2020年06月24日(水) 更新

面接で履歴書を持参する場合の重要ポイント|封筒の書き方・渡し方・忘れた場合の対処法を徹底紹介

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

履歴書は提出していても面接で持参を求める場合がある

最近ではネット上でのエントリーや、履歴書・職務経歴書などをデータで提出させる企業も増えてきています。しかし、データで情報を送っている場合も、会社に直接履歴書を持って行かなくてはいけないケースもまだまだあります。面接で履歴書を持参する場合、きちんとした渡し方ができれば、採用担当者も気持ちよく面接に入ることができ、プラスしてあなた印象も上げられるでしょう。では、履歴書の持参について、マナーや注意点について見ていきます。

求められなくても内容確認のため持参するのがおすすめ

また、データでエントリーシートや履歴書を提出しており、持参を求められていない場合でも、当日はコピーを用意しておくことをおすすめします。持参した履歴書は、待ち時間に内容を確認するとき用にも使えます。面接官は履歴書を見ながら質問してきますので、それに対して自分でも同じものを見ていた方が、話についていきやすいですよね。それに、対面でプレッシャーを感じ緊張していると、いくら練習をしていたとしても、返答が頭から吹き飛んでしまうこともありますから、出だしだけでも確認できる履歴書が手元にあると安心です。面接の際には、手元にも履歴書があった方がうまく話せるのです。

面接で履歴書を持参するときの封筒の扱い

封筒の書き方

まずは封筒の書き方からです。面接に持参する場合も、封筒に履歴書を入れて持って行かなくてはいけません。しかし、郵送と異なるのが面接に持参する場合は、面接官に直接手渡しすることになるため、宛名を書く必要はありません。表の左下隅に、赤字で「履歴書在中」と記載し、定規で四角く囲います。そして裏面には郵送同様、あなたの住所・氏名を記載しますが、注意すべきは、もう1点あります。持参する場合も、提出する日付を住所の上に記載しなくてはいけません。忘れずに記入するようにしましょう。

要点

  • 面接に持参する場合も、履歴書は封筒に入れる
  • 表面の宛名は必要ないけれど、赤文字で「履歴書在中」のは必要
  • 裏面には住所・氏名のほかに提出日を忘れずに!

茶封筒ではなく白封筒を使用する

そして、使用する履歴書の封筒ですが、色は履歴書購入時に付属している白を使用しましょう。市販の封筒の中には、茶色のものや、柄付きのものもありますが、就活の場合、封筒は白で、無地のものを使用するのがマナーです。サイズに迷った場合は、たくさん折らずにA4で履歴書を半分に折って入れることができるものを購入するといいでしょう。

要点

  • 封筒は白色の無地を使う

クリアファイル+封筒に入れるのがおすすめ

また、履歴書は封筒に入れる前にクリアファイルに挟むか、ファイルに挟むことをおすすめします。最近の履歴書には専用の封筒がついている場合もありますので、付属しているクリアファイルを無くさないように使用するといいでしょう。クリアファイルに挟んでから封筒に入れることで、履歴書にしわがよったり、傷んだりせず、きれいなまま渡すことができます。できる就活生は、小さなことですが、そういった点にも気を配っているのです。

履歴書を提出する前に最終確認をしよう

履歴書を提出する前に内容を見直しましょう。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか郵送前にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でダウンロードできるので、履歴書の書き方に自信がないという就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

履歴書を持参するときの注意点

次に、履歴書を持参する際の注意点について押さえておきましょう。せっかく力を入れて仕上げた履歴書が鞄の中でぐちゃぐちゃになってしまい、会社に着いたときはヨレたり、字が滲んでしまっていたりしては、ショックですよね。きれいな履歴書を渡すことができるように持参時の注意点についても確認していきましょう。

