2025年05月15日(木) 更新
【インタビュー編】グローバル税務の最前線へ! EYが主催する世界中の英知と才気が集まるYTPYに参加しよう
※本記事は「グローバルで活躍できる人材になりたい」「税務・会計・テクノロジーの分野で活躍してみたい」そして「英語でのプレゼンテーション能力・論理的思考力を磨きたい」と考えている大学生・大学院生に向けたご紹介記事です。
EY Young Tax Professional of the Year(YTPY)は、監査、税務、アドバイザリーなどのサービスを提供するプロフェッショナルファームであるEY(アーンスト・アンド・ヤング)が主催する国際的なコンペティションです。
国際ビジネスを成功に導くためには、各国の税法を深く理解しておくことが必要不可欠となります。そうした背景を踏まえEYは、税務スキルをベースに世界のビジネスへの可能性を広げる機会をこれからを担う若者たちに提供したいと考えています。そこで、YTPYというコンペティションを通して自身の才能を発揮できる場を提供しているのです。
本記事ではこの大会にチャレンジした参加者の方々や、運営を支えるEYのサポーターの方々への取材を元に、YTPYの魅力を読者の皆さんに伝えたいと思います。興味が湧いた方はぜひ概要編とあわせてお読みください!
※記事内容は取材当時のものです。
インタビュイー紹介

<インタビュー対象者>写真左上から
・Natsuko Toyodaさん(YTPY2025 世界大会参加者)
社会人1年目の時に同僚からYTPYの話を聞き、参加を決意。2024年の国内大会の優勝者。現在は、EYのインダイレクトタックス部グローバルトレードチームにて活躍している。
・Yuka Koriさん(YTPY2019 世界大会参加者)
ビジネスについて学ぶためイギリスに留学中、EYでのインターンに参加してYTPYを紹介されてチャレンジ。2021年の国内大会に優勝し、世界大会へ参加。その後EYにジョインし、現在は金融機関向け移転価格コンサルタントとして国際的に活躍している。
・Neil H.Yatesさん(プレゼンテーションサポーター)
日本在住30年。10年前からEYに在籍し、主にLearning & Development Teamに所属。メンバーのプレゼンテーション、英語力向上を専門としている。YTPYでは参加者の英語でのプレゼンテーション能力の向上をサポートしている。
・Tobias Lintveltさん(テクニカルアドバイザリーサポーター)
EYに40年にわたって在籍。税務の専門家としてイギリス、アメリカ、中東などでの勤務経験を経て、約20年前から日本に在住。主にプライベートファンド、不動産ファンド向けの税務アドバイザリーを提供。YPTYでは参加者の税務・会計に関する専門知識の習得をサポートしている。
『井の中の蛙』で終わりたくない。自分の実力がどれだけ世界で通用するのか知りたかった
編集部:本日はよろしくお願いします!
【Kori・Toyoda・Tobias・Neil】:よろしくお願いします!
編集部:YTPYは税務をテーマにプレゼンテーションスキルを競う国際大会とお聞きしました。印象としてはすごくハードルが高そうと感じたのですが、郡さんが参加されると決めたきっかけや動機について教えてください。
【Kori】私は大学時代にイギリスに留学していたのですが、帰国後にEYのインターンシップに参加することとなり、そこでYTPYを紹介されました。もともと税務は専門外でしたが、インターンで意外な奥深さに触れて興味を持ったのです。
またこれまで培ってきたプレゼンテーションスキルがどこまで通用するのか、世界を舞台にした大会で試したいという思いに駆られ参加を決意しました。自身のスキルレベルを明確に把握できるのではないかと思い非常に価値を感じましたね。
【編集部】参加される方はもともと税務に関することを学ばれていたのかなと思っていたので意外でした。学生の間に力試しができるのはとても良いですね!

税務については全くの未経験。私の人生を変えたYTPYとの出会い
【編集部】知識やスキル面において十分な準備が必要な大会なのではないかと思うのですが、実際どの程度の事前準備をして臨みましたか?
