2019年12月19日(木) 更新

【警察官のキャリア組を目指す】一般入省とは違う職務内容とスピード昇進するための方法

就活生が抱く警察官のイメージは「真面目」で「命がけ」で「社会からの目が厳しい」印象

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思う警察官のイメージを教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 体力勝負。理不尽に非難されることもあって大変そう。
  • 堅実
  • 社会からの目が厳しい
  • 誠実で真面目
  • 命を賭ける仕事

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが思う警察官のイメージを教えてください!」

警察官に対するイメージについて伺ったところ、「堅実」「真面目」との声が寄せられたほか、「体力勝負」「命を懸ける仕事」など常にリスクを伴いながら勤務する点についての指摘もありました。また、公務員という立場上、「社会からの目が厳しい」との意見もあり、キャリア組・ノンキャリア組関わらず、その立場は常に一般市民によってもチェックされているといっても過言ではありません。そんな警察官の中でも比較的重い責任を持つ立場に置かれやすいキャリア組は、いったいどのような流れで採用されるのでしょうか。

キャリア組は国家公務員に合格した人たちを指す

キャリア組とは国会公務員試験に合格した人のことを指し、将来的に官僚として日本の行政を担っていく人たちのことを指します。ただし、各省庁によって扱い方が若干異なり、キャリアについて厳密な定義がないのも実情です。しかし実態としてキャリア組は存在しており、一般に入省した人よりも早いスピードで昇進していきます。

警察官のキャリア事情は省庁一厳しい

実は、警察官のキャリアは他の省庁よりも厳しい実情があります。これには様々な理由がありますが、1つに警察官には階級制度が導入されていることがあります。この階級とは「巡査」や「警部」、「警視総監」などといった位のことで、立場の違いが明確にされます。また、警察機構においては政治家が起用されないため、これもキャリア事情を厳しいものとしている理由になっています。

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キャリアとして採用された場合も警察大学校に入学する

いわゆるノンキャリアでの入庁となった場合、警察学校での訓練を受けることになりますが、キャリアとして採用された場合、警察大学校への入学をしなければなりません。期間は登用時点の役職によって変わりますが、数週間~数か月間は訓練や学習を受ける必要があります。

キャリア組の昇進スピードはとても早い

幹部候補生として採用されると、すぐに「警部補」の階級が与えられます。そして、先に説明した現場での経験などを踏むことで「警部」に昇進、2年の入庁生活を終えれば「警視」に自動的に昇進してきます。そのため、26〜27歳程度で所轄の警察署長になる人もおり、そのまま警察庁のトップ、警視庁のトップに昇進していくことになるのです。

キャリアとして採用されなかった場合も警察活動の第一線で活躍できる

キャリア組として入庁出来るのは、1年間の採用者のうちでもごくわずかで、ほとんどの人が「ノンキャリア組」として採用されるでしょう。ノンキャリア組の警察官の場合、まずは「巡査」としての階級が与えられ、地域の交番などに勤務することになります。ただし、ノンキャリア組はキャリア組と異なり、警察活動の第一線で活躍することができます。そのため、白バイ隊や鑑識官として働くこともできるのです。

ノンキャリアの警察官の昇進には多くの階級がある

ノンキャリア組の昇進スピードはどうなっているのでしょう。ノンキャリア組で採用された場合、「巡査」の階級が与えられることは説明済みです。その後、巡査課長、警部補、警部、警視、警視正、警視長と昇格していくことができますが、全てにおいて昇給試験に合格せねばなりません。さらに実際に昇給できる人数には限りがあり、30代で「警部」になれれば相当早い出世をしている警察官と言えるでしょう。

省庁一厳しい警察官のキャリアとして入庁した場合は昇進も早い

警察にキャリア官僚として入庁するためには、国家公務員を突破することが必要です。また、省庁一厳しい基準で選考を行うため、試験をクリアすることがとても難関です。ただ、一度キャリアとして入庁すると、26-27歳程度で所轄の署長になれる等、昇進スピードはとても早いことを覚えておきましょう。

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