2020年06月30日(火) 更新

面接の質問で長所・短所に対する回答のポイントと例文

面接で長所・短所を質問される理由

採用担当者はなぜ面接の際に長所・短所の質問をするのでしょうか?面接で長所・短所を質問されるの質問意図を理解しているかいないかでその答えの質も変わってきてしまいますが、大前提として長所・短所の質問への回答も当然自己PRであるという事を忘れない様にしましょう。
なので、まずはこの長所・短所に関する質問がされる理由をみていきたいと思います。

面接で長所を聞く理由:それを今後の仕事でどう活かせるか?

面接で長所を聞く理由として、面接官が聞きたいのは、単純にどこが長所なのかという事ではありません。
その長所をこれからの仕事にどう活かす事ができるのかを聞いているのです。
面接はスキルや能力を見る場ではなく、人間性を見る場です。面接で長所を伝える際は、今後の仕事のビジョンや将来像を明確にした上で伝えましょう。

面接で短所を聞く理由:それをどう理解して克服していくか?

短所があるのは何も悪い事ではありません。
むしろ、短所のない人は居ません。問題は、その短所を自分でどう理解して、短所を克服するためにどういう行動をしているかという事なのです。
自己分析がきちんとできているならば、自分の短所も理解できているのが当然です。仕事をしていく上でも、困難な事をどう乗り越えていくかが面接で短所を答える場合には重要です。

つまり、面接官は長所・短所に興味は無い

あくまでも面接官はその人の長所・短所の内容自体に興味があって聞いているわけではない、雑談でもないという事が言えます。
しかし、面接で長所・短所の質問では、それ以上に重要な「その人の人間性」を見ているという事になります。
現代の社会には柔軟性であったりコミュニケーション能力であったりという事が言われていますので、面接の短所と長所の質問ではアピールする場であると考えましょう。

面接で長所・短所の質問を答える際に意識するべきポイント

面接で長所、短所について質問された時に、ただ単に長所・短所を答えるだけだと、多くの人の中の一人という印象しか持たれなくなってしまいます。
ここでは、そうなってしまうことを防ぐためにしっかりとアピールに繋がる長所・短所の回答方法を意識しておく必要があるような項目をまとめていきたいと思います。
果たして面接での短所と長所の質問の回答ポイントとはどんなものなのでしょうか!?

面接で長所・短所を質問された場合の回答は事前に準備しておく

面接ではほぼ100%の確率で、長所と短所を聞かれると思って臨んだ方が良いでしょう。
であるならば、事前に長所と短所を聞かれた場合の回答を準備した上で面接に臨むべきです。
そうすれば、聞かれた時も回答に詰まるような事は無いでしょう。事前に自分の長所と短所を幾つか紙にリストアップしてみましょう。

自分の長所と短所を把握できたら、それにどう肉付けをしていくかを考えていきましょう。エピソードを交えて長所や短所を話す、起承転結を組み立てて話す、長所をより伸ばす方法・短所を克服する方法を交えて話す。
などといった工夫をするといいでしょう。時間をかけて準備すればするほど良い回答ができるようになりますので、面接前には入念な準備を欠かさずに行いましょう。

長所言い換えマニュアルも参考に

自分の短所しか思い浮かばないという人は、言い換える方法で長所に変えていきましょう。短所を長所に言い換えるとは、例えば「優柔不断」→「多角的に検討する」といった表現にすることです。短所と思う部分でも、ポジティブに受け取ることで長所になります。このような言い換えで長所を考えたいという人におすすめなのが「長所→短所言い換えマニュアル」です。例で挙げたような言い換え表現を100種類収録しています。無料でダウンロードできるため、自己分析をすでに終えたという就活生にもおすすめです。

面接で長所・短所を質問された時の回答例

面接の質問で長所・短所を聞かれた際の回答例として参考にすべき事を書いておきます。単に長所や短所を答えるのではなく、しっかりとアピールに繋がるような長所・短所の答え方を意識してください。

面接の場で長所・短所を答える場合は、自信を持って堂々とした態度で答えるという事を意識してください。背筋を伸ばして、声のトーンも普段より少し上げる事を意識しながら、自信満々に伝えましょう。長所はもちろんの事、短所もしっかり受け入れて、仕事に対しての意欲を面接官にアピールしましょう。

面接で長所を聞かれた時に良く使われる回答例

面接で長所を聞かれた時に良く使われる回答例は以下の内容になりますので、その回答例のポイントをしっかりとおさえておきましょう。

・協調性がある
・チャレンジ精神がある
・好奇心旺盛である
・常に落ち込まずに前向きな姿勢でいる
・我慢強い、打たれ強い
・周りからよく相談をされる
・面倒見が良いと言われる
・自分なりのこだわりを持って仕事をしている
・常に真面目

面接の場での具体的な長所の伝え方の回答例

・前職でもチームワークを重視し、個人目標だけでなくチーム目標も常に追い続け、●ヶ月連続で目標達成を果たしてまいりました。

・仕事においてはコミュニケーションと協調性が大事と考えており、リーダーとして先頭に立って組織のレベルアップに努めてまいりました。

・仕事においては常にマジメと言われ、これまでにも接客部門において表彰された経験がございます。

以上が面接の場での具体的な長所の伝え方の回答例になりますが、具体的でかつ自分のエピソードなどを盛り込むとより良い回答になります。

面接で短所を聞かれた時に良く使われる回答例

面接で短所を聞かれた時に良く使われる回答例は以下の内容になりますので、その回答例のポイントをしっかりとおさえておきましょう。

・優柔不断である
・心配性な一面がある
・自己主張が強い部分がある
・柔軟性に欠ける部分がある
・仕切りたがりである
・おせっかいや世話焼きだと言われる
・周りが見えなくなる時がある
・すぐに熱くなる一面がある
・少し神経質だと言われる

面接の場での具体的な短所の伝え方の回答例

・短所はすこし熱くなってしまう部分です。熱くなって周りが見えなくなり、自分の世界
に入り込んでしまうケースがありますので、そこは改善しなければと考えております。

・優柔不断で決断力に欠ける部分があると言われています。慎重になりすぎて決断が遅れてしまう部分がありますので、冷静かつスピーディーな判断をする事が現状の課題です。

以上が面接の場での具体的な短所の伝え方の回答例になりますが、面接の場での具体的な短所の伝え方では、具体的に加えて短所の対処・改善法も伝えると印象度もグッとあがります。

回答例を参考に面接の質問での長所・短所に対する質問の答えを考えよう

面接の質問で長所・短所に対する上手な回答ポイントと回答例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
就活の面接の質問一つ一つには、必ず意図があります。長所、短所についても当然事実だけを聞きたいのではないですし、雑談でもありません。優柔不断という短所をとっても長所に繋げることができます。回答例を参考にしながら、しっかりと意図を抑えてオリジナルな回答が出来る様に準備しておきましょう。

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