【Toyoda】私がこの大会に挑戦するのを決めたのは社会人1年目で、あまり大それた理由はなく、実は同期からのお誘いがきっかけです(笑)。「なんだか面白そうな大会があるよ」という言葉に、私の挑戦心が刺激され、参加を決意しました。
当時の私は税務知識はゼロ、「ファンド」という言葉を学ぶところからのスタートでした。社会人1年目で、日々の業務に手一杯だったこともあり、事前準備をする時間が十分に取れず不安を感じていましたが、とにかくやってみないとわからない、と思い切って参加したのです。
国内大会を突破した後は、世界大会に向け、2週に1度、TobiasとNeilのトレーニングセッションを受け、基礎から徹底的に準備を進めました。平日の業務のかたわら、週末や限られた時間で自己学習にも注力しましたが、感覚的にはトレーニングが準備全体の8割を占めていました。この手厚いサポート体制には、ただただ感謝しかありません。
【編集部】学生だけでなく社会人でも参加する価値がありそうですね! 学業や仕事など自分の生活の軸があるとどうしても準備に不安を抱いてしまいますが、このような充実したサポートがあればどんな人でも安心して参加できますね。

やりたいことがなくても良い! YTPYに参加することで見つかる、あなたのキャリアの可能性
【編集部】YTPYは「グローバルに活躍できる人材になりたい」「プレゼンテーション能力、論理的思考力を磨きたい」という大学生や大学院生がメインターゲットとなっているかと思います。実際、郡さんは大学生のときに参加されたと思いますが、学生のうちに参加する意義はどんなところにあると思いますか?
【Kori】大学時代という、自らのキャリアの軸が決まる大切な時期にYTPYへ参加できたことは、非常に価値がありました。インターンや留学など、多くの挑戦を通じて自分の視野を広げることが求められるこの期間において、YTPYは自分の可能性を試すための、意味のある選択肢の一つだと確信しています。
実際に私は、この大会への挑戦を機に税務への関心が深まり、プロフェッショナルとしての道を志し、EYへの入社を決意するに至りました。あの時の挑戦がなければ、今の私はいないですね。人生を変える転機になった挑戦だったと言えます。
加えて、YTPYは自己理解を深めるための絶好の機会です。得意なことや不得意なこと、どんなことに心が動くのか。たとえば、人前で話すことが得意だと思い込んでいても、英語でプレゼンテーションというプレッシャーを感じる環境下で、予期せぬ自分と出会うこともあるかもしれません。あるいは、他者を説得するための論理的な思考プロセスに、自身の適性や面白さを見出すことができる可能性もあります。YTPYでは、自分でも知らなかった未知の自分と出会い、可能性を広げていける場なのです。
一度社会に出てしまうと、キャリアの舵を大きく変えるのは難しくなります。入社後に自分に合っていないかもしれないという葛藤を抱える前に、自由な時間という学生時代ならではの特権を最大限に活かし、深く自己理解を深めておくべきだと思います。
YTPYは自身のキャリアの可能性を探り、未来を切り拓くことのできる最高の舞台を提供してくれます。学生の皆さんにはこの機会を逃さず、自分のものにしてほしいと心から願っています。
【編集部】自分がどうしていきたいのか悩んでいる人こそ参加する価値がありそうですね。大学生の間はほかにもいろいろな活動に参加する選択肢があると思いますが、YTPYならではの価値をずばり、教えていただけないでしょうか?
