2019年12月10日(火) 更新

理系院生が就活で有利になる業界~就活事情と人気の業界について紹介~

理系院卒の就職先に研究職をイメージする就活生が多い

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「理系院卒の就職先というのはどのようなイメージがありますか?理由もあわせて教えてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 大手企業。数学的知識は有能だから
  • 研究職
  • メーカー。自分の研究が商品開発に生かされる。
  • 大手の会社
  • 化学や機械業界

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「理系院卒の就職先というのはどのようなイメージがありますか?理由もあわせて教えてください」

理系院卒の就職先のイメージとして、研究職をイメージする就活生が多いという結果になりました。「大手企業。数学的知識は有能だから」や「大手の会社」のように、職種に注目するよりも規模が大きい企業への就職をイメージする就活生もいるようです。この記事では、理系院卒が就活で有利になる業界についてご紹介していきます。

研究に忙しい理系院生が就活事情とは

大学院生の中にも研究だけでなく、就職を考える人も少なくありません。しかし、理系、さらには院生になると実験などで時間が制限され、就活の時間を調整するのが難しくなる人が多いです。では、理系院生の気になる就活事情はどんなものなのかを見ていきましょう。

研究があるので就活に時間が割けないことも

理系院生になると、やはり研究が本分になるため、場合によっては、就活に時間が割けないなんてことも十分にあります。もちろん、その研究所によって違いはあるとのことですが、特に生物・化学系の研究は、実験に多くの時間をかけるために、時間は関係なく、研究室に滞在しておかないといけません。そのため、就活を思ったように進められないと思う理系院生は多いです。

教授の機嫌とりや人間活関係が複雑で大変なこともある

研究所には、当たり前ではありますが、教授の指示の下に研究が進んでいきますので、教授の指針は無地できません。そのため、人間関係によっては、就活すらもろくにさせてもらえず、教授に黙って就活を行っているが院生も多くいます。ただし、教授によっては、大手企業に太いコネクションがあり、その企業に教授が推薦して、面接なしで内定するチャンスもあります。では、そんな理系院生はどんな業界なら就職がしやすいのでしょうか?

理系院生を求める業界とは?

研究で忙しい理系院生ですが、就活で有利になるチャンスがないわけではありません。むしろ採用されやすい業界もあるのです。特に就活では理系だからといって、業界・業種をせばめないようにしましょう。文系関連の業界も理系院生を求めているところは多いのです。

理系院生は金融やコンサルティング業界に採用されやすい

例えば、理系院生を求める業界としては金融やコンサルといった分野です。理系ならではのロジカルな思考を期待しており、理系院生の採用が多いという実績があります。
なぜなら、金融やコンサルティング業界では研究することが必要だからです。この研究というのは、1つのことを観察してそのテーマに基づく測定などをしてその現象に対して、対策案を考え、実行しまた測定し、結果をみるということです。これは企業の戦略などを決める際の、マーケティングなどに多いに活躍する能力だといえるでしょう。そのため実験や論文作成を繰り返してきた理系院生はコンサルティングや金融業界に採用されやすいのです。

総合商社やメーカーも就職先としてアリ

他にも理系院生は、総合商社やメーカー、IT企業にも就職しやすいです。ロジカルシンキングが求められるだけでなく、研究してきた内容を活かせることが多いといえます。金融やコンサルティングと比べると専門に近い仕事に携われるでしょう。理系院生ならではの強みが活かせるので、ぜひ就職先として検討してみてください。

適職診断もできる自己分析マニュアル

自分にどんな職が向いているか考える際にやっておきたいのが、自己分析です。でもいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのか解らず、すぐに行動に移せないことがあります。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。

理系就活生に人気の業界とは

理系院生は就活でどんな業界や仕事を希望する人が多いのでしょうか?
理系院生に人気の就職先は食品や医薬品のメーカー、重工業、自動車メーカーなどが多いといえます。学生時代の研究に関連した業界の研究職、職種を選ぶ傾向にあるのでしょう。実際、就活では研究に精通した仕事だと採用されやすいともいわれています。また理系女子には食品メーカーや化粧品メーカーを希望する人も多いです。ぜひ、就活での参考にしてみてください。

理系院生が採用されやすい業界は金融・コンサルティング・総合商社・ITなど

理系院生の就活事情や採用されやすい業界などを紹介しました。研究に日々追われる理系院生は、就活でも時間の調整などが大変だといえます。
ただ、その大変な就活事情の中で、得られる経験は、ビジネスシーンでその能力は活かせるでしょう。院生になると大変かもしれませんが、間違いなく就活でもあなたのチカラになります。採用されやすい業界を参考に就職活動を進めてみてください。

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