2016年12月12日(月) 更新
就活を「とりあえずやる」のが良くない理由とその対処
目次
就活して自分の好きな仕事をできる人はごくわずか
就活とは、「就職するための活動」ですが、実はそれだけではありません。就活には「自分に出来ることを探す活動」でもあります。もちろん、自分が好きなことや、やりたい仕事を見つける活動という意見もありますが、そんな仕事に就けるのはごくわずかであるという事実を知らなければなりません。一方、最近では、特にそういった目標もないのでとりあえず就活するという人が増えているそうです。
周りや時期を理由に「とりあえず就活」する学生が多い
「とりあえず就活」とは、「周りが就活しているから」「就活の時期だから」という理由だけで就活を始める、もしくは現在している人を指します。そもそも、就職するのが難しい現代において、就活は授業の一環のように捉えられがちです。とりあえず就活する学生に限った話ではなく、「内定をもらったらゴール」と考えている人が多いように思えるという声もあります。
自分なりの目的を持つのが重要
就活を始める前には、「何のために働くのか?」という答えを自分なりに考えるのが重要となります。ここには、絶対の答えはありません。「自分の成し遂げたいことのため」であったり「家族や趣味」であったりする場合もあるでしょう。純粋に「お金を稼ぐため」という人もいるかもしれません。答えはなくても、とりあえず就活をするよりは、自分なりの目的を持っていた方がいいでしょう。
とりあえず就活している学生からは熱意が感じられない
就活には、熱意が必要です。採用する企業側も、実際に採用を決めるのは人であり、「この人はやる気があるな」とやる気を感じる学生を採用したくなるでしょう。とりあえず就活を始めた人には、その「熱意」がありません。とりあえずで始めたのですから当然です。「とりあえず」で内定がもらえるほど、就活は甘いものではありません。
金融業界は内定をもらいやすいと勘違する学生が多い
金融業界は、他の業界と比較すると「採用人数が多い」というのが特徴です。そのため、「金融は内定をもらいやすい」と勘違いして、とりあえず金融業界を志望する就活生も多くみられます。しかし、採用人数が多いのは、受ける人が多いというのも忘れてはいけません。その上、金融業界は選考が長いのも特徴であり、拘束時間が長い上に内定をもらえなかった場合は、モチベーションが下がる原因にもなりえます。
就活ではとりあえず多くの業種や企業を見ることが大切
とりあえず、金融などに絞って受けるのは危険ですが、様々な業種をみて「こんな仕事がしたい」と思うのは大切です。多種多様な業種を、みることができるのは就活の特権だといえます。もしかしたら、考えてもみなかった企業での仕事が、自分にとってのいきがいとなる可能性もあるでしょう。だからこそ、とりあえず多くの企業をみることは大切です。
「とりあえず就活」だと面接官への熱意も伝わりにくいため自分なりの目的を持つのが重要
世の中の就活生は、内定をもらうために必死になって活動しています。努力を重ねている人ととりあえずの人の熱意は一目瞭然であり、多くの就活生をみている企業側からみれば一瞬で見抜かれてしまうのです。だから「とりあえず」で就活を始めるのは危険だといえます。もし、今就活をしたくないと考えているのであれば、「就活してみよう!」と思えたときにスタートした方が良いと言えるでしょう。
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