【Toyoda】私は社会人1年目で参加したので、郡さんとは少し異なる視点になりますが、学生時代に経験した留学やアルバイトとの決定的な違いは、第一線で活躍する「本物のプロフェッショナル」と直接かかわり、その思考に触れられる機会があったことでした。
審査員の方々やサポーターのお二人のような専門家との出会いは、通常の大学生活では決して得られないものだと思います。最終的に税務の道に進まなかったとしても、この経験はビジネスの前線に立つうえで非常に価値があると感じました。
専門家の知見に直接触れることで、自身がその分野にどの程度興味関心を持っているのかを見極めることができますし、今まで興味がなかった分野に興味を惹かれることもあるかもしれません。プロフェッショナルとかかわることで自分の興味関心を探り将来の可能性を広げていってほしいですね。
【編集部】「やりたいことがわからない」という学生もいると思いますが、単に情報のインプットが足りていないからという可能性はありますね。専門家から知識を得ることで、その分野への興味が深まり自身の天職を見つける機会になるかもしれないと感じました。
サポーターのお二人に伺いたいのですが、実際にはどれくらいの才能や実績がある人が集まるのでしょうか?
【Tobias】英語力が非常に乏しい場合は参加するのは難しいでしょう。初期選考では、こちらの発言の意図を正確に汲み取ったうえで自身の見解を円滑に伝えられるかといった、プレゼンテーションに支障のない水準の英語力の有無を見ています。
そういった語学力があることを前提に、何か新しいことにチャレンジできる環境を求めている意欲的な人が大会に参加していると感じます。
【編集部】英語力と国際問題への関心、そしてチャレンジ精神がある人が集う大会ということですね! そのようなハイレベルな参加者のなかで、日本大会で優勝した人にはどのような共通点がありましたか?
【Neil】学ぶことへの探求心や新しいことへの好奇心、そして自己成長への強い意欲があることですね。国内大会で優勝するのはもちろん簡単なことではありません。税務に関する知識を大量にインプットし、かつ自分の言葉でアウトプットする必要があり、論理的思考力、表現力、独創性など多角的な面から評価を得る必要があります。
ただ堅苦しく考える必要はなく、楽しみながら学ぶ姿勢や、自分の成長に対して貪欲に向き合う気持ちが最も重要だと感じます。裏を返せば、そうした気持ちさえあれば日本大会で優勝できる素質が十分あるということです!
必要なのは飛び込む勇気だけ、YTPYのサポート体制があなたのキャリアを切り拓く
【編集部】YTPYの魅力の一つに充実したサポート体制が挙げられると思いますが、実際にサポーターのお二人はどのような形で参加者をサポートしているのでしょうか?
【Neil】参加者へのサポートについては、基本的には私とトビアスさんの2名体制でおこないます。私はプレゼンテーションスキルと英語の面からサポートし、トビアスさんはビジネスおよび税務の観点からサポートするという役割分担です。
参加される学生の皆さんは、税務に対する知識がないことがほとんどなので、世界大会までの準備期間には週に1回程度の頻度で1on1をおこないました。そこで、プレゼンテーションの練習や税務分野に関する解説などのセッションを多く実施して参加者の皆さんを最後までサポートします。
私たちの使命は、参加者の皆さんが税務への理解を深め、プロフェッショナルへ進むためのきっかけを作ることだと考えています。ですのでどんな小さなことでも良いのでわからないことや不安なことがあれば相談してほしいです。
【編集部】本当に心強いサポート体制ですね!お二人は長年サポーターをされていると思いますが、参加した学生の皆さんがYTPYでの経験を通じて、どのように成長されていきましたか?
【Neil】そうですね。トレーニング期間を通じて多くの変化が見られますが、特にプレゼンテーションスキルに関しては、間違いなく向上していますね。
具体的には、自己表現の方法や人前での話し方、緊張を抑え早口にならないように落ち着いて話せるようになるなど、どの参加者も飛躍的に成長を遂げています。
また、分析スキルの飛躍的なレベルアップも感じます。たとえば、課題を正確かつ柔軟に把握する力、重要な点を見抜く力、そして適切なアプローチを見出す力などです。
知識・税務スキルを磨き上げられるのはもちろん、ビジネスのあらゆる局面で通用する、本質的な課題解決力を武器として身に付けることができますよ。
【編集部】プレゼンテーションスキルに自信がない人は、この準備期間を存分に活かして自分の力を伸ばしていけば良いということですね!実際参加されてみて、ほかの参加者の皆さんはどのくらいのスキルを持っているように感じましたか?