鞄の中にはなるべくものを入れないようにする

就活中は対策本や資料・書類をたくさん鞄に入れると思いますが、履歴書が入っている時はなるべく物をいれないようにしましょう。なぜなら、重なって履歴書に折れ目をつけてしまうかもしれないからです。リスクを避けるためにも、履歴書を持参する時の鞄の中身は、必要最小限に留めましょう。また、鞄が2つに仕切られているものを使用している場合には、会社に提出しなくてはいけない履歴書などは財布や対策本とは分けて入れておく といいでしょう。

冷たい飲み物と一緒に入れないようにする

鞄の中身について、もうひとつ注意点があります。それは鞄の中に冷たい飲み物を入れないという点です。冷たい飲み物は放置しておくと結露が発生してしまいます。そうなると、履歴書類が濡れて印象が悪くなってしまうかもしれません。もし、冷たい飲みものを買いがちな人は、ペットボトルカバーやハンカチなどを巻いて、他の書類を濡らさないように対策をとる必要があります。

要点

  • 書類が濡れないように鞄に飲み物を入れるときは、カバーを利用!

履歴書の渡し方で気をつけるべきことは

封筒から履歴書を出してから渡す

面接官に履歴書・職務経歴書を手渡しする場合は、クリアファイルと封筒から書類を出して渡すようにします。履歴書はまず見てもらうことが重要ですので、こちらで出してから渡すようにしてください。また、クリアファイルや封筒は、履歴書の下に重ねて一緒に渡しましょう。

要点

  • 履歴書は自分で封筒から出す
  • クリアファイル+封筒は履歴書の下に!

面接官から見て読める方向に向けて両手で渡す

面接時の履歴書の出し方・渡し方一つで、自分が面接官をどう思っているのか、内心を判断されます。履歴書を面接官に手渡す時には、面接官の方から見て読める方向に向け、両手でしっかり履歴書を持って渡しましょう。賞状などと同じと考えれば覚えやすいですね。

「お願いします」と必ず挨拶をしながら渡す

履歴書は、できれば挨拶をしながら手渡しをしましょう。面接室に入って、いきなり履歴書と職務経歴書を無言で渡しては、面接官に怒っているのか、不愛想な人だと思われかねません。黙って渡すのではなく、「こんにちは」の挨拶と自分の名前を伝えたうえで、「本日はお忙しいところありがとうございます。履歴書を持参しましたのでご確認よろしくお願いします」と言いしながら手渡しすると自然です。

要点

  • 手渡しするときは名前+挨拶で好印象をゲット!

履歴書を忘れた場合

履歴書を忘れた場合は正直に謝罪する

面接に持参しなくてはいけない履歴書を忘れた場合、受け付けの時点で担当者に正直に伝えるようにしましょう。面接は、履歴書を基に話をします。しかし、個人のデータをあらかじ会社に登録している場合、最悪履歴書を持参していなくても、話しを進められる可能性があるのです。面接開始直後にも、必ず履歴書の忘れを謝罪して、「帰宅後に郵送する」、もしくは「明日持参する」など次のアクション方法を自分から伝えことをおすすめします。

「忘れた=不採用」にはならないがマイナス印象となるので注意が必要

正直な謝罪で誠心誠意は伝えることができます。しかし、やはり必要な場面での忘れ物に関してプラスの印象を与えることはできません。 履歴書を「忘れた=不採用」にはなりませんが、大事な面接で忘れ物というミスをしてしまっては、入社後も大事な業務の場面でミスをされかねないと思われていることを把握しましょう。

要点

  • 履歴書忘れはマイナスの印象

面接で履歴書を渡すときは白封筒から出して採用担当者向きにしてから両手を添える

本ページでは、面接時の履歴書の渡し方と持参方法についてみていきました。面接で企業まで履歴書・職務経歴書を持参するケースは少なくありません。渡し方ひとつでその人が、丁寧な人なのか、気遣いができる人なのか、と判断されかねないので、気を付けましょう。ポイントを押さえて、受け取る相手が不快にならないように丁寧に履歴書を渡すよう心がけたいですね。また、履歴書の持参を忘れることは、いくら良い対応ができたとしてもマイナスの印象にしかなりません。それを把握したうえで、忘れ物には注意しましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

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