ボランティア経験を取り上げるときに、「大学時代はボランティア活動をしていました」と「大学に入学してから現在まで約3年間、ボランティア活動を継続しています」とでは、後者の方か長期間継続したような印象を受けます。

②継続して取り組んだことによる効果や得たものを伝える

ひとつのことに継続して取り組んだことがあるなら、それによって得られたものや、自分に起きた良い効果が何かあるはずです。そういったことをアピール内容にエピソードとして盛り込むことで、企業により明確なイメージとして自身の強みを伝えることができます。

自己分析の中で、自分の強みを見つけるきっかけになったことがあるならば、それを更に深く掘り下げてください。これをきっかけで得られたものが、継続力があることで得られたものです。

③企業の事業や仕事内容から求める継続力と絡める

企業がどういった事業をおこなっているか、仕事内容が何かという部分は、企業研究で分かる部分です。その場合、自分の強みを実際に仕事内容に絡めてアピールするというのも、ひとつの方法です。

例えば新規事業を多くおこなっている企業へアピールするのであれば、継続力がある強みを「すぐには目が出ないかもしれないが持ち前の粘り強さで結果が出るまで取り組むことができる」と述べるなどです。

企業がおこなっている事業に絡めてアピールするのは、企業にとっても、就職後の具体的な仕事に取り組んでいる就活生を想像できることです。企業が求めている能力で実際に仕事をしているイメージができるなら、内定に1歩ちかづくでしょう。

自己PR作成に役立つジェネレーター

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。

自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

継続力の自己PRの例文

「継続力」を自己PRするための例文を紹介します。ピックアップした例文を参考に、自分のエピソードを交えながら作成してみましょう。ここでは、2つのテーマをもとにしています。他にもエピソードがあるので、文章や内容をアレンジしながら活用してみましょう。

継続力を上手にアピールする自己PR例①:アルバイト

私は、他の誰よりも継続する力があると考えています。高校から現在まで、コンビニエンスストアのアルバイトを6年以上続けています。はじめのうちは右も左もわからない状態で失敗ばかりでした。私自身が、仕事を続けていくためにも失敗をなくしたいと思い、業務の良い点・悪い点を常に考え、ノートに残すよう心掛けました。ただ書き留めるだけでなく、良い点はより良くなるように、悪い点は改善できるようにオーナーや先輩方からのアドバイスをいただました。
この行動を継続しておこなった結果、いまでは勤務する店舗の中で最もお客様からお褒めの言葉をいただくようになり、バイトリーダーとして後輩の指導も任されるようになりました。貴社に入社した際には、アルバイトを継続したことで得られたスキルを十分に発揮できる仕事の進め方を実行します。

継続力を上手にアピールする自己PR例②:習い事

私は他の誰よりも物事をコツコツ続ける力があると自負しています。小学校3年生以来、書道を12年間続けています。はじめは筆の持ち方が分からなければ、字も上手く書けず、すぐにでも投げ出したいと思うときが何度もありました。しかし、続けていくうちに、うまくなってみんなを驚かせたいとの思いが強くなり、ひたすら書道教室に通い、地道に書の練習に明け暮れました。
練習の結果、成人の部における最高位の書道九段を得ることができました。生徒への丁寧な教育指導が特徴である貴社において、書道を学びながら培ってきた継続力や、こだわりの強さを活かして生徒の成長の手助けができればと考えています。

継続力は将来の仕事につなげることで効果的な自己PRにできる

継続力をアピールするときは、やる気をもって取り組んだことをアピールします。続けることができた理由、続けたいと思った理由を主張するようにしましょう。

また、長年努力してきたことや継続してきた経験を、具体的に書きます。その中で自分という人間はどんな人物なのかを伝えるとよいです。将来の仕事への繋がりも意識して書くと、より効果的な自己PRになります。継続力を自己PRに活用しようと考えている方は、ぜひこれらを参考にしてみてください。

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