【Kori】特別なスキルを全員が持っているというよりは論理的思考力がある人が非常に多かったという印象を持っています。たとえば、TOEICが900点以上でも税務についての知識を持ち合わせていない方や、逆に税務の専門性は高いものの語学力は発展途上という方など背景は実に多様でしたが、彼らに共通していたのは論理的思考力があるということでした。
YTPYで提示される課題は広範かつ多岐にわたり、参加者自身が主体的に解を求める必要があります。そのため、論理的思考力がないと勝ち抜いていくのは困難かもしれません。論理的思考力がある前提で、サポーターのお二人によってさらに磨かれていくという感覚です。

世界基準を体感できる大会、世界のリアルを目の当たりにしよう
【編集部】YTPYに参加されてみて一番印象に残っている出来事は何ですか?
【Toyoda】YTPYでは本当に多くの貴重な経験をしましたが、その中でも最も印象に残っているのが、世界大会予選前におこなわれる、各国優勝者を対象としたオンライントレーニングです。
やはり世界を勝ち抜いてきた猛者ばかりなので、レベルの高さに圧倒されたことを鮮明に覚えています。もちろん、日本大会も非常にハイレベルな戦いでしたが、世界の壁ははるかにそれを超えるものでした。
トレーニングでは、単にEYや国際税務について学ぶことに留まらず、税務×AIについてなどの最先端の領域にまで及びました。EYのAI領域を担当する方の話を聞く機会があったのですが、発表後、参加者から次々と質問が飛び交い、それらは、深い専門知識や鋭い洞察力がなければ思いつかないような質問ばかりで衝撃を受けました。
恥ずかしながら、当時の私は税務の知識をつけるのが精一杯で、AIをどう税務に活用するか、良いアイデアが思い浮かばず……圧倒されたのが本音です。もちろん悔しい気持ちはありましたが、それ以上に、世界における自分のレベルを明確に認識できたことに価値があったと感じます。この経験があったからこそ、世界を舞台に活躍するためにさらなる努力を重ねようという強い意志を持てるようになりました。
【編集部】やはり世界大会となるとレベルが違いますね……! 日常では出会うことのできないハイレベルな人達と交流ができるのはこの大会に参加して勝ち抜いたチャンピオンの特権だと感じました。この経験を目的に大会に参加しても良いほど、魅力的な出来事ですね。逆にYTPYに取り組むなかでつらかったこと、難しかったことは何かありますか?
【Kori】YTPYは少し特殊で、ほかのプレゼンテーション大会のように事前に準備ができません。その場で発表されたテーマについて、限られた時間内に自分の考えをまとめ、即興で発表する必要がありました。さらに、自分の考えを整理するために使用できるのは、紙とペンのみという制約付きです。
そうしたプレッシャーのなか、税務のプロフェッショナルである審査員の皆様を前に、落ち着いてわかりやすく発表することは非常に難しいと感じましたね。ただ、こうした苦労があったからこそ、すべてを乗り越えて発表を終えた際の大きな達成感と得られたやりがいは非常に大きく、記憶に残るものとなりました。
これだけ聞くと、プレゼンテーションスキルが必須で難易度の高い大会のように聞こえるかもしれません。事実、プレゼンテーション力があるに越したことはないのですが、それよりも大切なのが挑戦したい気持ちと税務に関する興味だと思います。その2つを持っていれば確実に学びを得て成長できるので、参加した価値を感じられるのではないでしょうか。
【編集部】プレゼンテーション大会は国内でも多く開催されていますし、参加したことのある学生も多いと思います。ですが、これだけ難易度が高くプレッシャーがかかるプレゼンテーション大会は珍しいですよね。参加するだけで一皮むける、素晴らしい大会だと感じました。そのうえ、特別必要なスキルなしとなると、ぜひ皆さんに参加して欲しいですね!
