理系学生が学校推薦で就活する時の企業選びの注意点

「学校推薦」を活用する理系学生は少ない

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月8日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「理系学生の方！学校推薦で就活をする予定はありますか？（文系の方は回答不要です！）」

アンケートに回答していただいた理系学生の中では、学校推薦で就活予定の方はあまりいいない結果となりました。回答のほとんどは「いいえ」「ない」となっていますね。実際の就活で「学校推薦」を活用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか？
こちらの記事を読んで、「学校推薦」を活用するメリットや、企業を選ぶ際の注意点を確認していきましょう！

理系学生で就職するなら「学校推薦」を活用しよう！

理系学生が就活する際に活用していきたいのが、学校推薦です。就活における学校推薦とは、工学部の学部に多く、企業が求める知識や専攻を満たす大学の学部に対して推薦求人を出します。自動車やゼネコン、通信や電力業界といった企業が盛んに行っているのですが、求人数も多く学校推薦の大半を占めています。
この学校推薦で注意したいのが、教授や研究室の力量は関係がないということです。単に企業が求める専攻であるか、といったことが重要なのです。自分の選考に合った企業を選びましょう。

学校推薦は企業と理系学生の双方にメリットがある

この学校推薦は企業、理系学生双方にメリットがあるものです。
企業にとっては就活にかけるコストを減らせる、質の良い人材を確保できるということがメリットです。学生にとっても学校推薦を出している企業は優良企業や大企業ということが多く、就活に時間をかけることなく研究にも集中できるというメリットがあります。

企業選びの一環として選考にかかる期間も必ず把握しておく

学校推薦は魅力的ですが、情報が余り無いのがネックでしょう。そもそも学部卒で就職する理系学生が、ますます減ってきているということもその理由です。
理系学生が学校推薦を活用する際には、選考に期間がどのくらいかかるのかを知っておきましょう。選考に長い時間がかかる企業だと、1ヶ月待たされることもあり、かなり就活スケジュールにも影響を及ぼしてきます。
学校推薦で就活する時は、選考期間の把握も企業選びに必要となります。

選考にかかる期間を把握して面接対策などを計画的に行う

どの企業が、どのくらいの選考期間をもうけるのか、ということはしっかりと把握したうえで、就活スケジュールをたてていくことが大切です。
また、他にも「学校推薦一本」という理系学生にありがちなのが、面接対策などをほとんどしないことです。確かに学校推薦は合格率も高いですが、それでも油断していると足元を掬われます。学校推薦だから合格率は高い、といって甘く見ず、しっかりと対策をしておきましょう。この点は注意が必要です。

あなたの面接力は何点？

面接の時事問題対策を始めている人は、面接準備がはかどっているのではないでしょうか？面接は事前準備が重要ですが、現時点での面接力を診断することで、より念入りな対策を進めましょう。そこで活用したいのが「面接力診断」です。

自分の弱点を把握するとともに、どこを伸ばせば面接力が高くなるのかが一目で確認できます。内定を獲得するためにも、バランスよく面接に必要なスキルを身につけておきましょう。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

学校推薦で選考に進む予定の企業の説明会には必ず参加！

学校推薦関連の話題として気になるのが、縁故採用でしょう。研究室のコネや教授の力で就職が決まるというものですが、これは殆どの理系学生にとって縁がありません。有名な研究室を出ていれば、それだけ就職の際には「売り」になりますが、理系学生の就職を決める決定打にはならないということを覚えておきましょう。
また、学校推薦狙いだからといって、普通の就活イベントに参加しないことはよくありません。学校推薦で受ける予定の企業が行う企業説明会には参加して、その会社の雰囲気を掴んでおくと良いでしょう。
企業選びにおいて、説明会に参加してその企業の雰囲気を確かめることは重要なことです。

学校推薦を逃した場合に備えて普通の就活もおこなうべき

理系学生は、学校推薦を外した場合にも備えられるように、なるべく普通の就活のことも色々と調べておくことが、より安全な就活をする方法なのです。
また、学校推薦の内定を辞退することは良いことではありません。後輩に悪い影響を与えることにもなってしまいますから、注意してください。学校推薦の内定辞退も、選考を受ける前の「企業選びの甘さ」が原因である場合が多いです。学校推薦とはいえ、企業選びはしっかり行いましょう。

理系が学校推薦で就活するなら選考期間を調べる・説明会に参加など企業選びに注意を払う

理系学生が学校推薦で就活する時の企業選びの注意点について説明しました。
理系だと学校推薦が利用できますが、理系でも特に工学部に学校推薦が集中するという傾向があります。学校推薦は選考期間の違いが大きいですから、しっかりと把握してから就活スケジュールに組み込みましょう。
縁故採用は、殆どの理系学生に縁がありません。また、学校推薦の内定を辞退することは後輩にも悪影響を与えます。
後で後悔することがないよう、企業選びの時には選考にかかる期間を把握する、説明会にに参加するなど、学校推薦を甘く見ないことが大切です。注意しましょう。うい