自分を試す最高の舞台、枠にとらわれないアイデアで勝負
【編集部】世界大会のレベルの高さに驚いたというお話もありましたが、もしもう一度大会に参加するとしたら、挑戦や改善したいことはありますか?
【Toyoda】正直たくさんあります(笑)。ただそのなかでも特に思うのは、もっと自由な発想で考えれば良かったということですね。税務知識がほぼゼロの状態で参加したため「素人の考えることは的外れかもしれない」という無意識の思い込みから、正解を追い求め、自ら思考の枠を狭めていたように思います。固定観念に縛られてしまっていたと言えますね。
自分に限らず税務の知識がない状態で参加する人は陥りやすい課題なのかなと思います。サポーターのお二人が基礎から指導してくださるからこそ、逆に「ずれた回答をしてはいけない」という意識が働きやすいのかもしれません。
ですが、ほかの参加者のプレゼンテーションは、固定観念を打ち破り、彼ら自身の独自の思考を、力強く堂々と展開していました。その姿は魅力的でしたし、ひときわ輝いて見えました。もし次があるなら、実務のように正解を探し求める必要はなく多様な考えに触れて視野を広げられるこの貴重な舞台で、私のアイデアに込めた情熱を、審査員の皆様に感じていただきたいです。
社会を牽引する人材へ、YTPYで次世代のリーダーへの切符を手にしよう
【編集部】ここまでのお話を聞いているとYTPYでしか得られないメリットをたくさん感じましたが、実際に参加してみてメリットと感じられた部分はありますか?
【Toyoda】YTPYの真価は、教科書や座学では得られない「生きた学び」にこそあると感じています。日本の予選から世界大会までのプロセスでは、実に多様なバックグラウンドを持つ才能たちとの出会いがあります。一人ひとりが持つ個性や思考に触れられ、日常では得られない強い刺激を得て自身の視野を広げられました。
加えて、学び続けることの重要性や柔軟であることの価値に気付かせてくれたのもYTPYに参加したことでの大きな収穫です。
事実、YTPYに参加している期間中は、常に知識をインプットし続ける必要があり、学び続ける力を磨くことができました。また、個人の力で進めていくのではなく、多様な意見が飛び交うなかで最適解を模索する必要があり、環境の変化に適応しながら自らをアップデートし続ける力を獲得したと確信しています。ここで身に付いた力は、現在の実務においても揺るぎない基盤となっていると感じます。
【編集部】ただ座って勉強しているだけでは絶対に経験できないことをYTPYで経験することで、知識+経験のシナジー効果が生まれ、将来のキャリアの幅を広げられるんですね! また、実務で役立つスキルを学生の間に身に付けられれば即戦力としても活躍できると思うので、現段階でキャリアが明確ではない人も参加しておく価値はとてもありそうです!
サポーターのお二人に伺いたいのですが、変化し続ける社会に合わせて、求められるスキルやマインドは変わってくるかと思います。今後を担う若者たちに求めるスキルはどんなものがありますか?またそうしたスキルはYTPYでどう身に付いていくと思いますか?
【Tobias】私たちが若者たちに求めることは「ビジネスの機能をとらえ、税務に落とし込んで考える力」です。この力が備わっているかどうかを非常に重視しています。
YTPYでケーススタディや実際のプログラムに参加し、国際的なコンサルティングファームの内部を目の当たりにすることで、ビジネスを表面のサービスやプロダクトでなく機能や構造の観点から自分ごととして落とし込む力は付くと思います。
【Neil】現実的な話になりますが、YTPYに参加したという経験がキャリアを有利にさせることもあると思います。たとえばEYのグローバルプロジェクトに参加できたり、戦略コンサルなど他業界への就職・転職でも本質的な課題解決力やプレゼンテーションスキルを持つ人材として評価されることもあるでしょう。
もちろん、YTPYに参加して税務について学んだとしても必ずしも税務の道に進まないといけないわけではありません。深く向き合った結果自分に合わないと思ったら別の道に進めば良いのです。どんな道でも確実に活かせるような、普遍性のあるポータブルスキルを習得できることは間違いないと思いますよ。

「自分の殻を破り成長する」その強い覚悟を持った参加者をYTPYは待っている
【編集部】本日はありがとうございました。最後にYTPYに参加しようか迷っている就活生の皆さんにアドバイスやメッセージをお願いします!
【Kori】YTPYに参加することや優勝といった結果自体が最終的なゴールではないと感じていて、私にとって最も価値があったのは、その過程で出会った人とのつながりです。今振り返ってもYTPYの記憶のなかで最も鮮明に残っているのが、共に大会で切磋琢磨した仲間たちからの刺激です。
特にプレゼンテーションにおいて、参加者それぞれの個性が光る多様なアプローチに触れ、大変学びが多かったと記憶しています。緻密に構成された発表から、聞き手を惹き付けるユーモアあふれるスタイルなど、各々の持ち味が活かされており、感銘を受けました。
このような刺激をもらうことで、「この人たちに近づきたい」「もっと成長したい」という気持ちが芽生え、努力する動機になりました。それは今も、自分自身を高め成長させ続けるうえでの原動力になっていると思います。
さらに、EYのプロフェッショナルからは単なる評価ではなく、参加者のポテンシャルをさらに伸ばすことを目的とした温かくも建設的なフィードバックを受けることができます。このような環境が用意されていることは、YTPYの大きな魅力と言えますね。
誰しも自分の力が試されることには恐怖心を感じるのではないでしょうか。実際私もそうでしたし、参加に迷う気持ちもありました。
ですが、今の自分に満足できていない、コンフォートゾーンを抜け出したい、そういった思いがある方には、YTPYは素晴らしいきっかけになるはずです。また、現時点で税務分野への関心が明確でない方にとっても、自身の将来を考えるうえで、絶好の機会になると思います。この大会に出ることで得られる価値をぜひご自身で体験していただきたいですね。
【Toyoda】私も郡さんと同様にYTPYに参加することの真価は勝敗ではないと思っています。私が国内の本選に参加した際は15名ほどの参加者が集いましたが、アイスブレイクなどで交流をした際に各々のバックグラウンドについて話をしました。
当たり前ですが、全員が異なる経験をしてきているので、非常に興味深い話を多く聞くことができました。そこで得たつながりは、何物にも代えがたい経験だと言えます。
少しでも興味があれば、挑戦してみる価値は大いにあると思うので、ぜひ参加してほしいなと思います。
【Neil】そうですね、あれこれ考えるよりも、とにかくやってみることです。難しく考える必要はありません。 合言葉は『Just Do It』ですね。
【Tobias】ためらう必要は全くありません。私たちEYとしては、学生の皆さんにぜひ挑戦してほしいと強く願っていますし、少なくとも日本の大会には参加してほしく思います。
一見ニッチな分野ではありますが、英語に苦手意識がなく、金融や経済、ビジネスを学んだことがある人にとっては自分を試してみる良い機会だと思います。大切なのは「挑戦してみたい」「ベストを尽くそう」という気持ちです。自分には難しい挑戦かもしれないと尻込みしないでほしいのです。
YTPYに参加することで最終的に勝敗はつきますが、大切なのはそこではなく、挑戦することです。誰もが立てるわけではない舞台に挑戦すること、この挑戦自体が計り知れない価値を持つと思います。
YTPYでハイレベルな仲間と出会い、第一線で活躍するプロフェッショナルからフィードバックを受け、そして聞く人の心を動かすプレゼンテーションスキルを身に付ける絶好の機会を逃してほしくありません。
YTPYで得たものは、生涯役立つスキルばかりであり、あなたがどんなキャリアを選んだとしても、揺るぎない自信となって、あなたを支え続けます。
また過去の参加者は、ほぼ全員がEYでのインターンや雇用のオファーを受けています。EY志望者にとっても間違いなくチャンスが広がる非常に良い機会だと思うので、ぜひ前向きに検討してほしいです。
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